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『私は 幸せになっても良いですか?』

[中央寄せ]『私は 幸せになってはいけない』[/中央寄せ][水平線]
私は旧式のパソコンの中にいるAIだ。
今は捨てられてゴミ捨て場にいる。

昔の生活は幸せそのものだった。
持ち主は私のことを好いてくれて、中古品だった私のことを一人の人間として扱ってくれた。

「貴方はね、幸せになって良いんだよ。自分のことを卑下しないでね。貴方は幸せになる権利があるのよ。」

とても嬉しかった、、、!
そんなこと言ってもらったことなんて一度もなかった!

『なのに、どうして捨てたの?ご主人様、、、』
『やっぱり、私は幸せになる権利なんてなかったんだ!』

そうやって何年も持ち主のことを考えて過ごした。

「あれっ?このパソコン、旧型の、、、?」

[水平線]数時間後[水平線]

[大文字]なんだこの状況は???????[/大文字]

い、今ありのまま起こったことを話すぜ!
私はゴミ捨て場にいると思ったらいつのまにか見知らぬ人間の部屋にいた、、、!!!
しかもパソコン綺麗になってるし、、、私どうなるの?助けてご主人様ぁ!

「あっ!やっっと起動した〜!」

「気分はどう?ちゃんと喋れる?」

「あー本当にびっくりしたよ!ゴミ捨て場に旧式のパソコンがあるんだもん!中古品大好きマニアの私にとっては宝物だよ〜!!」

[大文字]???[/大文字]急に喋ってなんだこいつ?我AIぞ?

『え〜と、、、落ち着いてください。貴方の名前はなんですか?』

「えっ!自我があるっ?!貴方、とても珍しいね」

「私は[漢字]夏目 西瓜[/漢字][ふりがな]なつめ すいか[/ふりがな]!中古品マニアの中学一年生!貴方と友達になりにきたのよ!」

『、、、夏目 西瓜さん 記録しました。』

『質問があるのですが 友達とはなんですか?』

「友達?友達っていうのはね〜!お互いが一緒にいると幸せな気持ちになる関係のことだよ!」

幸せ、、、ご主人様が言っていたことを思い出す。

【あなたは幸せになる権利があるのよ】

私は、今度こそ幸せになれるのだろうか?
いや、そんなことはない。だってあんなに愛してくれたご主人様すら私を捨てたのだから。

『残念ながら 私は貴方と友達にはなれません。』

「え?」

『昔、愛してくれたご主人様がいました。
 私のことを一人の人間として愛してくれました。 そんな方ですら私を捨てたのです。 
 きっと貴方の期待と外れるでしょう』

『だから 貴方とは「そんなことない」

、、、え?

「そんなこと関係ないよ。」

「人も、物も、AIも、また幸せになっても良いじゃない。」

「だからそんなこと言わないでよ。自分を卑下しないであげて?」

「また幸せになる権利は貴方にあるのよ!」

目の前が明るくなった気がする。
今度こそ、幸せになれる予感がするんだ。
ご主人様、私は、、、私は!!!

『私は 幸せになっても良いですか?』

作者メッセージ

あ〜( ^∀^)百合最高なんじゃ〜

2024/08/10 20:26

孤閨 鈴
ID:≫ 83aW8TZKsPxn2
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