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透明の熱

[明朝体]_____毎日、同じことをこの世界は繰り返している。
いや、私の世界だけ、か。いや、彼女も。
◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊

私は、この町に最近引っ越してきた。東京より煌びやかではなくて、どこかの田舎よりかは田舎ではない。そんな中途半端な町に引っ越してきたのだ。
高校は星造(せいぞう)高校。その学校に、面白い人はいないようだった。ある程度友達と呼べる人はいるが、ある程度である。
だから毎日同じことを繰り返していると思うのだ。
「っねぇ真優!そんな考え事して、どうしたの?早く帰らないと、もうチャイム鳴るよ!」
「ううん。大丈夫だよ沙良。じゃ、早くいこう。」
「うん!」
◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊
沙良と別れて、早5分。
私のように転校生は来ないのか。と思いながら帰り道、なんだか明日が楽しみになってきた。なぜだろう。私は期待に胸を膨らませて家のドアを開けた。
◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊◊
次の日、私の予感は当たったんだ。と思った。
「星宮 翠です。よろしくお願いします。」
転校生。落ち着いた感じで、いかにも優等生らしい。
その予想も当たっていた。運動神経抜群、成績優秀、優良。本当に優等生だった。面白いかな、と思って声をかけた。
自己紹介をしたときは風が吹いていて髪で顔がよく見えなかったけれど、見てみるととても美人。
放課後。私は星宮さんの隣で彼女を見つめた。
私の心の中は熱くなってチョコのように、とろとろに、溶けていく。それにつれて顔も赤くなり、心配される始末。
そこから数秒経って、自分が恋をしたのだと気づいた。女の子が女の子に?本当にいいの?そう思えば思うほど、心が
重くなる。こんな美人さん、自分には不釣り合いだ、と自分を罵る。

でも、けれど、星宮さんは、こう言った。こう言ってくれたんだ。
「一目惚れ、しちゃった...」
え...。心の中でも本当にそんなこと言った?え?と困惑。でも、彼女の顔を見ると彼女も、赤らめた顔だった。
「...っ」
お互いが頬を赤らめて、沈黙が続いた。星宮さんは何で今こんなこと言ったんだ?
「急にごめん。私は、貴方を見た瞬間、一目惚れしてしまった。ほんとに、ほんとに、ごめん。」
泣きそうで笑いそうな彼女の顔は美人なのが駄目になってしまうくらいくしゃくしゃだった。
「こた、え...は」
私は泣きながら、透明な熱を背負って。
もちろん言うことは、決まっている。/明朝体]

作者メッセージ

一時間で作ったのでおかしいところがあるかもしれませんが、ぜひコメントお願いします!

2024/05/11 17:27

珈琲まり.
ID:≫ 9e/wdn0K4ormc
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