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事実的根拠はありません…!!
先生たちに誘導されて、俺たちは避難所まで行った。
避難所へ行ってもほとんど知ってる人はいない。
俺の親は、仕事に行っていたから、きっと今、仕事場の近くの避難所にいるにだろう。
…。
避難所にいることを願おう…。
俺には3つ下の弟がいた。
いつもは喧嘩しているような仲だが、今はものすごく心配している。
「お兄ちゃんっ!」
振り向くと、涙で顔がぐちゃぐちゃになっている弟がいた、わけではなかった。
知らない男の子だった。
「あ、、ごめんなさい…」
「名前、何て言うの」
俺は聞いておいた。
このまま放っておくのはいけない気がしたからだ。
「ヒック、、た、鷹野、、透、、」
「…。透くん、家族は?見つかった?」
「ううん、、、グス」
「そうか…、、、お腹、空いてないか?」
「…、、」
男の子——透くん、と呼ぶべきか。
透くんは控えめにコクリと頷いた。
「こっち、来なよ」
俺は運よく持ってきていたお菓子を透くんにあげた。
ものすごく嬉しそうにしていた。
それを見て、余計に俺は弟のことが心配になった。