嘘で固めた私を溶かすのは。
向日葵みたいに前向きで、明るく輝いて、人の心を照らす。
そんな人にならないと。
もう、一人は嫌だよ…。
〜〜〜〜
今でもふとした時によみがえる影口。
「奈緒ちゃんって、ほんとマイペースだよね」
「いつも一人でいるし、近寄りがたいっていうか」
「はっきり言って根暗だよね〜友達いなさそう〜」
人と足並みをあおろえるのが苦手な上に口下手な私は、クラスで浮いていて、友達も1人もいなかった。
だから私は演じる。
自分の本当の気持ちに蓋をして、人に合わせて、いつもにこにこ笑っているだけ。
楽しくもなんともないけど、おかげで人並みに友達はできた。
でも…
ほんとの自分がわかんない。嘘で固めた薄っぺらい人間。
誰かのまねっこ。
友達はできたけど、今の自分は嫌いだ。
堪えきれなくなって、幼馴染の優希に全てを打ち明けた。
優希は私よりもぼろぼろ泣いてくれた。
「奈緒、よく頑張ったね」
「ん…ありがと」
でも、と優希は続ける。
「友達ができたのは、奈緒が演じたからじゃない。奈緒が勇気を出して、仲良くなろうとした結果なんだよ」
あ…。言われてみてわかった。
今の私が友達といえる人。その子達とどうやって仲良くなったかって。
そのままの自分で接してた。ただ少しの勇気を出して。
「奈緒の友達はみんな、そのままの奈緒が好きなんだよ。
マイペースで口下手で、でも繊細で誰よりも優しい奈緒のことが」
優希が私に優しく微笑みかける。
「そのままでいてよ。俺も、そのままの奈緒が大好きだ。演じてたって、
何もいい方には変わらない」
うん、そうだ。そのままの私でいいんだ。こんな私でも、好きになってくれる人はいっぱいいる。
そんなことにも気づけなかった。
それに気づかせてくれたのは優希なんだ。
ん?ていうか優希…?
ちらっと優希を見てみると、彼は今更のように顔を真っ赤に染めていた。
「あ…、口が滑った。ほんとはもっとちゃんと言おうと思ってたんだけど…」
照れくさそうに頭を掻いてから優希は言った。
「俺は、奈緒のことが好きだ。俺と、付き合ってください!!」
だめかな?とでもいうように私のことを上目遣いで見てくる。
そんな彼のことを愛おしく思いながら私は答えた。
「わたしもずっと、好きだったよ。よろしくおねがいします!」
嘘で固めた私を溶かしてくれたのは、小さい頃からずっと一緒にいた優希だったんだ。
辛い過去は終わって、優しい未来が始めろうとしている…。
そんな人にならないと。
もう、一人は嫌だよ…。
〜〜〜〜
今でもふとした時によみがえる影口。
「奈緒ちゃんって、ほんとマイペースだよね」
「いつも一人でいるし、近寄りがたいっていうか」
「はっきり言って根暗だよね〜友達いなさそう〜」
人と足並みをあおろえるのが苦手な上に口下手な私は、クラスで浮いていて、友達も1人もいなかった。
だから私は演じる。
自分の本当の気持ちに蓋をして、人に合わせて、いつもにこにこ笑っているだけ。
楽しくもなんともないけど、おかげで人並みに友達はできた。
でも…
ほんとの自分がわかんない。嘘で固めた薄っぺらい人間。
誰かのまねっこ。
友達はできたけど、今の自分は嫌いだ。
堪えきれなくなって、幼馴染の優希に全てを打ち明けた。
優希は私よりもぼろぼろ泣いてくれた。
「奈緒、よく頑張ったね」
「ん…ありがと」
でも、と優希は続ける。
「友達ができたのは、奈緒が演じたからじゃない。奈緒が勇気を出して、仲良くなろうとした結果なんだよ」
あ…。言われてみてわかった。
今の私が友達といえる人。その子達とどうやって仲良くなったかって。
そのままの自分で接してた。ただ少しの勇気を出して。
「奈緒の友達はみんな、そのままの奈緒が好きなんだよ。
マイペースで口下手で、でも繊細で誰よりも優しい奈緒のことが」
優希が私に優しく微笑みかける。
「そのままでいてよ。俺も、そのままの奈緒が大好きだ。演じてたって、
何もいい方には変わらない」
うん、そうだ。そのままの私でいいんだ。こんな私でも、好きになってくれる人はいっぱいいる。
そんなことにも気づけなかった。
それに気づかせてくれたのは優希なんだ。
ん?ていうか優希…?
ちらっと優希を見てみると、彼は今更のように顔を真っ赤に染めていた。
「あ…、口が滑った。ほんとはもっとちゃんと言おうと思ってたんだけど…」
照れくさそうに頭を掻いてから優希は言った。
「俺は、奈緒のことが好きだ。俺と、付き合ってください!!」
だめかな?とでもいうように私のことを上目遣いで見てくる。
そんな彼のことを愛おしく思いながら私は答えた。
「わたしもずっと、好きだったよ。よろしくおねがいします!」
嘘で固めた私を溶かしてくれたのは、小さい頃からずっと一緒にいた優希だったんだ。
辛い過去は終わって、優しい未来が始めろうとしている…。
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