文字サイズ変更

# バレー部の女の子たちが尊いんですが ?!

#2

#2 部長・副部長コンビ( 天音 と 優羽 )


体育館の床に 、 ボールの弾む音が乾いたリズムを刻んでいた 。

「 見よ 、 この一撃 。 我が雷撃サーブ—— 」

「 長い 」

[漢字]白夢[/漢字][ふりがな]しらゆめ[/ふりがな] [漢字]優羽[/漢字][ふりがな]ゆう[/ふりがな]は 、 無感情にそう言いながらトスを上げた 。

[漢字]柳木[/漢字][ふりがな]やなぎ[/ふりがな] [漢字]天音[/漢字][ふりがな]あまね[/ふりがな]は一瞬だけむっとした顔をするが 、 すぐに表情を作り直す 。

長い髪を揺らし 、 高く跳ぶ 。

「 ——神の裁きだ! 」

打球は 、 鋭くコートの隅へ突き刺さった 。

「 ナイスキー 」

優羽の淡々とした声が飛ぶ 。

その一言だけで 、 天音の機嫌はあっさり戻る 。

「 当然だ 。 我にかかればこの程度—— 」

「 調子乗るな 。 次レシーブ来るぞ 」

「 ……うむ 」

少しだけ声が小さくなるのを 、 優羽は見逃さなかった 。

部員たちはそんな2人のやり取りを 、 半ば呆れながらも 、 どこか安心した顔で見ている 。

天音は 、 確かに変だ 。

自分を神と名乗るし 、 言動もいちいち大げさだ 。

けれど 、 誰よりも練習するし 、 誰よりも勝ちたがる 。

そして 、 誰よりも——チームを見ている 。

「 はい集合ー 」

優羽の一声で 、 全員が自然と集まる 。

「 今のローテ 、 後衛のカバー遅れてる 。 天音のスパイクに頼りすぎ 。 もっと分散しろ 」

淡々とした指摘に 、 部員たちは素直に頷く 。 

天音は腕を組み 、 偉そうに頷いた 。

「 うむ 、 我の力に依存するのは当然だが—— 」

「 お前もだよ 」

「 ……我? 」

「 さっきの一本 、 決まったのは前衛が引きつけたからだ 。 1人でやってるつもりなら勘違い 」

一瞬 、 空気が止まる 。 

けれど優羽は 、 いつも通りの顔で続ける 。

「 部長だろ 。 ちゃんと全体見ろ 、 神様 」

天音は黙り込む 。

少しだけ視線を落として 、 それから 、 ふっと笑った 。

「 ……ふ 、 当然だ 。 我はすべてを見通す存在 」

「 なら最初からやれ 」

「 厳しいな 、 我が右腕は 」

「 左でもいいけど 」

「 どちらでも良いわ! 」

思わず声を上げた天音に 、 周りがくすっと笑う 。

その空気を見て 、 優羽はほんのわずかに口元を緩めた 。

練習終わり 。

夕焼けの体育館で 、 ボールを片付けながら 、 天音がぽつりと呟く 。

「 優羽 」

「 ん? 」

「 ……その 、 だな 」

珍しく歯切れが悪い 。

優羽は動きを止めて 、 天音を見る 。

天音は目を逸らしながら言った 。

「 今日の一撃……見事だったであろう 」

「 自分で言うな 」

「 だが 、 お前のトスがなければ成り立たなかったのも事実だ 」

優羽は少しだけ目を細める 。 

「 ……珍しく素直だな 」

「 我は常に真実を語る 」

「 はいはい 」

軽く受け流しながらも 、 優羽の声は少し柔らかい 。

「 でも 、 まあ 」

ボールをかごに入れながら 、 続ける 。

「 お前のスパイクは強いよ 。 だから合わせてる 」

天音は一瞬だけ 、 言葉を失った 。

それから 、 ふっと笑う 。

「 当然だ 。 我は神だからな 」

「 はい神様 」

「 だが—— 」

天音は 、 優羽の方をまっすぐ見た 。

「 お前がいるから 、 だ 」

静かな体育館に 、 その言葉だけが残る 。

優羽は一拍おいて 、 肩をすくめた 。

「 知ってる 」

短い返事 。

けれど 。 それだけで十分だった 。

夕焼けの中 、 2人は並んで体育館を出る 。

神を名乗る少女と 、 それを現実に引き戻す少女 。

どちらが上かなんて 、 きっとどうでもいい 。

ただ——その背中は 、 同じ方向を向いていた 。

作者メッセージ

自称キャラ 大好き 🫶

ナルシスト とか もう 癖 🙄

優羽ちゃん に 関して は 俺様 キャラ ありがてぇ

2026/07/11 14:55

コメント

この小説につけられたタグ

GL愛されバレー部オリキャラ

通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

どういった部分が元作品と類似しているかを具体的に記入して下さい。

※できるだけ具体的に記入してください。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
タイトル
URL

この小説の著作権は# ゆろね🦈 ໒꒱ @ Unveiling HUMOR 推してねさんに帰属します

TOP