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届かない距離

#2

距離と誤解

昼休みの教室は、いつもより少し騒がしかった。
ひよりの周りには、友達が集まっていて、笑い声が絶えない。
でも、ひよりの視線は、教室の隅にいる悠真を何度も追っていた。
悠真は、同じクラスの女子と話していた。
楽しそうに笑う彼の表情が、ひよりの胸をざわつかせる。
「…あの子、悠真くんと仲いいよね」
友達の何気ない一言が、ひよりの心に刺さる。
言葉にできない不安が、じわじわと広がっていく。
放課後、ひよりは校舎裏のベンチに座っていた。
風が髪を揺らし、空は少し曇っていた。
「…なんで、こんなに気になるんだろう」
自分でもわからない。
ただ、悠真が誰かと笑っているだけで、胸が苦しくなる。
そのとき、足音が近づいてきた。
振り返ると、クラスの男子が立っていた。
「藤咲さん、ちょっと話してもいい?」
彼は、少し緊張した面持ちで、ひよりの前に立った。
「ずっと前から、好きでした。よかったら、返事を聞かせてほしい」
突然の告白。
ひよりは驚きながらも、すぐに答えられなかった。
その場にいた悠真が、遠くからその様子を見ていた。
目が合った瞬間、ひよりは彼の表情に、ほんの少しの動揺を感じた。
でも、悠真は何も言わず、すぐに視線をそらして歩き去っていった。
——どうして、何も言ってくれないの?
ひよりの胸に、言葉にならない思いが渦巻いていた。

作者メッセージ

第2章!
ほんとは毎日1回投稿にしようと思ったのですが…
やはり書きたくなってしまいました!
次のお話も見てくれると嬉しいです!

2025/10/07 22:22

Karen
ID:≫ 61HXE6WKDbwGM
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