保健室
佐藤は眠ったまま
先生たちは「体調不良」で片づけている
かな「...絶対違うのに」
凛「...騒ぎになるよりはいい」
窓の外は、夕焼け
かなはふと、寒気を感じた
かな「...!」
視線
誰かに、見られている
かなは勢いよく振り向く
校舎向かいの古い特別棟
その屋上
黒い人影が立っていた
かな「...誰」
顔は見えない
でも
その人物は、ゆっくり手を上げる
まるで——気づいていたみたいに
凛「...かな?」
かな「いたの...誰か」
凛も見る
けれど、その瞬間
影が消える
凛「...消えた」
かなの背中に冷たい汗が流れる
するとインカムが鳴る
クロ『かな、今すぐそこ離れろ』
かな「え...?」
クロ『そいつ、こっちを観察してる』
凛「...敵?」
数秒の沈黙
そしてクロは低く言った
クロ『...たぶんな』
夕焼けの校舎
誰もいない屋上
でもかなは確信していた
——あの目は、確かに自分を見ていた
続く...
佐藤は眠ったまま
先生たちは「体調不良」で片づけている
かな「...絶対違うのに」
凛「...騒ぎになるよりはいい」
窓の外は、夕焼け
かなはふと、寒気を感じた
かな「...!」
視線
誰かに、見られている
かなは勢いよく振り向く
校舎向かいの古い特別棟
その屋上
黒い人影が立っていた
かな「...誰」
顔は見えない
でも
その人物は、ゆっくり手を上げる
まるで——気づいていたみたいに
凛「...かな?」
かな「いたの...誰か」
凛も見る
けれど、その瞬間
影が消える
凛「...消えた」
かなの背中に冷たい汗が流れる
するとインカムが鳴る
クロ『かな、今すぐそこ離れろ』
かな「え...?」
クロ『そいつ、こっちを観察してる』
凛「...敵?」
数秒の沈黙
そしてクロは低く言った
クロ『...たぶんな』
夕焼けの校舎
誰もいない屋上
でもかなは確信していた
——あの目は、確かに自分を見ていた
続く...
- 1.お仕事は明日から
- 2.私のアジト
- 3.私の専用武器
- 4.最初のお仕事
- 5.私の夜
- 6.私の学校-ホームルーム編-
- 7.私の学校-2-
- 8.アジトへのご挨拶前
- 9.お部屋の紹介
- 10.この場所、嫌いじゃないかも
- 11.夕焼け色の帰り道
- 12.夕焼けの向こうに、まだ帰れない
- 13.静かな朝に帰りたい場所
- 14.放課後までの、長い朝
- 15.凛の放課後
- 16.帰る場所がある暗殺者
- 17.影に溶ける心臓
- 18.夜の向こう側へ
- 19.影がほどける夜
- 20.普通って、こんなににぎやか
- 21.普通のフリをした夜へ
- 22.影が戻る場所
- 23.静かな灯りの中で
- 24.ただいまの、その先で
- 25.気づいてしまった違和感
- 26.近づく距離、隠せない影
- 27.影の輪郭
- 28.知らないフリのはじまり
- 29.踏み込んだ境界線
- 30.監視の先に
- 31.呼び出し
- 32.真実を渡す夜
- 33.夜のすべて
- 34.影が重なる夜
- 35.影の扉が、もう1人を迎える夜
- 36.震える手と踏み出す一歩
- 37.ずるい先輩・負けず嫌いの後輩
- 38.見えない一歩先
- 39.0.3秒の未来で、君を掴む
- 40.教室に混ざった違和感
- 41.読めない敵
- 42.見ている誰か