深夜午前2時 。
普通なら布団の上で夢を見ている時間だが………
「 なにこれ………資料多すぎ 。 あいつら俺に何もかも押し付けすぎだろ 」
みあは 、 デスクの前で頭を抱えていた 。
デスクライトだけが 、 薄暗い部屋を照らしている 。
モニターには未確認の資料ファイルが並び 、 机の上には開きっぱなしの企画書と空になったソーダ缶が転がっていた 。
みあの脳内は、眠気と戦っていた 。
「 うぁ〜〜………… 」
みあが静かに床に崩れ落ちた 。
カーペットの冷たさが 、 地味に心地いい 。
「 無理………寝るわ……… 」
もうこのまま朝まで意識を飛ばしたい 。
資料も企画書も 、 全部見なかったことにしたい 。
「 みあ? 」
誰かがみあを呼んだ 。
少し疲れ気味の 、 でもどこか元気な声 。
ガチャ 。
作業部屋のドアが 、 勢いよく開いた 。
「 みあ!また床で寝んな!起きろ! 」
聞き慣れた声と同時に 、 部屋の空気が一気に騒がしくなる 。
「 んぅ………?後5分だけ……… 」
亞莉末がため息をふぅっと吐いた 。
そうすると 、 亞莉末は悪戯っぽく目を細めてみあに顔を近づけた 。
みあは、起きているのか寝ているのか分からない 。
ただ、少し眉間に眉を寄せてうなされている 。
すると 。
ピトッ 。
「 つんめたっ!!! 」
みあはガバッと起き上がった 。
「 亞莉末優しいよね 、 こんな深夜にクリームソーダ買ってきてくれるなんてさ 」
「 にしてもやり方考えろ…………… 」
さっき起き上がったのは 、 頬にクリームソーダの缶を当てられたからだ 。
亞莉末はエナドリを持ったまま 、 クリームソーダをみあに渡した 。
「 ほんっとに………不健康極みの起こし方やめろや……… 」
みあは 、 缶ジュースのタブを引いた 。
プシュッという音が 、 静かな部屋に小さく響く 。
「 じゃあ、次からはチューで起こすね? 」
一瞬 、 クリームソーダが溢れそうになった 。
「 さらにやめて欲しい 」
みあは 、 呆れ顔をしているが 、 耳が少し赤くなっていた 。
その反応に亞莉末が少し笑う 。
モニターには 、 3:17の表示 。
外はもう 、 朝が近い色になり始めていた 。
朝焼けが 、 少しだけ部屋の隙間に入り込んでいた 。