うつもめリィアです!
………はい。すみません。三日過ぎております。
ちょうど家のWi-Fiの交換があったんです。すみません。そもそもノベルケイク開けなかったんです。
まあ言い訳は置いといて、今日(しおとといな)は明太子パスタを食べました。
明太子パスタを、「二階堂が落ち込んで泣いちゃった日のハムニカ未満」の夜ご飯にします。
時系列的には、高校卒業前くらいのまだくっついてないハムニカ未満………?未満じゃないかも……?
途中から主にハムテル目線で話が進みます。
ハムテル→二階堂に近いです。
二階堂が他の女の子のこと好きだった描写があります。
それでは、いただきます!
なんとも言えないいい匂いが、ハムテルの鼻を掠めた。
「二階堂、そろそろできるぞ」
「……っ、………ありがとう」
いつも表情がコロコロと変わる二階堂だが、今日は泣いてしまっている。
これにはハムテルも驚いたのだが、学校が終わり、別れてからハムテルが家につき、課題をしていると、二階堂が訪ねてきた。それはいつものことだが、ドアを開けた瞬間二階堂がハムテルに抱きついて大泣きし始めたのだ。
理由は簡単だ。
二階堂がずっと、もう2年前くらいから好きな女の子に、計画を何ヶ月もかけてハムテルと立て、勇気をもう本当に振り絞って告白したが、失敗に終わった。
しかもその女の子が優しく、フりながらも二階堂を傷つけないよう気遣っていたのが余計に堪えた。
とりあえずハムテルが作る予定だった明太子パスタを二人分に変更し、今日は二階堂を泊めることにしたのだが。
「……大丈夫か?」
「………っ、…いや……」
ハムテルが本日何回目かわからない「大丈夫か?」を言った。
全く表情が変わらないように見えて、これでいてハムテルもかなり焦っている。
おばあさんは嘘泣きは常習犯だがこれ程のガチ泣きは滅多にないので、人のガチ泣きに立ち会う機会があまりないのだ。
慣れた手つきだが、どこかぎこちなく明太子パスタを二人分皿に盛った。
「…ほら。とりあえず食って元気を出そう」
フォークと共に明太子パスタを二階堂の前に置いた。
「……うぅ、ありがとうなハムテル〜」
二階堂が泣いている。
いつも明るく、輝くような笑顔で自分を見つめている二階堂が。
その様に、どこかドキドキしてしまう自分もいる。
でもきっとそれはいけないことで、二階堂にも自分にも迷惑をかける。
そんなの御免だ。
正体もろくに判らない感情で勝手に突っ走って、二階堂に迷惑がかかるなんて。
二階堂とは今まで通り、仲の良い友達同士でいよう。
ハムテルはそう思いながら、明太子パスタを一口食べた。
まあ美味しい。
料理は下手な方じゃない。
そこまでうまいわけでもないけど。
「二階堂、うまいか」
いつもなら会話がすらすらと出てくるのに、こんなぎこちない会話しか出てこない。
「………うん、ありがとう」
その声もやっぱり、ハムテルの胸を締め付けた。
そんなこと言わないで欲しい。
これ以上この感情が強まるようなこと、言わないでほしい。
もう何も、行動しないって決めたんだから。
「……明太子パスタは、1960年ごろに、「壁の穴」というスパゲッティ専門店で、[漢字]千葉馨[/漢字][ふりがな]ちばかおる[/ふりがな]が店にキャビアを持ってって、これでパスタを作ってくれって頼んだことから、その店の店主がキャビアから連想して生まれたらしい。」
「……?」
気持ちをかき消すために、どうってことない本で見た話を話す。
二階堂は案の定、驚きで濡れたまつ毛に囲まれた目を精一杯見開いていた。
「…これはたらこパスタの話なんだが、たらこと明太子の違いは調味料が塗ってあるかどうかだから、大差ないだろ?」
フォークを手に取り、話は終わったとばかりにパスタを口に運ぶ。
冷たくはない。いつもお互いにこんなものだ。
どうってことない、どこにでもいる男子高校生の仲良し二人のノリ。
………どこにでもある普通のノリ。
「……っ、はは、なんだそれっ」
…………普通のノリ。
……だから…………
「はははっ、おかしいだろ、この雰囲気でその話し出すの」
………だから、だから………
「ははははっ………ありがとな、ハムテル。……気、使ってくれたんだろ。………ちょっと、元気になった」
……だから、少しでもそれから外れてしまったら、こんな感情、抱いてしまったら、もう止まれない。
二階堂の笑顔が眩しく目に映った。
いつもの明るい笑顔。
頬を濡らした涙さえ、この笑顔を際立たせる宝石だ。
フォークを置き、二階堂の笑顔を見据えた。
うるさくなる心臓は、早く早くと急き立てる。
この笑顔を僕のものにしたい。
離れないようにしたい。
僕はこの男が、二階堂明夫が……
好きだ。
「………二階堂」
………はい。すみません。三日過ぎております。
ちょうど家のWi-Fiの交換があったんです。すみません。そもそもノベルケイク開けなかったんです。
まあ言い訳は置いといて、今日(しおとといな)は明太子パスタを食べました。
明太子パスタを、「二階堂が落ち込んで泣いちゃった日のハムニカ未満」の夜ご飯にします。
時系列的には、高校卒業前くらいのまだくっついてないハムニカ未満………?未満じゃないかも……?
