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【参加型】ホシの世界

#7

ゆらの日常

ホシの世界は、今日もやわらかく光っている

空には、昼でも星

足元には、きらきらした星の砂

その端っこ、いちばん隅っこに、ちょこんと座る小さな影

ゆら「...ここ、落ち着くなの...」

ゆらは瓶を胸に抱えている

中には、淡く光る小さな星

それは“声”

誰かが泣きながら吐いた言葉

誰かが言えなかった本音

ゆらはそっと目を閉じる

ゆら「...聞こえるなの...」

星が、かすかに震える

「...ごめん」

ゆらの指がぴくっと動く

ゆら「...だいじょうぶなの...」

ゆらは優しく撫でる

まるで、本当にそこに誰かがいるみたいに

少し離れたところに、古びた木のベンチがある

そこが、ゆらの読書場所

今日はグリム童話の絵本

ゆら「...赤ずきんさん...なの...」

ページをめくるたび、星の粉が舞う

でも、突然

ざわっ、と大きな声が遠くで弾けた

ゆら「ひゃっ!?...びっくりしたなの...」

空に、新しい星が生まれる

強い感情の声ほど、よく光る

ゆらは立ち上がる

小さな体で、一生懸命走る

転ぶ

[太字]どてっ[/太字]

ゆら「い、いたいなの...」

でも、すぐ立ち上がる

ゆら「...ゆら、がんばるなの...」

落ちたばかりの声は、まだ地面で震えている

ゆらは両手をそっとかざす

ゆら「...こわかったの...?...だいじょうぶなの...」

星の粒が、ふわりと浮く

その瞬間、ゆらの体が少しだけ光る

声が、星へと変わる

空へ、昇る

[太字]キラリ[/太字]

ゆらはその光を見上げる

ゆら「...いってらっしゃいなの...」

でも――

胸が、少しだけきゅっとする

ゆらは、小さく呟く

ゆら「...ゆらのお星様...返してっ...」

誰にも聞こえない声

自分の中にも、失くした声があるから

夕方になると、ゆらはいつもの隅っこに戻る

いちごジュースをちびちび飲みながら、瓶を並べる

ゆら「...今日は、三つなの...」

ひとつは、泣き声

ひとつは、怒り声

ひとつは、好きって言えなかった声

ゆらは全部、大事にする

ゆら「ごめんなさいなの...勝手にお星様にしちゃって...」

でも、星にしないと壊れてしまう声もある

ゆらは、それを知っている

空を見上げる

ゆら「...ゆらは、星の精霊なの...」

小さく、胸を張る

でもすぐに、しゅんとする
ゆら「...でも...目立つのは、やっぱりこわいなの...」

だから今日も、隅っこで

静かに

誰かの声を、そっと星にする

それが、ゆらの日常🌟

作者メッセージ

今更気づいたけど、参加型って「続く...」いらない気がする...
おかしな点があったら教えてくれると幸いです໒꒱· ゚

2026/02/28 08:05

わらもち໒꒱· ゚
ID:≫ 78wLiWFXtqVI2
コメント

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ホシの世界初参加型参加して〜!

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