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#地味女子 クズ くっつく 方法

#15

クズが。

______________________

昼休み。


教室はいつもより騒がしい。


男子たちは机を寄せて、意味のない話で笑っている。


灯は席で、お弁当を開きながら、昨日のことを思い出していた。


——日直。
——黒板。
——さりげなく助けてくれた声。


……蒼……


胸の奥が、少しだけあったかくなる。


そのとき。


友達「なあ蒼、昨日の日直どうやったん?」
蒼「は?あー……」


蒼はパンをかじりながら、どうでもよさそうに答える。


蒼「別に。普通やん」


……普通……


灯の手が、止まる。


友達「星乃やろ?暗い子」


その言葉に、胸がひくっとなる。


蒼「……ああ」


蒼は一瞬だけ間を置いて、


蒼「まあ、喋らんし地味やし、やりにくかったわ」
______________________


……え?


音が、消えた。


心臓が、一拍遅れて、強く鳴る。


——やりにくかった……
——地味……
——喋らんし……


友達「でも蒼、助けたって聞いたで」
蒼「は?あれ?」


笑いながら、肩をすくめる。


蒼「詰まっとったから言っただけやん。深い意味ないって」


……深い……意味……ない……


灯の視界が、じわっと滲む。


蒼は続ける。


蒼「てかさ、ああいうタイプ無理やろ」


軽い。


本当に、軽い。


蒼「泣きそうな顔で見られるの一番困るわ」


______________________


灯の指先が、冷たくなる。


さっきまで温かかった胸の奥が、すうっと冷えていく。


……そっか……
……困らせてたんだ……
……迷惑だったんだ……


お弁当の味が、しなくなる。


蒼は灯の方を、一度も見ない。


完全に、「いない人」扱い。


それが、余計に刺さる。


灯「……」


俯いて、箸を握りしめる。


……私……
……勝手に……
……期待して……


胸の奥が、ぎゅっと潰れる。


——クズなのに……
——ちょっと優しいから……
——勘違いするじゃん……


______________________


昼休みの終わり。


灯は一人で廊下を歩いていた。


人の少ない、階段の踊り場。


そこなら、泣いても誰も来ない。


灯「……っ……」


目を押さえる。


涙が、ぽたっと落ちる。


……やだ……
……私……ほんと……

______________________

作者メッセージ

妙な終わり方したなぁおい!
まあ、次回があると言うことをお忘れずに。

灯、大丈夫か、普通に。( T_T)\(^-^ )
            ⬆︎ ⬆︎
            灯  作者

おい、ゴミを見るような目で見るな灯泣

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