途中から主にハムテル目線で話が進みます。
ハムテル→二階堂に近いです。
二階堂が他の女の子のこと好きだった描写があります。
それでは、いただきます!
なんとも言えないいい匂いが、ハムテルの鼻を掠めた。
「二階堂、そろそろできるぞ」
「……っ、………ありがとう」
いつも表情がコロコロと変わる二階堂だが、今日は泣いてしまっている。
これにはハムテルも驚いたのだが、学校が終わり、別れてからハムテルが家につき、課題をしていると、二階堂が訪ねてきた。それはいつものことだが、ドアを開けた瞬間二階堂がハムテルに抱きついて大泣きし始めたのだ。
理由は簡単だ。
二階堂がずっと、もう2年前くらいから好きな女の子に、計画を何ヶ月もかけてハムテルと立て、勇気をもう本当に振り絞って告白したが、失敗に終わった。
しかもその女の子が優しく、フりながらも二階堂を傷つけないよう気遣っていたのが余計に堪えた。
とりあえずハムテルが作る予定だった明太子パスタを二人分に変更し、今日は二階堂を泊めることにしたのだが。
「……大丈夫か?」
「………っ、…いや……」
ハムテルが本日何回目かわからない「大丈夫か?」を言った。
全く表情が変わらないように見えて、これでいてハムテルもかなり焦っている。
おばあさんは嘘泣きは常習犯だがこれ程のガチ泣きは滅多にないので、人のガチ泣きに立ち会う機会があまりないのだ。
慣れた手つきだが、どこかぎこちなく明太子パスタを二人分皿に盛った。
「…ほら。とりあえず食って元気を出そう」
フォークと共に明太子パスタを二階堂の前に置いた。
「……うぅ、ありがとうなハムテル〜」
二階堂が泣いている。
いつも明るく、輝くような笑顔で自分を見つめている二階堂が。
その様に、どこかドキドキしてしまう自分もいる。
でもきっとそれはいけないことで、二階堂にも自分にも迷惑をかける。
そんなの御免だ。
正体もろくに判らない感情で勝手に突っ走って、二階堂に迷惑がかかるなんて。
二階堂とは今まで通り、仲の良い友達同士でいよう。
ハムテルはそう思いながら、明太子パスタを一口食べた。
まあ美味しい。
料理は下手な方じゃない。
そこまでうまいわけでもないけど。
「二階堂、うまいか」
いつもなら会話がすらすらと出てくるのに、こんなぎこちない会話しか出てこない。
「………うん、ありがとう」
その声もやっぱり、ハムテルの胸を締め付けた。
そんなこと言わないで欲しい。
これ以上この感情が強まるようなこと、言わないでほしい。
もう何も、行動しないって決めたんだから。
「……明太子パスタは、1960年ごろに、「壁の穴」というスパゲッティ専門店で、[漢字]千葉馨[/漢字][ふりがな]ちばかおる[/ふりがな]が店にキャビアを持ってって、これでパスタを作ってくれって頼んだことから、その店の店主がキャビアから連想して生まれたらしい。」
「……?」
気持ちをかき消すために、どうってことない本で見た話を話す。
二階堂は案の定、驚きで濡れたまつ毛に囲まれた目を精一杯見開いていた。
「…これはたらこパスタの話なんだが、たらこと明太子の違いは調味料が塗ってあるかどうかだから、大差ないだろ?」
フォークを手に取り、話は終わったとばかりにパスタを口に運ぶ。
冷たくはない。いつもお互いにこんなものだ。
どうってことない、どこにでもいる男子高校生の仲良し二人のノリ。
………どこにでもある普通のノリ。
「……っ、はは、なんだそれっ」
…………普通のノリ。
……だから…………
「はははっ、おかしいだろ、この雰囲気でその話し出すの」
………だから、だから………
「ははははっ………ありがとな、ハムテル。……気、使ってくれたんだろ。………ちょっと、元気になった」
……だから、少しでもそれから外れてしまったら、こんな感情、抱いてしまったら、もう止まれない。
二階堂の笑顔が眩しく目に映った。
いつもの明るい笑顔。
頬を濡らした涙さえ、この笑顔を際立たせる宝石だ。
フォークを置き、二階堂の笑顔を見据えた。
うるさくなる心臓は、早く早くと急き立てる。
この笑顔を僕のものにしたい。
離れないようにしたい。
僕はこの男が、二階堂明夫が……
好きだ。
「………二階堂」