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私は今日から新人暗殺者(閲覧数400ありがとう!)

#19

影がほどける夜

ピザの箱がテーブルに並び、缶の炭酸が開く音が部屋に弾ける。

さっきまでの張り詰めた空気が、少しずつ溶けていく。

海「かんぱーい!凛の初任務成功に!」
灯「おめでとう、凛ちゃん!」
烈「...無事に帰ったことに、だな」

凛は少し戸惑いながら、缶を持ち上げる。

凛「...かんぱい」

小さく音を立てて、みんなの缶が触れ合う。

炭酸の刺激が喉を通り、胸の奥まで冷たく染みた。

海「いやー、あの屋上ジャンプは伝説級だって!」
凛「...落ちるかと思いました」
灯「でも、ちゃんと着地してたよ。すごかった!」
烈「...度胸はある」

凛は視線を落とす。

褒められるたびに、少しだけ胸がむず痒い。

凛「でも、失敗してたら...」
烈「...失敗してない」
灯「今は“できた”ことだけ見よ?」
海「そうそう、未来の凛はもっと強くなるんだから!」

凛は、ゆっくりと息を吐いた。

凛「...はい」

そのとき、スマホがポケットの中で震える。

画面には、[太字]かな[/太字]の名前。

《今日、帰り遅い?一緒に帰れなくてごめんね》

凛は一瞬、止まる。

アジトの光と、画面の白い文字が重なる。

凛「...友達からです」
灯「そっか。大事な人だね!」
凛「...はい」

クロはキーボードを打ちながら、短く言う。

クロ「...切り替えは大事だ。表の顔も、忘れるな」

凛は、静かに頷く。

凛「...ここに来る前の私と、今の私……どっちも、私ですよね」
烈「...あぁ」
海「二刀流ヒロインってやつ?」
灯「かっこいいじゃん!」

凛は、少しだけ笑った。

凛「...明日は、学校です」
海「おー、日常パート突入!」
灯「無理しないでね」
烈「...何かあったら、戻れ」
クロ「...通信は常時開けとく」

凛はドアの前で立ち止まり、振り返る。

凛「...また、帰ってきます」

アジトの扉が、静かに閉まる。

でも今度は、もう“怖い音”には聞こえなかった。

影を抱えたまま、

それでも凛は——前へ進く。

続く...

作者メッセージ

おかしな点があれば教えてくれると幸いです໒꒱· ゚

2026/02/03 20:58

わらもち໒꒱· ゚
ID:≫ 78wLiWFXtqVI2
コメント

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