閲覧前に必ずご確認ください
初心者文章です。
実際の人物・団体・建物・事件・ニュース・地名などには関係ありません。
「ちぇー、フブキ様、フブキ様ってよぉ、モテるアイツが羨ましいぜ」
小声でつぶやく俺は[漢字]春野 港[/漢字][ふりがな]はるのみなと[/ふりがな]。
今話題で持ちきりの雪羽風舞輝の隣のクラス。
何もしなくてもモテるアイツと何かと努力してるのにモテない俺。
はぁ。世の中不公平だなぁ…
そうため息をつくと、列が進み始めた。
大きな講堂は、吹奏楽の音が響き渡っていてお祝いムード一色だった。
入学式で先に座っていた女子生徒が、
「あの人じゃない?雪羽先輩」と言った。
ただ、興味なさそうにアイツは過ぎ去っていった。
それに対して女子は、「キャー、クールな所も素敵!」と言っていた。
あーあ。俺も人生で一回は「キャー!ミナト様〜!」とか言われてみたいものだ。
そんなことを考えていたら、
「あの人さっきからずっとこっち見てない?」
「ね〜、気持ち悪い」
と言われてしまった。
ハイハイ、俺にモテ期なんて来ませんよ―だ。
半分幼稚園児のように拗ねながら、俺は席に座った。
眼鏡をかけてて、吊り目で話しかけづらい。
それでいつも一人で居たらいじめられるようになって、中学まで苦しんでいた。
だから遠方のこの学校までわざわざ引っ越してまで通っているのだ。
人生まだまだこれから!モテモテで派手派手な陽キャライフを送るぞ〜!
なんて意気込んでたのに、入学した途端この仕打ち。
もしかしたら何よりも辛いのはこのぼっち生活だったりして。トホホ。
そんな感じで陰キャライフを送ること1年。あっというまに1年は過ぎ去った。
友達作りも何もできないままだ。
ああ…俺の人生オワタ。泣きたい。ぴえん…なんて流石に古いか。
独りでに思ったことを心の中で語り、大して中身のない回想をして、
俺が自嘲気味に笑った所でアナウンスが入った。
【これより、第69回浜桜高校入学式を始めます。では、在校生起立!国歌並びに校歌斉唱】
もはや式系統ではお決まりの国歌を歌い、校歌を歌う。
『浜風吹く学び舎に 高らかに飛べ 我が志よ 桜は芽吹き 我らの糧となる
今こそ飛び立て 浜桜高校』
今考えても、飛べ飛べ言い過ぎでは…と思いつつ校歌を歌い終える。
【在校生着席!新入生起立!新入生の宣言。代表の生徒はステージへ来てください】
この学校では、入学式の時に「新入生の宣言」という者が呼ばれる。
言うなればスポーツの選手宣誓のようなもので、毎年同じ文章を読む。
去年はまあ、あの雪羽 風舞輝が読んだんだよな…
そんなことを考えている間にも、代表の生徒はマイクで宣言の準備をしていた。
『宣誓!私達新入生は、この高校で精一杯学び、美しい大人となって巣立つことをここに宣言します!』
この学校の校訓は、
「桜の花のように美しく」
「桜の枝のようにしなやかに」
「浜風にも負けぬ精神で」
だ。そのため、美しい大人という言葉があるらしい。
宣言が終わると大きな拍手が巻きおこった。
【では次に、校長より祝辞です】
長い長い校長先生の祝辞が始まった。
やることもなく俺は天井のライトを見つめていた。
ゆらゆら、ぱたぱた…
視線がだんだんぼやけていって、頭がボーッとしてくる。
はぁ…この話、いつまで続くんだろう?
俺はまだ知らなかった。
あの時、後ろにアイツが居たって事を。
そして…
これからあんなに大きい事件に巻き込まれるって事を…
小声でつぶやく俺は[漢字]春野 港[/漢字][ふりがな]はるのみなと[/ふりがな]。
今話題で持ちきりの雪羽風舞輝の隣のクラス。
何もしなくてもモテるアイツと何かと努力してるのにモテない俺。
はぁ。世の中不公平だなぁ…
そうため息をつくと、列が進み始めた。
大きな講堂は、吹奏楽の音が響き渡っていてお祝いムード一色だった。
入学式で先に座っていた女子生徒が、
「あの人じゃない?雪羽先輩」と言った。
ただ、興味なさそうにアイツは過ぎ去っていった。
それに対して女子は、「キャー、クールな所も素敵!」と言っていた。
あーあ。俺も人生で一回は「キャー!ミナト様〜!」とか言われてみたいものだ。
そんなことを考えていたら、
「あの人さっきからずっとこっち見てない?」
「ね〜、気持ち悪い」
と言われてしまった。
ハイハイ、俺にモテ期なんて来ませんよ―だ。
半分幼稚園児のように拗ねながら、俺は席に座った。
眼鏡をかけてて、吊り目で話しかけづらい。
それでいつも一人で居たらいじめられるようになって、中学まで苦しんでいた。
だから遠方のこの学校までわざわざ引っ越してまで通っているのだ。
人生まだまだこれから!モテモテで派手派手な陽キャライフを送るぞ〜!
なんて意気込んでたのに、入学した途端この仕打ち。
もしかしたら何よりも辛いのはこのぼっち生活だったりして。トホホ。
そんな感じで陰キャライフを送ること1年。あっというまに1年は過ぎ去った。
友達作りも何もできないままだ。
ああ…俺の人生オワタ。泣きたい。ぴえん…なんて流石に古いか。
独りでに思ったことを心の中で語り、大して中身のない回想をして、
俺が自嘲気味に笑った所でアナウンスが入った。
【これより、第69回浜桜高校入学式を始めます。では、在校生起立!国歌並びに校歌斉唱】
もはや式系統ではお決まりの国歌を歌い、校歌を歌う。
『浜風吹く学び舎に 高らかに飛べ 我が志よ 桜は芽吹き 我らの糧となる
今こそ飛び立て 浜桜高校』
今考えても、飛べ飛べ言い過ぎでは…と思いつつ校歌を歌い終える。
【在校生着席!新入生起立!新入生の宣言。代表の生徒はステージへ来てください】
この学校では、入学式の時に「新入生の宣言」という者が呼ばれる。
言うなればスポーツの選手宣誓のようなもので、毎年同じ文章を読む。
去年はまあ、あの雪羽 風舞輝が読んだんだよな…
そんなことを考えている間にも、代表の生徒はマイクで宣言の準備をしていた。
『宣誓!私達新入生は、この高校で精一杯学び、美しい大人となって巣立つことをここに宣言します!』
この学校の校訓は、
「桜の花のように美しく」
「桜の枝のようにしなやかに」
「浜風にも負けぬ精神で」
だ。そのため、美しい大人という言葉があるらしい。
宣言が終わると大きな拍手が巻きおこった。
【では次に、校長より祝辞です】
長い長い校長先生の祝辞が始まった。
やることもなく俺は天井のライトを見つめていた。
ゆらゆら、ぱたぱた…
視線がだんだんぼやけていって、頭がボーッとしてくる。
はぁ…この話、いつまで続くんだろう?
俺はまだ知らなかった。
あの時、後ろにアイツが居たって事を。
そして…
これからあんなに大きい事件に巻き込まれるって事を…