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人外×人間です!
そこまで人間とかけ離れてはいないはず...?
隣にフィオ、向かいにロト。
大好きな家族に囲まれて食べる朝ごはんは、なんて美味しいのだろうか。
熱々のクロワッサンをぱふ、と2つに割ると、ほかほかと湯気があがった。
クロワッサンの割れた片方を口にいれると、サクサク、ふわふわ。
じゅわっとバターが染みだしてくるようで、とにかく、美味しい。
しかもこれ、何とロトの手作り。
美味しすぎて、食べる度に感動している。
そんな私を嬉しそうに眺めながら、ロトが話しかけてきた。
「リオ、美味しい?」
「うん!今日も、とっても美味しい!」
「おいしぃ!」
フィオも私と同じように声を上げる。
嬉しそうに、本当に嬉しそうに、ロトが微笑んだ。
「よかった」
そうやって笑う彼の頭には、一本の角。
高い身長は、2メートルはあるだろう。
顔と体には紋様のようなものが刻まれていて、腕は4本。
つまり、何だ。
私の夫は、人間ではない。
「おかぁさん、行こうよ」
「え......」
気付けば、私はスーツ姿になっていて、右手は制服を着たフィオに握られていた。
ふと後ろを見ると、優しげな顔をしてロトが立っている。
私は慌てて頷いた。
「ご、ごめんね。フィオ。行こっか」
「行ってらっしゃい」
すると、額にちょこんとキスをされて、思わず目を細める。
うーん、いつまで経っても慣れないな。
フィオがロトの足元に抱きつく。
「フィオも!」
「はは、分かったよ」
頭を撫でながら、フィオの額にもキスを落とすロト。
あざといフィオ。こんなにも可愛い生物が存在していることに驚きだ。
満足したのか、ドアを開けようとしてぐいぐいと押すフィオをなだめる。
分かった分かった、行きますから。
ドアを開けて、さあ出発。
「「行ってきます!」」
............で、保育園に着いた頃には、もう私は焦りに焦っていた。
ちょっと寄り道をしすぎたのだ。
挨拶もそこそこに園を飛び出して、慌てて電車に飛び乗る。
...ふう、ギリギリセーフ。
ぺこぺこ頭を下げながら、絶妙に混んでいる電車の奥に進む。
ここなら少し空いてる。私は丁度いいスペースを見つけて、入り込んだ。
しばらく息を整えた後、手帳を開く。
今日の予定を確認しておかなければ。
失敗は許されない。なんと言ったって、私の主人はこの国の王子様なのだから。
電車が止まる。私は電車から降りて、深呼吸をした。
遅れそうになったものの、ちゃんといつも通り出勤できそうだ。
私は時計を見ながら、王城へと歩を進めた。
大好きな家族に囲まれて食べる朝ごはんは、なんて美味しいのだろうか。
熱々のクロワッサンをぱふ、と2つに割ると、ほかほかと湯気があがった。
クロワッサンの割れた片方を口にいれると、サクサク、ふわふわ。
じゅわっとバターが染みだしてくるようで、とにかく、美味しい。
しかもこれ、何とロトの手作り。
美味しすぎて、食べる度に感動している。
そんな私を嬉しそうに眺めながら、ロトが話しかけてきた。
「リオ、美味しい?」
「うん!今日も、とっても美味しい!」
「おいしぃ!」
フィオも私と同じように声を上げる。
嬉しそうに、本当に嬉しそうに、ロトが微笑んだ。
「よかった」
そうやって笑う彼の頭には、一本の角。
高い身長は、2メートルはあるだろう。
顔と体には紋様のようなものが刻まれていて、腕は4本。
つまり、何だ。
私の夫は、人間ではない。
「おかぁさん、行こうよ」
「え......」
気付けば、私はスーツ姿になっていて、右手は制服を着たフィオに握られていた。
ふと後ろを見ると、優しげな顔をしてロトが立っている。
私は慌てて頷いた。
「ご、ごめんね。フィオ。行こっか」
「行ってらっしゃい」
すると、額にちょこんとキスをされて、思わず目を細める。
うーん、いつまで経っても慣れないな。
フィオがロトの足元に抱きつく。
「フィオも!」
「はは、分かったよ」
頭を撫でながら、フィオの額にもキスを落とすロト。
あざといフィオ。こんなにも可愛い生物が存在していることに驚きだ。
満足したのか、ドアを開けようとしてぐいぐいと押すフィオをなだめる。
分かった分かった、行きますから。
ドアを開けて、さあ出発。
「「行ってきます!」」
............で、保育園に着いた頃には、もう私は焦りに焦っていた。
ちょっと寄り道をしすぎたのだ。
挨拶もそこそこに園を飛び出して、慌てて電車に飛び乗る。
...ふう、ギリギリセーフ。
ぺこぺこ頭を下げながら、絶妙に混んでいる電車の奥に進む。
ここなら少し空いてる。私は丁度いいスペースを見つけて、入り込んだ。
しばらく息を整えた後、手帳を開く。
今日の予定を確認しておかなければ。
失敗は許されない。なんと言ったって、私の主人はこの国の王子様なのだから。
電車が止まる。私は電車から降りて、深呼吸をした。
遅れそうになったものの、ちゃんといつも通り出勤できそうだ。
私は時計を見ながら、王城へと歩を進めた。