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【参加型 今月末〆予定!参加お願いします!!】その想いの届け方

#9

鳥飛ぶ風にて君を想ふ #1

「はぁ……。」

告白代行を認めろって言われたけれど、私はどうしても認める気にはなれない。亮介を除いても3人もの代行をやってしまっているけれど、それはみんなの押しが強かっただけ。やむを得ない事情はあったのかもしれないが、私公認で代行したのは亮介だけ。その事実は変わらない。というか、変える気はない。

ただ、今頼まれても断るわけにもいかない、と思う。さすがに贔屓してるとかは思われたくない。
そして、何より気持ち悪いのが、告白代行も悪くないのではないかという気持ちが奥底にあること。

(みんなの押しが強くなければこうはならなかったんだけどなあ……)

後悔やら未練やら、どうにもならない気持ちが胸の中を渦巻いている。


そんな、朝のこと。

「2年1組……あ、ここか。」

「早坂さん?っている?ちょっと話したいことがあって。」

……え?

ガラリとドアが開き、耳に入る言葉たち。
ドアの前にいたのは、3年1組の[漢字]風月 弥生[/漢字][ふりがな]ふうげつ やよい[/ふりがな]先輩。
直接の知り合いではないけれど、噂くらいは聞いたことがある。

「はい、私ですけど……?」

なんといっても――

「ああ、飛鳥のことで、話いい?」



――[漢字]花鳥 飛鳥[/漢字][ふりがな]かちょう あすか[/ふりがな]先輩の、相棒らしい。




……とても嫌な予感がする。
相棒のことで話といったらきっと、告白代行の話じゃないだろうか。

「話ってなんですか……?」

「あ、そうそう。早坂さんが告白代行してくれるって聞いて。」

うん、やっぱり。

「あ、私告白代行やってないですよ??みんなが勝手に言ってるだけです!」

「そうなの?じゃあ、お願い!やってくれない?」

また押しが強い系だったら困るなだなんて思いつつ、

「というか、先輩と飛鳥先輩は相棒なんじゃないんですか?」

と、気になったことを聞いてみる。

「相棒、だよ。でも、それだけじゃ足りなくなって。」


[水平線]

一目惚れだった。
見た瞬間、こんなにかわいい子がいるんだって。
話してみても好きになるばかり。
それでも、「好き」って言おうとすると言葉に詰まってしまう。
勇気のない俺は、だから、飛鳥と相棒になった。
相棒になった1年前のあの日から、世界一は大げさかもしれないけど、それが冗談じゃないくらいには飛鳥のことを信用して。
お互いにだといいし、事実そうだとも思う。相棒として一緒に過ごして、一番の信用を作って、十分なはずだったのに。
いつのまにか、それじゃどうしても足りなくなっちゃった。

[水平線]

「というわけで、告白代行してくれない?」

「え、いや、私に言っていい話なんですか?だって……」

飛鳥先輩にも、言えてないんでしょ?

とは、口には出せなかった。

それをわかってかわからずか、

「聞いてもらわないと代行できないじゃん」

だなんてわかりやすくムッとする弥生先輩。




正直な話、迷う。
大事にしてきた想い、預かる覚悟なんてない。
でも、当の本人が頼んでいるし、いいような気もするから厄介なんだ。

あとは、結衣のときもそうだったけど。


ここまで人の気持ちに踏み込んで断れるほど、私は強くない。



「はぁ……責任は取れませんよ?」

「いいよいいよ、頼んでるのはこっちなんだから。気にしないで」

「頼むだけ頼んで逃げるとかしませんね?」

「さすがにしないよ」

心外だといったようすで苦笑する先輩に、今度はこちらがムッとしてしまう。
「さすがに」と言っていたが、私の場合は経験則である。


結局、私はお人好しなのか断れないのか。
この学校には告白する勇気のない人が多すぎる。

「仕方ないですね……。」

ここに、5回目の代行が決定した。

作者メッセージ

お久しぶりです、!

これ1月中に更新するとか言ってたのにね??そろそろ本気で切腹しなきゃかも。
お詫びにちょっと長めなので許して、、

ついでにいつのまにか1周年過ぎてた!!
不甲斐ない私ですが(?)どうぞこれからもよろしくお願いします!

2026/02/06 15:23

紫丁香花
ID:≫ 1.0K4/fUmPkQk
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参加型告白代行告白

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