メロン味の幸せ🍈
放課後 、 窓の外は少しだけオレンジ色で 、風がカーテンをゆるく揺らしていた 。
「 ねぇ 、今日もメロン味? 」
隣の席の君が 、 いつものように笑う 。
それは特別な意味なんてないはずなのに 、わたしの中ではちゃんと “ 合言葉 ” になっていた 。
売店で買ったメロン味のジュース 。
ふたりで分けるのが 、 いつの間にか当たり前になっていた 。
「 うん 、 今日も 」
そう答えると 、 君は少し嬉しそうに笑って 、ストローをわたし側に少しだけ寄こした 。
ちょっとだけ甘くて 。
ちょっとだけ冷たくて 。
でもそれ以上に 、 なんだか落ち着く味 。
「 ね 、 これさ 」
「 うん? 」
「 メロンって 、 幸せの味っぽくない? 」
急にそんなこと言うから 、思わず笑ってしまった 。
「 なにそれ 」
「 いや 、 ほんとに 」
真面目な顔で言うから 、 余計におかしくて 、 でもちょっとだけ胸があたたかくなる 。
窓の外では夕方がゆっくり溶けていって 、 教室の空気は少しだけ眠たくなっていた 。
「 じゃあさ 」
わたしはストローをもう一度くわえて 、小さく息を吸う 。
「 メロン味の幸せ 、 半分こだね 」
君は一瞬だけ驚いた顔をして 、それから 、 いつもより少しだけ優しく笑った 。
──その時間が1番甘かった 。
「 ねぇ 、今日もメロン味? 」
隣の席の君が 、 いつものように笑う 。
それは特別な意味なんてないはずなのに 、わたしの中ではちゃんと “ 合言葉 ” になっていた 。
売店で買ったメロン味のジュース 。
ふたりで分けるのが 、 いつの間にか当たり前になっていた 。
「 うん 、 今日も 」
そう答えると 、 君は少し嬉しそうに笑って 、ストローをわたし側に少しだけ寄こした 。
ちょっとだけ甘くて 。
ちょっとだけ冷たくて 。
でもそれ以上に 、 なんだか落ち着く味 。
「 ね 、 これさ 」
「 うん? 」
「 メロンって 、 幸せの味っぽくない? 」
急にそんなこと言うから 、思わず笑ってしまった 。
「 なにそれ 」
「 いや 、 ほんとに 」
真面目な顔で言うから 、 余計におかしくて 、 でもちょっとだけ胸があたたかくなる 。
窓の外では夕方がゆっくり溶けていって 、 教室の空気は少しだけ眠たくなっていた 。
「 じゃあさ 」
わたしはストローをもう一度くわえて 、小さく息を吸う 。
「 メロン味の幸せ 、 半分こだね 」
君は一瞬だけ驚いた顔をして 、それから 、 いつもより少しだけ優しく笑った 。
──その時間が1番甘かった 。
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