星がゆっくり流れるホシの世界
その中でひとりだけ――
異様に“整っている”存在がいた
黒い手袋
整った服装
そして、口元からふわりと煙
朱希「...落ち着きますね」
静かに煙を吐く
朱希「やはりヤニは、心を整えてくれる」
誰もいないのに、丁寧に一礼
朱希「本日も、よろしくお願いいたします」
少し離れた場所
小さなケーキが置いてある
朱希「...」
一瞬、止まる
朱希「確か、こちらに置いたはずですが」
視線だけ動く
朱希「...」
空気が、少し冷える
朱希「如月様?」
にこり
朱希「私のケーキ...食べましたよね?」
誰もいない
でも、朱希は微笑んだまま
朱希「...まぁ、よろしいでしょう」
指を軽く鳴らす
朱希「“少しだけ、不運になる呪い”を」
ふわり、と空気が歪む
朱希「お気に召していただければ幸いです」
そのまま歩く
遠くで、七瀬が煙草を吸っている
朱希「晶様」
七瀬「あー?」
朱希「私のヤニを奪うのはどうかとお思いますが?」
七瀬「いや知らんし笑」
朱希「そうですか」
にこり
朱希「では、“少しだけまずくなる呪い”を」
七瀬「やめろや」
朱希「冗談です」
一拍
朱希「...本気ですが」
七瀬「どっちやねん」
さらに歩く
騒がしい声
塩「うるさいとか言うなや!!」
砂糖「お前がうるさいんや!!」
朱希「...賑やかですね」
少し考える
朱希「“ほんの少しだけ静かになる呪い”を」
ふわっ
一瞬だけ、静かになる
塩「...あれ?」
砂糖「...あ?」
次の瞬間
塩「なんや今の!?怖!!」
砂糖「気持ち悪っ!!」
すぐ元通り
朱希「...失敗しましたね」
最後に、空を見上げる
星が静かに流れている
朱希「素敵ですね〜」
煙を吐く
朱希「この世界は、よく出来ています」
少し間
朱希「壊すのも、簡単そうですが」
にこり
朱希「...冗談ですよ」
誰もいない空に向かって、丁寧に礼をする
朱希の日常は、今日も静かに進む
その中でひとりだけ――
異様に“整っている”存在がいた
黒い手袋
整った服装
そして、口元からふわりと煙
朱希「...落ち着きますね」
静かに煙を吐く
朱希「やはりヤニは、心を整えてくれる」
誰もいないのに、丁寧に一礼
朱希「本日も、よろしくお願いいたします」
少し離れた場所
小さなケーキが置いてある
朱希「...」
一瞬、止まる
朱希「確か、こちらに置いたはずですが」
視線だけ動く
朱希「...」
空気が、少し冷える
朱希「如月様?」
にこり
朱希「私のケーキ...食べましたよね?」
誰もいない
でも、朱希は微笑んだまま
朱希「...まぁ、よろしいでしょう」
指を軽く鳴らす
朱希「“少しだけ、不運になる呪い”を」
ふわり、と空気が歪む
朱希「お気に召していただければ幸いです」
そのまま歩く
遠くで、七瀬が煙草を吸っている
朱希「晶様」
七瀬「あー?」
朱希「私のヤニを奪うのはどうかとお思いますが?」
七瀬「いや知らんし笑」
朱希「そうですか」
にこり
朱希「では、“少しだけまずくなる呪い”を」
七瀬「やめろや」
朱希「冗談です」
一拍
朱希「...本気ですが」
七瀬「どっちやねん」
さらに歩く
騒がしい声
塩「うるさいとか言うなや!!」
砂糖「お前がうるさいんや!!」
朱希「...賑やかですね」
少し考える
朱希「“ほんの少しだけ静かになる呪い”を」
ふわっ
一瞬だけ、静かになる
塩「...あれ?」
砂糖「...あ?」
次の瞬間
塩「なんや今の!?怖!!」
砂糖「気持ち悪っ!!」
すぐ元通り
朱希「...失敗しましたね」
最後に、空を見上げる
星が静かに流れている
朱希「素敵ですね〜」
煙を吐く
朱希「この世界は、よく出来ています」
少し間
朱希「壊すのも、簡単そうですが」
にこり
朱希「...冗談ですよ」
誰もいない空に向かって、丁寧に礼をする
朱希の日常は、今日も静かに進む