朝の光が差し込む教室は、すでに“静か”とは程遠かった。
椅子は少しずつ動き、誰かの笑い声が重なり、
まだ名前を覚えきれていない空気だけがふわふわと漂っている。
その中心で、黒髪をハーフアップにまとめた女性が静かに立っていた。
[下線][漢字]望月 凛音[/漢字][ふりがな]もちづき りおん[/ふりがな][/下線]先生。
眼鏡の奥の目は冷静で、しかしどこかこの状況を楽しんでいるようにも見える。
凛音「では皆さん。順番に自己紹介をしてください。名前、アイドル名、そしてひとことお願いします」
その一言で、空気が一気に動いた。
??「はーいっ!!」
真っ先に立ち上がったのは、赤い存在感を放つ少女。
[下線][漢字]仲本[/漢字][ふりがな]なかもと[/ふりがな] さな([漢字]苺花[/漢字][ふりがな]いちか[/ふりがな])[/下線]。
さな「みんなー!苺の国からやってきたグループ最年少の『苺花』こと、いちかです!今日は甘〜い幸せ届けるねっ!」
凛音「元気でいいですね。最年少らしい勢いです」
凛音先生がメモを取る。
次に立ったのは、青い空気をまとった少女。
[下線][漢字]神谷[/漢字][ふりがな]かみたに[/ふりがな] ゆめ(ゆき)[/下線]。
ゆめ「うち、ゆきです!歌は本気でいくから、よろしくね!」
凛音「努力型ですね。期待しています」
水色の髪が揺れる。
[下線][漢字]倉根 星[/漢字][ふりがな]くらね せい[/ふりがな]([漢字]海珠[/漢字][ふりがな]しんじゅ[/ふりがな])[/下線]。
星「海珠だよ〜!みんなおはぁ!今日は海日和じゃない?」
凛音「ここは教室です」
即答だった。
白とオレンジの光。
[下線][漢字]煌星 乃羽[/漢字][ふりがな]きらぼし のわ[/ふりがな](おれんぢ)[/下線]。
乃羽「おれんぢですっ!よろしくねぇ〜!」
凛音「癒し枠ですね」
紫の空気が一瞬、場を引き締める。
[下線][漢字]逢坂 菫[/漢字][ふりがな]おうさか すみれ[/ふりがな]([漢字]Violet[/漢字][ふりがな]ヴァイオレット[/ふりがな])[/下線]。
菫「Violetです。騎士団の皆様、よろしく」
凛音「世界観が完成しています」
黒いオーラを背負った少女。
[下線][漢字]朝凪 華琉渚[/漢字][ふりがな]あさなぎ かるな[/ふりがな]([漢字]黒刀 華空[/漢字][ふりがな]きろかた かそら[/ふりがな])[/下線]。
華琉渚「黒刀華空。ダンス担当」
凛音「一言で伝わるのは強いです」
緑の勢いそのままに。
[下線][漢字]巴月[/漢字][ふりがな]はづき[/ふりがな] めじろ(うぐいす)[/下線]。
めじろ「うぐいすや!よろしゅうな!」
凛音「元気は良いですが廊下は走らないでください」
クマ耳フードが視界をよぎる。
[下線][漢字]甘糖 胡桃[/漢字][ふりがな]あまとう くるみ[/ふりがな](みるくらて)[/下線]。
胡桃「最年少のみるくらてで〜すっ!今日はみんなに甘い幸せを届けるね〜!!」
凛音「元気すぎますね……でもこの勢い、可愛いです」
凛音先生はメモを取りながら少し微笑む。
ピンクの空気がふわっと広がる。
[下線][漢字]内藤[/漢字][ふりがな]ないとう[/ふりがな] ないみ(ナイト・メア)[/下線]。
ないみ「ナイト・メアだよ〜!ナイメア民よろしくね〜!」
凛音「ファン文化の理解、良好です」
太陽のような黄色。
[下線][漢字]春風[/漢字][ふりがな]はるかぜ[/ふりがな] ひいの([漢字]小日向 陽葵里[/漢字][ふりがな]こひなた ひまり[/ふりがな])[/下線]。
ひいの「みんなの輝く太陽になりたいっ!ひまりです!」
凛音「前向きで良いですね」
白とピンクの光。
[下線][漢字]桜井[/漢字][ふりがな]さくらい[/ふりがな] ひかり(ルミア)[/下線]。
ひかり「ルミアです!みんなを笑顔にするよ!」
凛音「理想的なアイドル像です」
空気が少しだけ落ち着く。
自然と中心に視線が集まる。
ゆっくりと立ち上がった少女。
静かで、やわらかい存在感。
[下線][漢字]雫森 心洩[/漢字][ふりがな]しずくもり こもれ[/ふりがな](ふわっとすてっぷ)[/下線]。
心洩「こもれです……ふわっとすてっぷです。よろしくお願いします」
それだけ。
でもその一言で、場の“軸”がそこにできる。
凛音先生は一瞬だけ目を細めた。
……この子が、中心ですね。
そして最後に、落ち着いた視線で全体を見渡しながら、軽くうなずく。
凛音「以上で、全員の自己紹介は終わりました」
タブレットを閉じる音が、静かに響く。
一瞬だけ静かになった教室。
______しかし、次の瞬間。
「次なにするの!?」
「ダンス!?」
「海いく!?」
「おやつある!?」
12人分の声が一気に重なる。
凛音先生は小さく息を吐いた。
……初日ですね。
そして、ほんの少しだけ口元が緩む。
凛音「では皆さん。これから一緒に、“アイドル活動”を始めましょう」
窓の外、朝の光はもうすっかり強くなっていた。
