凛「[小文字]この場所、嫌いじゃないかも...[/小文字]」
海「でしょ〜?」
凛「うるさいのは嫌いですけど」
海「ひどっ!」
クロ「...」
クロはモニターから目を離さず、キーボードを打ち続けている。
烈「おいクロ、来客無視すんなよ」
クロ「...別に用はねぇだろ」
凛「...」
凛は少し迷ってから、クロの方に近づいた。
凛「...何してるんですか?」
クロ「...監視カメラの映像整理」
凛「すごいですね」
クロ「...別に」
ほんの一瞬、クロの口元が少しだけ緩む。
灯「凛ちゃん、これあげる!」
凛「...?」
差し出されたのは、小さなクッキー。
凛「ありがとうございます...」
灯「甘いのは好き?」
凛「あ、はい」
烈「お、灯のクッキーか。ラッキーだな」
灯「これは凛ちゃんのだからダメ!」
烈「ちぇー...」
海「みんなもう完全に仲間扱いじゃん!」
凛「...」
凛はクッキーを一口かじる。
凛「...おいしい」
灯「よかった!」
その瞬間、アジトの空気がほんの少しだけ柔らかくなる。
ここ、やっぱり嫌いじゃない...
凛「...また来てもいいですか?」
海「もちろん!むしろ毎日来なよ!」
烈「暇なときでいいぞ」
灯「私は待ってるよ!」
クロ「...勝手にしろ」
凛「...はい」
凛は小さく微笑った。
外では夕焼けがアジトのボロい外壁を赤く染めている。
でも中は――
少しだけ、あたたかかった。
続く...
海「でしょ〜?」
凛「うるさいのは嫌いですけど」
海「ひどっ!」
クロ「...」
クロはモニターから目を離さず、キーボードを打ち続けている。
烈「おいクロ、来客無視すんなよ」
クロ「...別に用はねぇだろ」
凛「...」
凛は少し迷ってから、クロの方に近づいた。
凛「...何してるんですか?」
クロ「...監視カメラの映像整理」
凛「すごいですね」
クロ「...別に」
ほんの一瞬、クロの口元が少しだけ緩む。
灯「凛ちゃん、これあげる!」
凛「...?」
差し出されたのは、小さなクッキー。
凛「ありがとうございます...」
灯「甘いのは好き?」
凛「あ、はい」
烈「お、灯のクッキーか。ラッキーだな」
灯「これは凛ちゃんのだからダメ!」
烈「ちぇー...」
海「みんなもう完全に仲間扱いじゃん!」
凛「...」
凛はクッキーを一口かじる。
凛「...おいしい」
灯「よかった!」
その瞬間、アジトの空気がほんの少しだけ柔らかくなる。
ここ、やっぱり嫌いじゃない...
凛「...また来てもいいですか?」
海「もちろん!むしろ毎日来なよ!」
烈「暇なときでいいぞ」
灯「私は待ってるよ!」
クロ「...勝手にしろ」
凛「...はい」
凛は小さく微笑った。
外では夕焼けがアジトのボロい外壁を赤く染めている。
でも中は――
少しだけ、あたたかかった。
続く...
- 1.お仕事は明日から
- 2.私のアジト
- 3.私の専用武器
- 4.最初のお仕事
- 5.私の夜
- 6.私の学校-ホームルーム編-
- 7.私の学校-2-
- 8.アジトへのご挨拶前
- 9.お部屋の紹介
- 10.この場所、嫌いじゃないかも
- 11.夕焼け色の帰り道
- 12.夕焼けの向こうに、まだ帰れない
- 13.静かな朝に帰りたい場所
- 14.放課後までの、長い朝
- 15.凛の放課後
- 16.帰る場所がある暗殺者
- 17.影に溶ける心臓
- 18.夜の向こう側へ
- 19.影がほどける夜
- 20.普通って、こんなににぎやか
- 21.普通のフリをした夜へ
- 22.影が戻る場所
- 23.静かな灯りの中で
- 24.ただいまの、その先で
- 25.気づいてしまった違和感
- 26.近づく距離、隠せない影
- 27.影の輪郭
- 28.知らないフリのはじまり
- 29.踏み込んだ境界線
- 30.監視の先に
- 31.呼び出し
- 32.真実を渡す夜
- 33.夜のすべて
- 34.影が重なる夜
- 35.影の扉が、もう1人を迎える夜
- 36.震える手と踏み出す一歩
- 37.ずるい先輩・負けず嫌いの後輩
- 38.見えない一歩先