笑顔
僕、実は最初、君の姿が見えるたびに隠れてた。だって君みたいな人は、僕にとっては天敵みたいなものだから。はっきり言って嫌い、だった。
どうせ君も言うんでしょって。どれだけ悲しくっても笑ってればいい、とかさ。
僕と一緒に[漢字]溺れたわけ[/漢字][ふりがな]傷ついたわけ[/ふりがな]でもないのに何勝手なこと言ってんだよって。
でもさ、飛行機雲の下で君が言った言葉が今でも頭の奥にこびりついてる。
ああ、君はこれを大事に生きてきたんだなって思った。
『そりゃさ、できるだけ笑ってたいよね。やっぱ笑ってた方が楽しい思い出として残りそうじゃん。
でもね。笑ってるだけじゃダメなんだ。嫌だったら怒ったらいいし、悲しかったら泣かなきゃダメだ。』
『、、、なんで?』
『さあ?考えてみてほしいな!でも、私にとっては大事なことだし、君にもこれだけは守ってほしいの。ふたりの約束だよ!』
考えてみたよ。だけど、僕にはわかんないんだよ。
何を送っても既読すら付かない君とのトーク画面。いつもならすぐに明るい返信が来るのにな。[漢字]君[/漢字][ふりがな]天敵[/ふりがな]との毎日を楽しみにしていたことに、今さら気づいた。
今日、君は淡い空に溶けていった。たくさんの人の涙に見送られて。
嫌なことには怒ったらいいし、悲しかったら泣かなきゃダメ、なんでしょ?
自分が死ぬ、なんて、これ以上に理不尽で悲しいことなんてないでしょ?
なのに、なんで、君は笑ってるんだ?
僕なんて、さっきから溢れてくる涙が止まらないのにさ。約束、守ってるってことでいいかな。
君みたいに、口角を上げて無理やり笑顔を作ってみたけど、なんだか。
心がぼろぼろ傷ついて崩れ落ちてしまいそう。ああ、そうか。もしかしたら、もしかしたらだけど。
表情を偽ってしまうと、だんだん自分の感情がわからなくなってしまうんだ。笑顔に越したことはないけど、でも暗い感情を押し込めずに、それもひっくるめて自分を好きになれたら。
そういうこと、なんだよね?まだ自分に自信は持てないけど、僕も、それを大事に。
だけど。
僕にそんなことを言っておいて自分は約束を破るなんてさ。
やっぱり僕は、君のことが大嫌いだ。
[小文字]いまだけは。[/小文字]
どうせ君も言うんでしょって。どれだけ悲しくっても笑ってればいい、とかさ。
僕と一緒に[漢字]溺れたわけ[/漢字][ふりがな]傷ついたわけ[/ふりがな]でもないのに何勝手なこと言ってんだよって。
でもさ、飛行機雲の下で君が言った言葉が今でも頭の奥にこびりついてる。
ああ、君はこれを大事に生きてきたんだなって思った。
『そりゃさ、できるだけ笑ってたいよね。やっぱ笑ってた方が楽しい思い出として残りそうじゃん。
でもね。笑ってるだけじゃダメなんだ。嫌だったら怒ったらいいし、悲しかったら泣かなきゃダメだ。』
『、、、なんで?』
『さあ?考えてみてほしいな!でも、私にとっては大事なことだし、君にもこれだけは守ってほしいの。ふたりの約束だよ!』
考えてみたよ。だけど、僕にはわかんないんだよ。
何を送っても既読すら付かない君とのトーク画面。いつもならすぐに明るい返信が来るのにな。[漢字]君[/漢字][ふりがな]天敵[/ふりがな]との毎日を楽しみにしていたことに、今さら気づいた。
今日、君は淡い空に溶けていった。たくさんの人の涙に見送られて。
嫌なことには怒ったらいいし、悲しかったら泣かなきゃダメ、なんでしょ?
自分が死ぬ、なんて、これ以上に理不尽で悲しいことなんてないでしょ?
なのに、なんで、君は笑ってるんだ?
僕なんて、さっきから溢れてくる涙が止まらないのにさ。約束、守ってるってことでいいかな。
君みたいに、口角を上げて無理やり笑顔を作ってみたけど、なんだか。
心がぼろぼろ傷ついて崩れ落ちてしまいそう。ああ、そうか。もしかしたら、もしかしたらだけど。
表情を偽ってしまうと、だんだん自分の感情がわからなくなってしまうんだ。笑顔に越したことはないけど、でも暗い感情を押し込めずに、それもひっくるめて自分を好きになれたら。
そういうこと、なんだよね?まだ自分に自信は持てないけど、僕も、それを大事に。
だけど。
僕にそんなことを言っておいて自分は約束を破るなんてさ。
やっぱり僕は、君のことが大嫌いだ。
[小文字]いまだけは。[/小文字]
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