翌日の放課後
屋上に吹く風は冷たく、空は淡いオレンジ色に染まっていた
かな「...ねえ、凛」
凛「...?」
かなは、フェンスの向こうの街を見つめたまま言う
かな「私、考えたんだ。凛の世界のこと」
凛の心臓が、どくりと鳴る
かな「危ないのは分かってる。でも...凛だけに背負わせるのは嫌」
凛「...かな、それは——」
かなは、ゆっくり振り向いた
かな「私も、凛が帰ってくる“場所”でいたい。それだけじゃなくて...一緒に、守りたい」
しばらくの沈黙
凛は、空を見上げてから、小さく言った
凛「...アジトに行って話してみる」
かな「ほんと!?」
凛「...簡単じゃないかも。でも...必要な人かもしれない」
かなは、ぎゅっと拳を握った
その夜
[太字]アジト[/太字]
扉が静かに開く
モニターの青白い光が、部屋を満たしていた
海「お、凛? ...って、後ろの子誰?」
凛「...友達。かな」
灯「え!?一般人じゃん!」
烈「連れてきて大丈夫なやつか?」
クロはキーボードを打つ手を止め、かなを一瞬だけ見る
クロ「...覚悟は?」
かなは、少し震えながらも前に出る
かな「あります。凛が...一人で怖い夜に行くなら、私も知りたい。逃げないで、ちゃんと向き合いたいんです」
しん、と静まり返る
海「...本気、みたいだな」
灯「でも危険すぎるよ...」
凛「...私が、守る」
クロは小さく息を吐いた
クロ「...試験だな」
かな「試験?」
クロ「ここは、遊び場じゃねぇ。“影の世界”に入るなら、それなりの覚悟を見せろ」
かなは、強くうなずいた
かな「はい!」
モニターの光が、二人の影を壁に映す
今度は、三つ目の影が、そこに重なっていた
——アジトの物語は、次の段階へ進む
続く...
屋上に吹く風は冷たく、空は淡いオレンジ色に染まっていた
かな「...ねえ、凛」
凛「...?」
かなは、フェンスの向こうの街を見つめたまま言う
かな「私、考えたんだ。凛の世界のこと」
凛の心臓が、どくりと鳴る
かな「危ないのは分かってる。でも...凛だけに背負わせるのは嫌」
凛「...かな、それは——」
かなは、ゆっくり振り向いた
かな「私も、凛が帰ってくる“場所”でいたい。それだけじゃなくて...一緒に、守りたい」
しばらくの沈黙
凛は、空を見上げてから、小さく言った
凛「...アジトに行って話してみる」
かな「ほんと!?」
凛「...簡単じゃないかも。でも...必要な人かもしれない」
かなは、ぎゅっと拳を握った
その夜
[太字]アジト[/太字]
扉が静かに開く
モニターの青白い光が、部屋を満たしていた
海「お、凛? ...って、後ろの子誰?」
凛「...友達。かな」
灯「え!?一般人じゃん!」
烈「連れてきて大丈夫なやつか?」
クロはキーボードを打つ手を止め、かなを一瞬だけ見る
クロ「...覚悟は?」
かなは、少し震えながらも前に出る
かな「あります。凛が...一人で怖い夜に行くなら、私も知りたい。逃げないで、ちゃんと向き合いたいんです」
しん、と静まり返る
海「...本気、みたいだな」
灯「でも危険すぎるよ...」
凛「...私が、守る」
クロは小さく息を吐いた
クロ「...試験だな」
かな「試験?」
クロ「ここは、遊び場じゃねぇ。“影の世界”に入るなら、それなりの覚悟を見せろ」
かなは、強くうなずいた
かな「はい!」
モニターの光が、二人の影を壁に映す
今度は、三つ目の影が、そこに重なっていた
——アジトの物語は、次の段階へ進む
続く...
- 1.お仕事は明日から
- 2.私のアジト
- 3.私の専用武器
- 4.最初のお仕事
- 5.私の夜
- 6.私の学校-ホームルーム編-
- 7.私の学校-2-
- 8.アジトへのご挨拶前
- 9.お部屋の紹介
- 10.この場所、嫌いじゃないかも
- 11.夕焼け色の帰り道
- 12.夕焼けの向こうに、まだ帰れない
- 13.静かな朝に帰りたい場所
- 14.放課後までの、長い朝
- 15.凛の放課後
- 16.帰る場所がある暗殺者
- 17.影に溶ける心臓
- 18.夜の向こう側へ
- 19.影がほどける夜
- 20.普通って、こんなににぎやか
- 21.普通のフリをした夜へ
- 22.影が戻る場所
- 23.静かな灯りの中で
- 24.ただいまの、その先で
- 25.気づいてしまった違和感
- 26.近づく距離、隠せない影
- 27.影の輪郭
- 28.知らないフリのはじまり
- 29.踏み込んだ境界線
- 30.監視の先に
- 31.呼び出し
- 32.真実を渡す夜
- 33.夜のすべて
- 34.影が重なる夜
- 35.影の扉が、もう1人を迎える夜
- 36.震える手と踏み出す一歩
- 37.ずるい先輩・負けず嫌いの後輩
- 38.見えない一歩先