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神託の天鏡 〜オラクル・スカイミラー〜 1章 ー 神託、光の運命(さだめ)

#7

第7話 ー 会合で知る力の存在

グオオオォォォォ…。
乗せてくれたドラゴンの図太い咆哮が敷地内に響き渡る。
城の中から一人の男性が現れた。
道に沿ってこちらに来ている。
…。
⑧「よくお越しくださいました…。私(わたくし)、執事の[⑧トリオン]と申します。」
清々しい素振りの執事さんがきてくれたみたいだ。
お互いに会釈した。
⑧「招待状はお持ちでしょうか…?」
①「は、はい、ありますっ。」
緊張だらけで反応が遅れてしまう。
2人分の招待状を見せた。
⑧「ご確認致しました。早速ですが、ご案内致します。こちらへどうぞ。」
①「ありがとうございます。」
庭園の扉を通ると同時にドラゴンが飛び去っていった…。
後ろから[④ヘリオス]さんも付いてきてくれている。
⑧「こちらへ…。」
城の入口だ。
外装から豪華だから中はもっと豪華なんだろうなと思いながら中に入った。
やはり綺麗過ぎる…。
流石豪邸…。
①「うはー…。」
思わず声に出した。
④「すげえな…。」
同じ事を思っているみたい笑
…。
豪華な装飾に見惚れながら廊下を通った。

