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🌟〈参加型〉『推しとオタクの夢物語』🌟〆切!!マネージャー決定!!!!!!

#56

茶色のクマと完璧女子。

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[漢字]望月 凛音[/漢字][ふりがな]もちづき りおん[/ふりがな]の人生は、無機質な数字と記号で構成されていた。


分刻みのタイムスケジュール、効率重視の学習計画。


18歳の彼女にとって、世界は「制御すべき対象」であり、
そこに感情が介在する余地など微塵もなかった。


凛音「……無意味。そして非効率的だ」


大学のカフェテリアで、周囲の学生たちがアイドルのライブ映像に一喜一憂する姿を、
彼女は眼鏡の奥から冷徹に眺めていた。


何かに熱狂し、自分を失う。


それは凛音にとって、最も避けるべき「バグ」に他ならなかった。


その「バグ」が、彼女のシステムを根本から揺るがしたのは、
雨宿りのために立ち寄った家電量販店のモニターの前だった。


胡桃「おはらて〜!らてのあまいみるくに溺れてみる?」


画面の向こう、パステル茶色のクマ耳フードを揺らして笑う、駆け出しのアイドル。


[漢字]甘糖 胡桃[/漢字][ふりがな]あまとう くるみ[/ふりがな]。


その瞬間の衝撃を、後に凛音は「認識のバグ。本来ならありえない数値の変動」
と定義することになる。


彼女のパフォーマンスは洗練されているわけではない。


だが、その瞳には、凛音が切り捨ててきた「熱」が、計算不能な輝きとなって宿っていた。


気づけば、手元には彼女のデビューCDが握られていた。


そこからの凛音の行動は、ある意味で彼女らしく、ある意味で異常だった。


ネット上で「泡」という匿名アカウントを作成。


徹底したファン心理の分析と、緻密な戦略に基づいたプロモーション活動を開始する。


だが、熱心な活動の中で、彼女の「冷静沈着な脳」が警鐘を鳴らした。


運営の管理が甘すぎる。今のスケジュールでは、
彼女のキャリアプランが最適化されない。……これは、社会的な損失だ


愛ゆえの憤りは、彼女を驚くべき行動へと駆り立てる。


大学に通いながら、独学でエンタメ業界のマネジメントと法的実務を習得。


完成させた「甘糖胡桃・プロモーション最適化計画書」を携え、
彼女はアイドルの事務所へと乗り込んだ。


面接官は、目の前の「鉄の女」のような美人に圧倒されていた。


面接官「君のような有能な人材が、なぜうちのマネージャーを?」


凛音は眼鏡を指で押し上げ、感情を排したトーンで言い放つ。


凛音「彼女の才能を最大限に開花させ、その価値を最適化するためです。
……そして、その過程をデータとして観測するためです」


それは、単なるマネージャーの就任ではない。


一人のデータ至上主義者が、一人の才能を「最適化すべきプロジェクト」
と定義し、その成功に全力を注ぐことを誓った瞬間だった。
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作者メッセージ

凛音ちゃん可愛いぜ⭐︎
あれ、確か、活動休止のはず……
まあ、出来れば投稿するから気にすんな⭐︎

コメント

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参加型オタクアイドル意外と伸びた奴

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