文字サイズ変更

神託の天鏡 〜オラクル・スカイミラー〜 1章 ー 神託、光の運命(さだめ)

#3

第3話 ー 出会い

時間が経つにつれて暗くなってきた。
ここの世界も昼夜があるようだ。
住人さん達が家へと帰っていき、辺りは静かになった。
んでどうするか。
野宿みたいなことしなければいけないのだろうか。
そうこう考えているのも束(つか)の間、近くの建物の誰かに声をかけられた。
④「おい、お前さん。そんなところで何をしてる。」
建物の中からの光でその人の姿は確認できるが顔などは認識できない。
①「あ…、えっと…。」
返答に戸惑っていると、
④「誰で何をしてたのか知らんが夜は危険だ、中に入れ。」
彼はそう言った。
①「えぇ…。」
初対面の人でもこんな対応してくれることに驚いていた。
④「ほら早くしてくれ。」
ちょっと強い口調だった。
①「は、はい…汗、ありがとうございます…。」
優しい対応への感謝と後ろめたさが混じったような気持ちで家にあがった。
④「んん………?ん、気のせいか。まあゆっくりくつろいでくれ。お前さん、名はなんて言うんだい。」
①「あ…、えっと…、[①鏡]って言います。」
気にかけてくれていると思うと緊張気味な話し方になってしまう。
④「ハハ、そう固まらんくていいさ。そうか、カガミか、良い名だな。んー、だとしたら別人か。」
最後が少し小言だった。
その時女性たちのあの会話を思い出した。
①「…?あの、もしかして、[③ギガロ]さんのことですか?」
④「ん?あ、あぁ、そうだな、しかしだいぶ似とるな。」
①「そ、そうなんですか、やっぱり似ているんですね…汗」
④「あの方の面影がだいぶあるな…。」
そうなのか…。
やっぱり似ているのか。
④「ところでお前さん、夜でも外にいたがどうしたのかね。」
この質問にはどう答えればいいのか正解がわからない。
①「いえ…、その………」
④「……言いづらいか。なら言わなくて良い。」
答えがなかなか返ってこないことに何か感じ取ったんだろう。
①「あのっ、」
彼の親切心にとても救われたし、この人は初対面だけどなんだか安心感が湧いてくる感じがする。
いっそ思い切って聞いてみた。
①「どうしてここまで親切にしてくれるんですか…?」
④「んーまぁ、俺の好きにしてるだけって感じだけどな。実際夜の外は危険だ。」
①「それなら…、本当にありがたいです…。」
ここの世界のことについて聞いてみようか…、うーんこれは本当に悩む内容だけど彼を信じてみようか、そう考えていた。
すると、グウゥゥゥゥゥゥゥ。
お腹が鳴ってしまった。
全然食べていなかった。
④「ハハ。お腹空いたか。飯も食ってくか?ここはな、俺の店なんだ。」
なるほど、どうりで良い匂いが…。
④「今日の晩飯は何にすっかなぁ〜…」
独り言を言いながらキッチンに向かっていった。
他に手段もないしいただくことにした。
…。

作者メッセージ

新たな世界の人との初接触…!
この人の優しさには主人公も感謝ですね…。

2025/05/13 14:46

八咫鏡
ID:≫ ee6GXApDjXSt6
コメント

この小説につけられたタグ

通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

どういった部分が元作品と類似しているかを具体的に記入して下さい。

※できるだけ具体的に記入してください。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
タイトル
URL

この小説の著作権は八咫鏡さんに帰属します

TOP