コンコン…。(ノックが打たれた音)
⑧「失礼します。御主人様、お客様がご到着致しました…。…どうぞこちらへ。」
いよいよ対面の時が来た。
中には3人の男性が座っていた。
一人はここの豪邸のご主人さんらしき人、その反対側にがたいのある獣姿の人、それと奥に還暦のありそうな老人がいる。
⑦「おぉ、よく来たな……。……!…待っていた…。」
⑤「……!」
⑨「……!」
3人とも僕の姿を捉えた瞬間何かを感じ取ったようだ。
①「え、えっと、[①光羅 鏡]と申します。本日は、よろしくお願いします…。」
軽めのお辞儀も含めて挨拶をした。
突然一人が声を上げた。
⑤「ンン …! ...すまぬ 。少々時間をいただく。」
彼は立ち上がり[④ヘリオス]さんと奥にいた老人さんを手招きしながら部屋の外に出ていった。
おそらく彼が[④ヘリオス]さんの知人さんだろう。
まさか虎系の獣人だったとは笑
見た目の話はこういうことだったんだねと[④ヘリオス]さんに目で伝えた。
伝わってるかは分からないけど、反応は返してくれた。
服装も拠点の様相と似ていて繋がりが分かる気がした。
かっこいいな…!
⑦「さ、さぁ…、早速だが話を聞きたい…、そこに…、座って欲しい。」
①「は、はい…汗、失礼します…。」
対面してからしばらく沈黙が続いた。
緊張するなぁー。
…。
⑦「わざわざここまできてくれて感謝する…。儂の名前は[⑦ポセイ]だ…。お主は…、[③ギガロ]という人物を知ってるか…?」
①「[⑦ポセイ]さ…、あ、[⑦ポセイ]様…、よろしくお願いします…。えっと…、記憶が曖昧なのではっきりとでは無いですが、知ってはいます。」
一応偉い人だよね…?
様を付けとこう…。
⑦「…、実はな、儂の息子でな…。」
……!!!
行方不明の話と家族の間柄が結びついた。
①「あっ…汗、それは…。」
⑦「それにしてもやはり似ているな…、我が息子に…。」
彼は軽い微笑みを見せた。
①「そうみたいですね…、周りの方々からよく言われていました…。」
きっと心の奥底から辛いはずなのに、僕のことも気にして優しく振る舞ってくれているようだ。
…。
①「行方が不明であることはご伺いしています…、なんとも言えないですけど…。」
⑦「そうか…、知っておったか…。今全力で探しているんだがな…。」
上の方を見ては呆然としていた。
自分の子どもを思う不安の様子がより伝わってくる。
①「早く…、見つかると良いですね…。」
これは自分も虚しい気持ちになる…。
しばらく経って慌てた様子で3人が戻ってきた。
⑤「[⑦ポセイ]様!!、す、少し三人で情報共有して参りましたっ。その中で我々も驚いているのですが[⑨サトゥルヌ]様が彼から微力の神力(しんりょく)を感じると…、ずっと仰っておりまして…。」
………???、しんりょく…?
④「そ、そうみたいなんだ…!!!」
三人とも動揺で落ち着きがなくなっているように見える。
だけどちょっと[④ヘリオス]さんは反応が薄いかな…?
わかんないや。
⑦「何ぃ!?、それは真(まこと)かっ!?」
驚きの声であたりが響いた。
①「…あのすみません、しんりょくって何ですか?」
理解するためには流石に聞いたほうが良い気がした。
⑤「お主、知らんかったのか…?」
それはこの世界に来たばかりじゃあねぇ…、知らんて。
①「あ、えっと……」
④「ほら、さっき言ったろ、記憶のこと…。」
[*]④ヘリオスさんがフォローしてくれた…。
伝えてくれたのかな…!
⑤「ああ、そうだった…。すまぬ。」
⑨「神力…。古から神に選ばれた者にしか得ることの許されなかった、幻の力…。」
老人さんが嗄(しわが)れた声で一生懸命に話し始めた。
えっ…?
⑤「それに数十年に一度くらいの頻度でしか現れんのだ。」
虎獣人さんが付け加えた。
⑨「神力を持った者は、様々な能力を行使できるようになる故に神と同様の存在として崇められるのじゃ…。」
えぇ、そんなのを僕が持っちゃってどーすんの?汗
④「これが本当なら、俺はとんでもねえ奴と出会っちまったな…笑」
なんか嬉しそう笑
まあ推しの人と会えたのと同じことを思えば嬉しいか…。
⑤「…、神力をお持ちの方なら[③ギガロ]様もでしたね。」
⑦「あぁ…、儂の息子もその選ばれた神力者だった…。」
なるほど…、だからこんなに大惨事になっているのか…?
ん?
あれ?
①「現れるのって…、数十年に一度とかではないんでしたっけ?」
⑤「ふむ、本来はそうだ。しかしこれが本当ならば異例の事態だな。」
異例の事態…!
動揺するのも理解した。
⑨「ほ、本当じゃっ…!僅かながらに感じるのじゃよ…!!」
信じてほしいのだろうか訴えている。
[⑦ポセイ]様が何かを思いついた。
⑦「そ、そうだ…、[⑤ガゼラウス]よ。息子とあの場所によく行っていたな。神力に関わりが深い地とかと聞いておるが…。」
あの場所??
⑤「えぇ、行ってましたね、その[⑪テマオリンポス神殿]に。仰る通り、神力の関わりが深い場所故の現状況を把握することは可能でしょうが…、遠いですし行くのが困難ですね…。」
そんな場所があるのか……!汗
④「……なんか、噂には聞いたことあるな…、でもそこで確実な手がかりが見つかるかもしれないんだろ?」
⑨「そ、そうじゃよっ、早速行ってみんかねっ?」
行くべきなのかなぁ……汗
でも何が原因なのかを知りたい気持ちもある。
④「ちょっと、突然だったよな…。[①鏡]、どうする?」
戸惑っている僕を様子見ては寄り添ってくれた。
①「驚きでいっぱいですね汗、でもその場所気になります…。」
素直な気持ちを言ってみる。
④「そうか…、そういえば遠いと言っていたな…?実際どのくらいかかるんだ?」
⑤「うむ……?大凡(おおよそ)でも2、3日はかかるだろうな…。連れて行く事はできるが一緒に行くか?」
日を跨いでまでいかなければいけないという事だった。
④「日帰りは無理か…。なら俺は店があるから一緒に行けそうにねえな…。」
そうだった。
今日はたまたま休日だって言ってたな…。
⑤「お二方はどうなされますか…?私は彼の先導として共に行きますが…。」
⑨「わ、儂も行こうかの…。神力様のお力をこの目で確かめたいしのう…!」
⑦「うーん…、行ってやりたいが、息子捜索は外せんしなぁ…、予定もそこそこ埋まっているのでな…。」
⑤「承知しました。では三人で行くとしましょうか。」
老人さんも行くことになった、計三人での旅だ。
一体どんなことになるんだろう。

作者メッセージ

うひー、展開が激しい…!笑
[③ギガロ]という名の人物は、豪邸主[⑦ポセイ]の息子さんだったんですねー。
[④ヘリオス]の知人も登場…!
獣人好みの作者癖が勝手にこうしました笑
そして夢のような力の存在も明らかに…。
主人公の運命はどうなるんでしょう…。
これからは[⑩テマオリンポス神殿]への旅がメインになりそうですね。

2025/05/26 13:20

八咫鏡
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