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人外×人間です!
そこまで人間とかけ離れてはいないはず...?
「おはようございます!」
今日もいつも通りの時間に、王子の執務室に足を踏み入れる。
私の挨拶に返事をする人はいないけれど、いいのだ。
カバンと上着をポールハンガーにかけて、真っ先に窓際に向かう。
新鮮な空気を感じながら、無駄に多い窓を一つずつ開けていった。
誰もいない時間のこの部屋は、嫌いじゃない。
しんとした空間に一人きり。まあ廊下に人が居るんだけどね。
それから、ずれているソファの位置を直したり、無駄に豪華で大きな楕円型の鏡を磨いたり、ちょっと鼻歌を歌ってみたりしながら、時間を過ごす。
はっきり分かるわけではない、だが確かに綺麗になった部屋に一人で満足する。
「ふぅ...」
一息ついたところで、はっともう一度背筋をのばす。
これは...王子がやってきた。
コツ、コツと、かたいブーツの音が聞こえてきたらすぐに分かる。
鏡を見て身だしなみを確認するか迷ったが、もう間に合わない。
仕方なく、感覚で前髪だけを整えて、さっと綺麗な姿で立つ。
「ふわぁ...」
「おはようございます、アエテルニタス第二王子殿下」
眠そうなあくびを見せびらかすように、部屋に入ってきたのがこの国の第二王子だ。
アエテルニタス様。
最初は名前をかんでしまったらどうしようと焦ったものだが、今となっては呼び慣れた。
「うん」
私は、王子が自分の前を通りすぎるのを確認してから顔をあげる。
すると、自分の机に向かえばいいものを、王子がわざわざソファに腰かけるものだから、少し焦った。
まさか、寝るわけではなかろうな。
私はしぶしぶ進言した。仕事が進んでいなくて怒られるのは、結局私なのだ。
「第二王子殿下、今日は少し、執務のペースを速めなければなりません。昨日のものが残っていますので」
「......ああ、そう」
そうだよ!!だから早くやろうって言ってんじゃん!!
少し、心が乱れて、口角がひくついた、気が、する。
くぅう......。本当に、何なの?この人。
言葉では言い表すことのできないこの気持ち、むしゃくしゃが襲ってくる。
「.........何でそんなことをしなければいけないの」
「え.........」
ぽつりと聞こえたその声に、はっとする。
何で、って。そんなの。
.........何でだろうか。
この人は、そう言えばこれからどうするんだろう。
このまま、何事もなければ、第一王子がこの国の王になるはずだ。
そうなればやっぱり、彼は王都の周辺の領地をおさめたりするんだろうか。
もともと決して頭が良いわけでもないし、私にこの話題はどうやら難しすぎたみたいだった。
頭痛がしてきた。
どうやらそんな私の姿は見苦しくて見ていられなかったのか、ふぅと王子が息を吐いた。
「いいよ。そんなド真面目に考えなくてもさ」
「な...え、は...??」
そっちが話題を振ってきたんじゃないか。
でもどうやら仕事を進める気になってくれたようだ。何故か分からないけどラッキー。
王子がどかりと椅子に座って、資料を眺めだした。
私は私でやることをやらなければ。
ちらりと時計を確認する。
よし、今日も1日頑張ろう。
今日もいつも通りの時間に、王子の執務室に足を踏み入れる。
私の挨拶に返事をする人はいないけれど、いいのだ。
カバンと上着をポールハンガーにかけて、真っ先に窓際に向かう。
新鮮な空気を感じながら、無駄に多い窓を一つずつ開けていった。
誰もいない時間のこの部屋は、嫌いじゃない。
しんとした空間に一人きり。まあ廊下に人が居るんだけどね。
それから、ずれているソファの位置を直したり、無駄に豪華で大きな楕円型の鏡を磨いたり、ちょっと鼻歌を歌ってみたりしながら、時間を過ごす。
はっきり分かるわけではない、だが確かに綺麗になった部屋に一人で満足する。
「ふぅ...」
一息ついたところで、はっともう一度背筋をのばす。
これは...王子がやってきた。
コツ、コツと、かたいブーツの音が聞こえてきたらすぐに分かる。
鏡を見て身だしなみを確認するか迷ったが、もう間に合わない。
仕方なく、感覚で前髪だけを整えて、さっと綺麗な姿で立つ。
「ふわぁ...」
「おはようございます、アエテルニタス第二王子殿下」
眠そうなあくびを見せびらかすように、部屋に入ってきたのがこの国の第二王子だ。
アエテルニタス様。
最初は名前をかんでしまったらどうしようと焦ったものだが、今となっては呼び慣れた。
「うん」
私は、王子が自分の前を通りすぎるのを確認してから顔をあげる。
すると、自分の机に向かえばいいものを、王子がわざわざソファに腰かけるものだから、少し焦った。
まさか、寝るわけではなかろうな。
私はしぶしぶ進言した。仕事が進んでいなくて怒られるのは、結局私なのだ。
「第二王子殿下、今日は少し、執務のペースを速めなければなりません。昨日のものが残っていますので」
「......ああ、そう」
そうだよ!!だから早くやろうって言ってんじゃん!!
少し、心が乱れて、口角がひくついた、気が、する。
くぅう......。本当に、何なの?この人。
言葉では言い表すことのできないこの気持ち、むしゃくしゃが襲ってくる。
「.........何でそんなことをしなければいけないの」
「え.........」
ぽつりと聞こえたその声に、はっとする。
何で、って。そんなの。
.........何でだろうか。
この人は、そう言えばこれからどうするんだろう。
このまま、何事もなければ、第一王子がこの国の王になるはずだ。
そうなればやっぱり、彼は王都の周辺の領地をおさめたりするんだろうか。
もともと決して頭が良いわけでもないし、私にこの話題はどうやら難しすぎたみたいだった。
頭痛がしてきた。
どうやらそんな私の姿は見苦しくて見ていられなかったのか、ふぅと王子が息を吐いた。
「いいよ。そんなド真面目に考えなくてもさ」
「な...え、は...??」
そっちが話題を振ってきたんじゃないか。
でもどうやら仕事を進める気になってくれたようだ。何故か分からないけどラッキー。
王子がどかりと椅子に座って、資料を眺めだした。
私は私でやることをやらなければ。
ちらりと時計を確認する。
よし、今日も1日頑張ろう。