――ガタン。
少し重たい音といっしょに、アジトの扉が開く。
海「お、凛じゃん!」
灯「えー!来るの早くない?」
烈「もう放課後?」
クロ「...」
凛「...終わった」
海「シンプルすぎ!」
灯「おつかれさま〜!」
凛「...」
中は相変わらず、ごちゃごちゃしている。
モニターの光、床に散らばったクッション、
どこかで鳴ってる機械音。
凛「...騒がしい」
烈「それ褒めてんの?」
凛「...たぶん」
灯「じゃあ今日も合格だね!」
海「何のだよ」
凛は靴を脱ぎながら、みんなの方を見る。
凛「...昨日と、変わってない」
海「そりゃそうだろ!」
烈「一晩でアジトが進化したら怖いわ」
灯「むしろ退化してるかも?」
クロ「...ケーブル増えてる」
海「クロ、そこツッコむ?」
凛「...」
ちょっとだけ、息を吐く。
凛「...学校、静かすぎる」
烈「わかる。音ないと逆に落ち着かねー」
灯「ここは音ありすぎだけどね!」
海「ちょうどいいんだよ!」
凛「...ちょうどいい」
誰かに言われたわけじゃないのに、
その言葉がしっくりくる。
灯「凛、クッキーまだある?」
凛「...少し」
海「まじ?英雄じゃん!」
烈「分けろよー」
凛「...あとで」
誰も無理に笑わせない。
でも、凛の周りは自然と埋まっていく。
凛「...」
ここは、
話してもいいし、黙っててもいい場所。
凛はクッションに腰を下ろして、
小さく息をついた。
凛「...ただいま」
その声は小さいけど、
アジトの空気は、ちゃんとそれを受け止めていた。
続く...
少し重たい音といっしょに、アジトの扉が開く。
海「お、凛じゃん!」
灯「えー!来るの早くない?」
烈「もう放課後?」
クロ「...」
凛「...終わった」
海「シンプルすぎ!」
灯「おつかれさま〜!」
凛「...」
中は相変わらず、ごちゃごちゃしている。
モニターの光、床に散らばったクッション、
どこかで鳴ってる機械音。
凛「...騒がしい」
烈「それ褒めてんの?」
凛「...たぶん」
灯「じゃあ今日も合格だね!」
海「何のだよ」
凛は靴を脱ぎながら、みんなの方を見る。
凛「...昨日と、変わってない」
海「そりゃそうだろ!」
烈「一晩でアジトが進化したら怖いわ」
灯「むしろ退化してるかも?」
クロ「...ケーブル増えてる」
海「クロ、そこツッコむ?」
凛「...」
ちょっとだけ、息を吐く。
凛「...学校、静かすぎる」
烈「わかる。音ないと逆に落ち着かねー」
灯「ここは音ありすぎだけどね!」
海「ちょうどいいんだよ!」
凛「...ちょうどいい」
誰かに言われたわけじゃないのに、
その言葉がしっくりくる。
灯「凛、クッキーまだある?」
凛「...少し」
海「まじ?英雄じゃん!」
烈「分けろよー」
凛「...あとで」
誰も無理に笑わせない。
でも、凛の周りは自然と埋まっていく。
凛「...」
ここは、
話してもいいし、黙っててもいい場所。
凛はクッションに腰を下ろして、
小さく息をついた。
凛「...ただいま」
その声は小さいけど、
アジトの空気は、ちゃんとそれを受け止めていた。
続く...
- 1.お仕事は明日から
- 2.私のアジト
- 3.私の専用武器
- 4.最初のお仕事
- 5.私の夜
- 6.私の学校-ホームルーム編-
- 7.私の学校-2-
- 8.アジトへのご挨拶前
- 9.お部屋の紹介
- 10.この場所、嫌いじゃないかも
- 11.夕焼け色の帰り道
- 12.夕焼けの向こうに、まだ帰れない
- 13.静かな朝に帰りたい場所
- 14.放課後までの、長い朝
- 15.凛の放課後
- 16.帰る場所がある暗殺者
- 17.影に溶ける心臓
- 18.夜の向こう側へ
- 19.影がほどける夜
- 20.普通って、こんなににぎやか
- 21.普通のフリをした夜へ
- 22.影が戻る場所
- 23.静かな灯りの中で
- 24.ただいまの、その先で
- 25.気づいてしまった違和感
- 26.近づく距離、隠せない影
- 27.影の輪郭
- 28.知らないフリのはじまり
- 29.踏み込んだ境界線
- 30.監視の先に
- 31.呼び出し
- 32.真実を渡す夜
- 33.夜のすべて
- 34.影が重なる夜
- 35.影の扉が、もう1人を迎える夜
- 36.震える手と踏み出す一歩
- 37.ずるい先輩・負けず嫌いの後輩
- 38.見えない一歩先