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こちらの作品はホラーになっております。
ホラーが苦手な人は、読むのを辞めることをお勧めします。
昼休み、悠真は図書室にいた。
昨日の黒板の言葉――「ぼくの名前、思い出して」――が頭から離れなかった。
「名前を思い出すって、どういうことなんだ……」
図書室の奥、怪談や都市伝説の棚を探していると、ひなたがやってきた。
「悠真、ここにいたんだ。ねえ、七不思議クラブって知ってる?」
「七不思議クラブ?」
「うん。学校の怪談を調べてる人たちが集まってるんだって。放課後、旧図書室で活動してるらしいよ」
悠真は、昨日の日記帳のことを思い出した。
もし“名前を奪う怪異”が本当にいるなら、そういうクラブなら何か知っているかもしれない。
放課後、ひなたと一緒に旧図書室へ向かった。
そこは、今は使われていないはずの部屋。けれど、扉の隙間から光が漏れていた。
「……入ってみよう」
扉を開けると、そこには3人の生徒がいた。
その中のひとりが、静かにこちらを見た。
「君たち、怪異に巻き込まれたの?」
そう言ったのは、[太字]三谷蓮[/太字]。
無口で、どこか影のある男子。図書室でよく見かける生徒だった。
「昨日、黒板に名前が刻まれてて……それから、日記帳が……」
悠真が話すと、蓮はうなずいた。
「それ、“名前喰い”だよ。学校に伝わる七不思議のひとつ。名前を忘れられた生徒の怨念が、他人の名前を奪って存在を保とうとする怪異」
「……そんなの、本当にいるの?」
「いるよ。僕の兄も、それに名前を奪われかけた」
蓮の目は真剣だった。
悠真は、日記帳を取り出した。蓮はそれを見て、静かに言った。
「この日記……たぶん、あの子のものだ。数年前に失踪した生徒の」
「失踪……?」
「誰もその子の名前を覚えていない。記録も消えてる。でも、僕は覚えてる。あの子は、確かにここにいた」
悠真は、胸の奥がざわついた。
この怪異は、ただの恐怖じゃない。誰かの“存在”を守るための叫びなのかもしれない。
「僕、その子の名前を探したい。思い出して、終わらせたい」
蓮はうなずいた。
「じゃあ、七不思議クラブへようこそ。君の記憶が、誰かを救うかもしれない」
昨日の黒板の言葉――「ぼくの名前、思い出して」――が頭から離れなかった。
「名前を思い出すって、どういうことなんだ……」
図書室の奥、怪談や都市伝説の棚を探していると、ひなたがやってきた。
「悠真、ここにいたんだ。ねえ、七不思議クラブって知ってる?」
「七不思議クラブ?」
「うん。学校の怪談を調べてる人たちが集まってるんだって。放課後、旧図書室で活動してるらしいよ」
悠真は、昨日の日記帳のことを思い出した。
もし“名前を奪う怪異”が本当にいるなら、そういうクラブなら何か知っているかもしれない。
放課後、ひなたと一緒に旧図書室へ向かった。
そこは、今は使われていないはずの部屋。けれど、扉の隙間から光が漏れていた。
「……入ってみよう」
扉を開けると、そこには3人の生徒がいた。
その中のひとりが、静かにこちらを見た。
「君たち、怪異に巻き込まれたの?」
そう言ったのは、[太字]三谷蓮[/太字]。
無口で、どこか影のある男子。図書室でよく見かける生徒だった。
「昨日、黒板に名前が刻まれてて……それから、日記帳が……」
悠真が話すと、蓮はうなずいた。
「それ、“名前喰い”だよ。学校に伝わる七不思議のひとつ。名前を忘れられた生徒の怨念が、他人の名前を奪って存在を保とうとする怪異」
「……そんなの、本当にいるの?」
「いるよ。僕の兄も、それに名前を奪われかけた」
蓮の目は真剣だった。
悠真は、日記帳を取り出した。蓮はそれを見て、静かに言った。
「この日記……たぶん、あの子のものだ。数年前に失踪した生徒の」
「失踪……?」
「誰もその子の名前を覚えていない。記録も消えてる。でも、僕は覚えてる。あの子は、確かにここにいた」
悠真は、胸の奥がざわついた。
この怪異は、ただの恐怖じゃない。誰かの“存在”を守るための叫びなのかもしれない。
「僕、その子の名前を探したい。思い出して、終わらせたい」
蓮はうなずいた。
「じゃあ、七不思議クラブへようこそ。君の記憶が、誰かを救うかもしれない」