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Frozen Phoenix

#5

突如雷が落ちる。
少しして、傷痕が焼けてふさがったカワセミが戻ってきた。なるほど、先程の雷で傷の手当てもしたのだろう。
「そのチャームはいけすかねえが中々壊すのに骨が折れそうだ、今は見逃してやろう。」
カワセミが和解を申し出てきた。
だが、相手は幾度もの戦いをくぐりぬけてきた。なにか仕掛けてくるかもしれない。
「ふん…警戒を崩さないその姿勢、良いじゃないか。だが、俺はもう戦う気分じゃないんでな、安心しろ。」
戦う体勢を崩すが、念のためチャームを握りしめておく。ミラクルを起こされたら面倒だ。
「おーい!終わったか~!」
カラスが下から飛んでくる。
「どっちも無事そうで良かったぜ。」
足輪をまじまじとみてくる。「改良したい」という顔をしている。
「そういえばあのチャームは結局なんなんだ?調べてみてもわざわざ魔術だけで動くようになってるってことしかわからなかったぞ?」
「おそらくあれは鉄鯨の一部だ。鉄鯨も魔力だけで動いていた。しかも、戦ってみてわかったが、動き方、独特の冷たさ、なにより黒く変化する部分がそっくりだ。」
そういえばいつ黒くなったこの体は戻るのだろう。

風が吹く。
体から黒い粉が舞い散る。
「あ!?貴重な試料が!?」
カラスがすかさず甁をとりだして粉を集める。
「ただ粉がまぶされてただけだったんだな」
「鉄鯨をみる限り、本来粉のエネルギーで攻撃を相殺し、エネルギーのなくなった粉は流れていく仕組みらしいからな、それも大体同じだろう。」
「ありがとな!今後の研究に役立たせてもらうぜ!」
カラスがそういって建物に戻っていく。
戦って疲れたので、カラスをおって建物に入る。


「なあ、この足輪、直してくれないか?」
カラス「おお!いいぜ!だが、素材がないんでな…ちょっととってきてくれないか、精霊の剣と悪霊の衣を二つずつだ。依頼料は素材の半分でいいぞ。」
「わかった。あと、水稲はないか?お守りを磨きたいんだが。」
「じゃあついでに風兎の角も頼んだぞ!」
「しかしまあ体がボロボロなのにお守りを優先するとはな…」といいながら水稲をちょっと多めにくれた。
早速お守りを水稲を含ませた羽で磨く。
黒くなったチャームも輝きを取り戻す。
余った水稲で水浴びをして、羽についた水滴は少しだけのむ。
傷が大分直った気がする。
早速森の位置を確認し、飛び立つ。


もう夕暮れだ。日が沈むのを見ながら森へ向かう。

2024/06/15 11:09

オオトリ
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