結衣は毎日、菫(Violet)のSNSをチェックするのが日課だった。寝る前に必ず、最新の投稿を見て、ライブ配信の予定を確認する。そしてそのたび、心の中でひとり、こう誓っていた。
結衣「いつか、絶対に菫様に会える日が来る。その時のために、今は全力で応援するんだ。」
菫のことを知ったのは、ほんの数ヶ月前だった。最初はただの偶然、ネットで流れてきたライブ映像を見て、彼女に心を奪われた。それからというもの、結衣の世界は菫一色に染まった。
紫色が好きで、グッズ収集が得意だった結衣にとって、菫が歌う「Violet」の色は、まさに自分の世界そのものだった。最初に見たステージでは、14歳とは思えない落ち着きと美しさに圧倒され、その瞬間に「この人が私の推しだ!」と確信した。
毎日、菫の投稿を見てはひとりで涙ぐむこともあった。彼女のストイックな努力や、どんなに疲れていてもステージでは「Violet」の姿でいる姿に、どれだけ勇気づけられたことか。結衣は、菫がどれほど大変な思いをしているのかを、ライブ配信やSNSを通して少しずつ知っていった。
結衣「私も菫様のように、強くなりたい……。」
そう思った結衣は、いつも机の前に並べた紫色のグッズたちを見つめながら、心に決めていた。
結衣「もっともっと、菫様のことを知りたい。そして、いつか、私も直接応援できる場所に行きたい。」
だが、なかなか現実は簡単ではなかった。ライブやイベントはすぐにチケットが完売してしまうし、遠い場所で開催されることが多いため、結衣にはなかなか足を運ぶことができなかった。
それでも、結衣の気持ちは止まることがなかった。彼女は毎日のように、SNSで菫のファンアートを描いて投稿し、感謝の気持ちを伝える。そして、菫がどんな小さなことでもコメントしてくれると、心から嬉しくてたまらなかった。
ある日、Twitterで菫の新しいライブツアーの告知が流れてきた。そのツアーの開催地には、結衣が住んでいる街も含まれていた。
結衣「これ、絶対に行きたい! でも、チケットが取れるかな?」
結衣は即座に会場のチケット販売ページを開いた。しかし、予想通り、すぐに「完売」の文字が目に入る。
結衣「うぅ、ダメだった……。」
それでも、諦めることなく、結衣は次にどの方法で菫のライブに行けるかを考え始めた。もしかしたら、次のライブのチケットを手に入れるためには、もっと早く行動しなければならないかもしれない。
結衣「だって、私、菫様に会いたいんだもの。」
その一心で、結衣は日々、菫に関するあらゆる情報を集め、ファン同士で情報交換をすることを楽しみにしていた。自分ができることは、たくさんのファンアートを描くことと、推しのために応援を続けることだと思っていた。
結衣「菫様がどんなに努力してるか、私は知ってる。だからこそ、私は負けない。」
心の中で菫の姿を思い浮かべながら、結衣は自分の部屋で毎晩、紫色のペンライトを手にして、ライブの映像を何度も繰り返し見ていた。
その時、結衣はまだ気づいていなかった。この後、彼女の前に菫と会える日が、こんなにも近づいていることを__。
- 1.どりむらじお❣️赤色の心の中は?
- 2.どりむらじお❄️青色の雪は溶けない
- 3.どりむらじお🌊あわぱーる号の波の夢
- 4.『初披露!最年少組の恋愛相談っ!』
- 5.どりむらじお🦜うぐいすの独り言
- 6.祝福!ゆきちゃんのオタク誕生日!!!❄️
- 7.❄️貴方に出会えたあの日が❄️
- 8.海珠、今日はちょっとお休みの日
- 9.年上組、甘々モードで配信ですっ
- 10.超レア⁉️苺花、辛いもの食べます!!
- 11.光と桜の出会い
- 12.裏舞台の方が輝く光✨
- 13.胸に灯る光の正体
- 14.語り部の応援熱
- 15.ゆりめ、赤に染まる
- 16.学校帰りの軌跡
- 17.ゆりめ、語り部に出会う
- 18.推しとの出会いを夢見る日々
- 19.今夜、君と一緒に紫の星を見よう」
- 20.オタクへの目覚め🌊
- 21.🥀同い年組初!?ゲーム配信っ!!🌊
- 22.向日葵の輝き
- 23.ただのおみず
- 24.ピンクの想い色✨
- 25.🌸あたしがナイ様を見つけた日。__
- 26.🌸同じ色なんか名乗らないで。
- 27.『ごめんなさいっ……』
- 28.癒しは正義🧸
- 29.~~どりむ大集合!王様ゲーム!の巻~〜
- 30.リクエストありがとう〜!
- 31.みかんの天使、降臨です🪽
- 32.静かな雲は嫌い…?☁️
- 33.推しの煌めきを、貴方にも。___〜選挙用物語〜
- 34.出会った運命__🪽