12色の個性が、ここから同じステージへ向かっていく。
椅子は少しずつ動き、誰かの笑い声が重なり、
まだ名前を覚えきれていない空気だけがふわふわと漂っている。
その中心で、黒髪をハーフアップにまとめた女性が静かに立っていた。
[下線][漢字]望月 凛音[/漢字][ふりがな]もちづき りおん[/ふりがな][/下線]先生。
眼鏡の奥の目は冷静で、しかしどこかこの状況を楽しんでいるようにも見える。
凛音「では皆さん。順番に自己紹介をしてください。名前、アイドル名、そしてひとことお願いします」
その一言で、空気が一気に動いた。
??「はーいっ!!」
真っ先に立ち上がったのは、赤い存在感を放つ少女。
[下線][漢字]仲本[/漢字][ふりがな]なかもと[/ふりがな] さな([漢字]苺花[/漢字][ふりがな]いちか[/ふりがな])[/下線]。
さな「みんなー!苺の国からやってきたグループ最年少の『苺花』こと、いちかです!今日は甘〜い幸せ届けるねっ!」
凛音「元気でいいですね。最年少らしい勢いです」
凛音先生がメモを取る。
次に立ったのは、青い空気をまとった少女。
[下線][漢字]神谷[/漢字][ふりがな]かみたに[/ふりがな] ゆめ(ゆき)[/下線]。
ゆめ「うち、ゆきです!歌は本気でいくから、よろしくね!」
凛音「努力型ですね。期待しています」
水色の髪が揺れる。
[下線][漢字]倉根 星[/漢字][ふりがな]くらね せい[/ふりがな]([漢字]海珠[/漢字][ふりがな]しんじゅ[/ふりがな])[/下線]。
星「海珠だよ〜!みんなおはぁ!今日は海日和じゃない?」
凛音「ここは教室です」
即答だった。
白とオレンジの光。
[下線][漢字]煌星 乃羽[/漢字][ふりがな]きらぼし のわ[/ふりがな](おれんぢ)[/下線]。
乃羽「おれんぢですっ!よろしくねぇ〜!」
凛音「癒し枠ですね」
紫の空気が一瞬、場を引き締める。
[下線][漢字]逢坂 菫[/漢字][ふりがな]おうさか すみれ[/ふりがな]([漢字]Violet[/漢字][ふりがな]ヴァイオレット[/ふりがな])[/下線]。
菫「Violetです。騎士団の皆様、よろしく」
凛音「世界観が完成しています」
黒いオーラを背負った少女。
[下線][漢字]朝凪 華琉渚[/漢字][ふりがな]あさなぎ かるな[/ふりがな]([漢字]黒刀 華空[/漢字][ふりがな]きろかた かそら[/ふりがな])[/下線]。
華琉渚「黒刀華空。ダンス担当」
凛音「一言で伝わるのは強いです」
緑の勢いそのままに。
[下線][漢字]巴月[/漢字][ふりがな]はづき[/ふりがな] めじろ(うぐいす)[/下線]。
めじろ「うぐいすや!よろしゅうな!」
凛音「元気は良いですが廊下は走らないでください」
クマ耳フードが視界をよぎる。
[下線][漢字]甘糖 胡桃[/漢字][ふりがな]あまとう くるみ[/ふりがな](みるくらて)[/下線]。
胡桃「最年少のみるくらてで〜すっ!今日はみんなに甘い幸せを届けるね〜!!」
凛音「元気すぎますね……でもこの勢い、可愛いです」
凛音先生はメモを取りながら少し微笑む。
ピンクの空気がふわっと広がる。
[下線][漢字]内藤[/漢字][ふりがな]ないとう[/ふりがな] ないみ(ナイト・メア)[/下線]。
ないみ「ナイト・メアだよ〜!ナイメア民よろしくね〜!」
凛音「ファン文化の理解、良好です」
太陽のような黄色。
[下線][漢字]春風[/漢字][ふりがな]はるかぜ[/ふりがな] ひいの([漢字]小日向 陽葵里[/漢字][ふりがな]こひなた ひまり[/ふりがな])[/下線]。
ひいの「みんなの輝く太陽になりたいっ!ひまりです!」
凛音「前向きで良いですね」
白とピンクの光。
[下線][漢字]桜井[/漢字][ふりがな]さくらい[/ふりがな] ひかり(ルミア)[/下線]。
ひかり「ルミアです!みんなを笑顔にするよ!」
凛音「理想的なアイドル像です」
空気が少しだけ落ち着く。
自然と中心に視線が集まる。
ゆっくりと立ち上がった少女。
静かで、やわらかい存在感。
[下線][漢字]雫森 心洩[/漢字][ふりがな]しずくもり こもれ[/ふりがな](ふわっとすてっぷ)[/下線]。
心洩「こもれです……ふわっとすてっぷです。よろしくお願いします」
それだけ。
でもその一言で、場の“軸”がそこにできる。
凛音先生は一瞬だけ目を細めた。
……この子が、中心ですね。
そして最後に、落ち着いた視線で全体を見渡しながら、軽くうなずく。
凛音「以上で、全員の自己紹介は終わりました」
タブレットを閉じる音が、静かに響く。
一瞬だけ静かになった教室。
______しかし、次の瞬間。
「次なにするの!?」
「ダンス!?」
「海いく!?」
「おやつある!?」
12人分の声が一気に重なる。
凛音先生は小さく息を吐いた。
……初日ですね。
そして、ほんの少しだけ口元が緩む。
凛音「では皆さん。これから一緒に、“アイドル活動”を始めましょう」
窓の外、朝の光はもうすっかり強くなっていた。
12色の個性が、ここから同じステージへ向かっていく。