毒 独 占 欲
黄 side
黄
「 桃くん 」
「 これは 、 どういう こと なんですか ? 」
僕は ニッコリ 微笑みながら 、 スマホの 写真を 見せる 。
桃
「 っ と ~ 」
「 それは … 」
女子 と 桃くんが 、 一緒に ショッピングモールに 入っていく 写真 。
それを 見て 、 分かりやすく 顔を 青く する 桃くん 。
桃
「 で 、 でも 別に やましいことは 何も してなくて … ‼︎ 」
黄
「 知ってますよ ? 」
「 この子 、 桃くんの 大学の サークルの 後輩さん ですよね 」
そう 。
そこまでは 、 いいんだ 。
いや 、 正直に 言うと 全く 良くはないんだけど 。
嫌なんですけど 。
でも 、 本題は 、 そこじゃない 。
黄
「 で 、 桃くん 」
「 この日 、 帰ってくるの 予定より 遅くなりましたよね ? 」
「 その時 、 桃くん なんて 言いましたっけ ? 」
僕は 首を 45度に 傾ける 。
桃くんは 項垂れながら 小さい声 で 言う 。
桃
「 えっと …… 」
「 サークルの 集まりで 遅れたって 言いました … 」
涙声の 桃くん 。
可哀想 。
そう 言われれば そうかも しれない 。
ただ 、 今の 僕に 対して 、 それは 何も 効かない 。
どころか 可愛いなあ と さえ 思う 。
黄
「 はい 」
「 それでは 質問です 」
「 桃くん 、 後輩と買い物を していて 遅れたのに 」
「 それを 『 サークルの集まりで遅れた 』 というのは 、 嘘以外の 何なんでしょうか 」
桃
「 … 嘘です … 」
「 うぅ … すみません … 」
黄
「 何で 僕に 嘘つくんですか ? 」
「 何ですか 、 僕の こと 嫌いなんですか 」
そう 言うと 桃くんは どんどん ううっと 涙目に なっていく 。
黄
「 本当に 」
「 悪い子 ですね 、 桃くんは 」
そんな 悪い子には …… 。
黄
「 お仕置き しないと いけませんよね ? 」
桃
「 … ひぃ … っ ⁈ 」
カシャン っ 。
鎖と 鎖が 当たって 、 金属の 音が 部屋に 響く 。
黄
「 一旦 、 数週間は 僕と 一緒に 暮らしましょうね っ 」
「 あ 、 大丈夫ですよ 」
「 着替えも 洗濯も お風呂も 」
「 ぜーんぶ 手伝って あげるので っ ♪ 」
僕は 満足気に 笑って 、 色々な 後処理を するために 一旦 その 部屋を 出た 。
桃 side
あーあ 。
騙されちゃって 、 馬鹿だなあ 。
まあ そういう ところが 可愛いんだけど ? 笑
桃
「 ふは … っ 笑 」
「 どっちの方が 独占欲 強いのか 、 」
「 いい加減 分かれよ 笑 」
俺は 黄が 出ていった 扉を 見ながら 小さく 笑う 。
黄は 、 俺の ことを 独占 したい 。
予定も 、 交友関係も 。
でも 俺は 。
黄の 全てを 独占したい 。
黄の 独占欲が ずっと 胸の 内に 秘められてるなんて おもんないじゃん ?
たとえ 、 それが 第三者から 見れば “ 毒 ” だったとしても 。
俺は 、 それも 独占 したいんだから 。
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