加奈「遥香、ね。いい名前〜」
7人に囲まれ、何か取り調べでも受けられているのかぐらいの緊張感が場に流れる。
最初に口を開いたのは加奈さんで、それを皮切りにどんどん質問が飛んでくる。
「どこ出身?」「大学は?」「好きな食べ物は?」
など、テンプレのような質問ばっかりだ。
私はなんでこんなに緊張感が漂っているのか分からない。
そもそも新人が来たってだけでこんなんなります!?
そーっと周りを見渡す、その時。
加奈「ハァー………あの、」
加奈さんがこちらに目を合わせてきた。
何事、と少し後ろに下がる。
……だけど何も言わずにめっちゃ近付いてくるんだが…………。
遥香「あっ、あの――、」
加奈「恋愛経験ある!?告白したとかされたとか付き合ったことあるとか――」
……っえ?
脳内フリーズする。
今言われたことをざっと流してみる。
遥香「…え今なんて?」
私の答えに、加奈さん含め全員ががっくりと項垂れた。
[水平線]
「やっぱかー。このコンビニ呪いでもかかってる?」
加奈「ちょ副店?まだ決まった訳じゃ―――」
遥香「恋愛なんてとっくに諦めてますよー。」
少しだけ見出した希望の光が、雲によって覆われた。
「諦め」という、分厚い積乱雲に。
遥香は「じゃそういうことで。他なんかありますか?……あ、このコンビニの事教えて欲しいんですけど…」
と無理やり終わらせたような、感情が読み取れない声で終わらせた。
「…やっぱ呪いかかってる………」
「副店は影響されすぎですよ」
そんなやり取りを横目に結以の方へ向く。
だろうなーと、想定内だったのか深くは思ってなさそうだ。
……と、言っても……
このコンビニの事教えて欲しいです、と言われましても教えれることなんて何もない。
まぁ、言えるとしたら―――。
私は遥香以外の全員に目配せをする。
みんな分かっているだろうな。
若干表情がすこーし歪んだと思うけどそんなん知らね。
加奈「言えるとしたら、ここに居る全員が恋愛を諦めてるって事かな。」
私は「え?」と声を出した遥香に目を向ける。
………どうか、まだ心の底は諦めていませんようにと、………遥香除く、全員の願いを込めて。
7人に囲まれ、何か取り調べでも受けられているのかぐらいの緊張感が場に流れる。
最初に口を開いたのは加奈さんで、それを皮切りにどんどん質問が飛んでくる。
「どこ出身?」「大学は?」「好きな食べ物は?」
など、テンプレのような質問ばっかりだ。
私はなんでこんなに緊張感が漂っているのか分からない。
そもそも新人が来たってだけでこんなんなります!?
そーっと周りを見渡す、その時。
加奈「ハァー………あの、」
加奈さんがこちらに目を合わせてきた。
何事、と少し後ろに下がる。
……だけど何も言わずにめっちゃ近付いてくるんだが…………。
遥香「あっ、あの――、」
加奈「恋愛経験ある!?告白したとかされたとか付き合ったことあるとか――」
……っえ?
脳内フリーズする。
今言われたことをざっと流してみる。
遥香「…え今なんて?」
私の答えに、加奈さん含め全員ががっくりと項垂れた。
[水平線]
「やっぱかー。このコンビニ呪いでもかかってる?」
加奈「ちょ副店?まだ決まった訳じゃ―――」
遥香「恋愛なんてとっくに諦めてますよー。」
少しだけ見出した希望の光が、雲によって覆われた。
「諦め」という、分厚い積乱雲に。
遥香は「じゃそういうことで。他なんかありますか?……あ、このコンビニの事教えて欲しいんですけど…」
と無理やり終わらせたような、感情が読み取れない声で終わらせた。
「…やっぱ呪いかかってる………」
「副店は影響されすぎですよ」
そんなやり取りを横目に結以の方へ向く。
だろうなーと、想定内だったのか深くは思ってなさそうだ。
……と、言っても……
このコンビニの事教えて欲しいです、と言われましても教えれることなんて何もない。
まぁ、言えるとしたら―――。
私は遥香以外の全員に目配せをする。
みんな分かっているだろうな。
若干表情がすこーし歪んだと思うけどそんなん知らね。
加奈「言えるとしたら、ここに居る全員が恋愛を諦めてるって事かな。」
私は「え?」と声を出した遥香に目を向ける。
………どうか、まだ心の底は諦めていませんようにと、………遥香除く、全員の願いを込めて。