文字サイズ変更

君の親友①

微風が吹いていた。
金髪の少年は、木陰に座り込み、本を開いた。
「あれが、奇才・バデーニ…………」
「あの子が入ったことで、あの私塾もかなり有名になったよね……」
ここらで聞こえてくる話は皆彼のものだ。
バデーニは本の頁をめくった。
(ここ、〇〇〇〇が言ってたところだ……)
頁の端を軽く折り、本を閉じていてもわかるようにする。
バデーニは、彼の親友である〇〇〇〇のことを考えていた。
バデーニがまだ短い生涯で初めて発表する論文。
その論文作りに、一番協力してくれているのが彼だ。
細かい雑用からバデーニが忙しい時の観測、論文に対する意見まで彼の協力なしには発表できない程協力してくれている。
きっとこれからも、自分のそばには〇〇〇〇がいる。
自分が共同研究できるのは、きっと〇〇〇〇だけだろう。
バデーニは満足そうに本を閉じた。
「おっ、バデーニー!」
いつもの声が聞こえてきた。
顔を上げると、〇〇〇〇が嬉しそうな顔で手をブンブン振りながら走ってきていた。
「〇〇〇〇」
バデーニも嬉しそうに立ち上がり、私塾に向かって歩き出した。
このままずっと、こうやって大人になっても、二人で楽しく、穏やかに勉強する日が過ぎていくのだ。
そう思っていた。

「〇〇〇〇…?」
どうやらそれは、バデーニだけだったらしい。

作者メッセージ

こんにちは、うつもめリィアです!
読んでくれてありがとうございました!
今回は二本立てになっております。シリーズ化するほどの長さでもないなと思ったので短編を①、②に分けるという構成にしました。(書き終わってから「えっこれシリーズじゃなくて短編にしてたの」と気づいたわけではありません。)
〇〇〇〇君の名前の〇の数が4個なのは、「ラファウ」しかり、「オクジー」しかり、四文字の名前多いなと思ったので四文字が名前によくある数なのかなーと思って四文字にしました。
最近チに限らずいろんなジャンルの二次創作で、「健全まとめ」と書いてあると「不健全まとめ」もあるのかとドキッとしてしまいます。
あと公式でバデーニさんの「よしッ!よしッ!よしッ!」のところで効果音が一発で「ドガ」なの破壊力エグいなと思いました。
今回は、バデーニさんの親友の話です!
親友に論文ができるまで協力させたのは、「元々は協力して論文ができても祝福するつもりだったけど論文を読んで自分とバデーニの実力の違いに嫉妬してのこと」なのか、「元々裏切る気で論文をとっとと完成させる&自分の信頼を作っておくために論文に協力した」のどちらかのつもりで書いております。
バデーニさんも、何か動機がなきゃあんなに必死に特別を追い求めることってそうそうないよなと思いました。(特に修道院時代)
また次の小説もぜひ見てください!

2025/11/04 20:13

うつもめリィア
ID:≫ 948iMydcEcc9o
コメント

クリップボードにコピーしました

この小説につけられたタグ

捏造設定チ。バデーニ

通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

どういった部分が元作品と類似しているかを具体的に記入して下さい。

※できるだけ具体的に記入してください。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
タイトル
URL

この小説の著作権はうつもめリィアさんに帰属します

この小説は、題材となった原作、人物、それに関わる団体等と一切関係ありません

TOP