地下フロア
かなは床に倒れている
かな「...なんで私だけこんな筋肉痛になるの...」
海「いや普通だからな?」
灯「凛ちゃんは例外だからね?」
かなはゆっくり顔を上げる
かな「...そういえば」
凛は壁にもたれて静かに見ている
かな「凛って、訓練したの?」
一瞬、空気が止まる
海と灯が同時に目を逸らす
烈は咳払い
クロはキーボードを打ちながら淡々と
クロ「してない」
かな「は?????」
凛「...気づいたら、やってた」
かな「何それ主人公ポジションじゃん!!!!」
海「実戦デビュー即本番だったな〜」
灯「初任務で壁三階登ったんだよこの子」
かな「いや意味わからん!!!!」
凛は少し困った顔
凛「...かなは、ちゃんと強くなるから」
かな「ずるい...」
かなはむくれて立ち上がる
かな「じゃあさ」
かなはビシッと凛を指さす
かな「今日は凛が訓練ね!」
凛「...え」
海「お、いいねそれ」
灯「新人コーチ制度〜!」
烈「面白い」
クロ「...悪くない」
凛「ちょっと待っ——」
◆かな式・凛強化メニュー
かな「まずは基礎体力!」
凛「いらない」
かな「腕立て30回!」
凛「...」
かな「はいスタート!」
凛、無言でやる
しかも余裕
かな「くっ...じゃあバランス感覚!」
ぐらぐらする不安定な足場
凛、普通に立つ
かな「なんでそんな平然としてるの!?」
凛「...普段もっと高いところにいる」
かな「そうだった!!」
アジトが笑いに包まれる
少しして
かなは、ふっと真面目な顔になる
かな「...でもさ」
凛「?」
かな「凛、訓練してないのって、“強いから”じゃなくて...」
かなはゆっくり言う
かな「守ってくれる人がいなかったから、だよね」
凛の動きが止まる
静かになる空間
凛「...」
かなは一歩近づく
かな「私は訓練する。ちゃんと強くなる。でもそれは、凛みたいになるためじゃない」
凛の目を見る
かな「凛が無茶しなくていいように、だから」
凛の喉が、小さく鳴る
凛「...かな」
かなはにこっと笑う
かな「だから、ずるいのはこれからチャラね?」
凛は小さく笑った
凛「...うん」
クロがぼそっと言う
クロ「...いいチームになるな」
海「青春だな〜」
灯「なんか泣きそう」
烈「静かにしろ」
影の世界に、少しだけ明るい笑い声が響く
——かなはもう“守られる側”じゃない
続く...
かなは床に倒れている
かな「...なんで私だけこんな筋肉痛になるの...」
海「いや普通だからな?」
灯「凛ちゃんは例外だからね?」
かなはゆっくり顔を上げる
かな「...そういえば」
凛は壁にもたれて静かに見ている
かな「凛って、訓練したの?」
一瞬、空気が止まる
海と灯が同時に目を逸らす
烈は咳払い
クロはキーボードを打ちながら淡々と
クロ「してない」
かな「は?????」
凛「...気づいたら、やってた」
かな「何それ主人公ポジションじゃん!!!!」
海「実戦デビュー即本番だったな〜」
灯「初任務で壁三階登ったんだよこの子」
かな「いや意味わからん!!!!」
凛は少し困った顔
凛「...かなは、ちゃんと強くなるから」
かな「ずるい...」
かなはむくれて立ち上がる
かな「じゃあさ」
かなはビシッと凛を指さす
かな「今日は凛が訓練ね!」
凛「...え」
海「お、いいねそれ」
灯「新人コーチ制度〜!」
烈「面白い」
クロ「...悪くない」
凛「ちょっと待っ——」
◆かな式・凛強化メニュー
かな「まずは基礎体力!」
凛「いらない」
かな「腕立て30回!」
凛「...」
かな「はいスタート!」
凛、無言でやる
しかも余裕
かな「くっ...じゃあバランス感覚!」
ぐらぐらする不安定な足場
凛、普通に立つ
かな「なんでそんな平然としてるの!?」
凛「...普段もっと高いところにいる」
かな「そうだった!!」
アジトが笑いに包まれる
少しして
かなは、ふっと真面目な顔になる
かな「...でもさ」
凛「?」
かな「凛、訓練してないのって、“強いから”じゃなくて...」
かなはゆっくり言う
かな「守ってくれる人がいなかったから、だよね」
凛の動きが止まる
静かになる空間
凛「...」
かなは一歩近づく
かな「私は訓練する。ちゃんと強くなる。でもそれは、凛みたいになるためじゃない」
凛の目を見る
かな「凛が無茶しなくていいように、だから」
凛の喉が、小さく鳴る
凛「...かな」
かなはにこっと笑う
かな「だから、ずるいのはこれからチャラね?」
凛は小さく笑った
凛「...うん」
クロがぼそっと言う
クロ「...いいチームになるな」
海「青春だな〜」
灯「なんか泣きそう」
烈「静かにしろ」
影の世界に、少しだけ明るい笑い声が響く
——かなはもう“守られる側”じゃない
続く...
- 1.お仕事は明日から
- 2.私のアジト
- 3.私の専用武器
- 4.最初のお仕事
- 5.私の夜
- 6.私の学校-ホームルーム編-
- 7.私の学校-2-
- 8.アジトへのご挨拶前
- 9.お部屋の紹介
- 10.この場所、嫌いじゃないかも
- 11.夕焼け色の帰り道
- 12.夕焼けの向こうに、まだ帰れない
- 13.静かな朝に帰りたい場所
- 14.放課後までの、長い朝
- 15.凛の放課後
- 16.帰る場所がある暗殺者
- 17.影に溶ける心臓
- 18.夜の向こう側へ
- 19.影がほどける夜
- 20.普通って、こんなににぎやか
- 21.普通のフリをした夜へ
- 22.影が戻る場所
- 23.静かな灯りの中で
- 24.ただいまの、その先で
- 25.気づいてしまった違和感
- 26.近づく距離、隠せない影
- 27.影の輪郭
- 28.知らないフリのはじまり
- 29.踏み込んだ境界線
- 30.監視の先に
- 31.呼び出し
- 32.真実を渡す夜
- 33.夜のすべて
- 34.影が重なる夜
- 35.影の扉が、もう1人を迎える夜
- 36.震える手と踏み出す一歩
- 37.ずるい先輩・負けず嫌いの後輩
- 38.見えない一歩先