クラスの早坂さんが“告白代行”のサービスを始めたらしい――。
この噂は、同じクラスの私はもちろん、他学年の人にも知れ渡ったっぽい。
お互い東中だってわかってから、私とReitoは時々学校の話をするようになった。
いつものようにゲームをしながら、恋バナ――それこそ告白代行の話とか。
でも、どうしてもReitoのことが好きだとは言えなくて、そもそも恋じゃないだろうしなんて思って。
でも、私もReitoへの気持ちがどんどん膨らんでいって、いつのまにか自分でも恋って認めてた。本当に、いつからだろ?
時々Reitoに好きな人がいることを思い出して、現在進行形で散々いじり倒してるくせちょっと悲しくなって。私は本当に、馬鹿みたいに恋してたらしい。恋じゃないなんて考えてたのも、結局強がりだったらしい。
それに心のどこかで気づいていたから、私は告白代行を依頼した。
「ちょ、聞いて?」
「3年に音羽黎人って人いるじゃん?」
「その人に好きでしたって伝えて欲しい」
「ホントに、正直に自分の気持ち伝えて諦めさせてって言っといて」
早坂さんは戸惑い渋った様子だったけど、そんなの気にしてられなかった。
初めて想いを口に出して、その場にいたらどうにかなりそうで、何も言われないうちに立ち去っちゃって。きっと彼女なら完璧に終わらせてくれるだなんて、仲良くもないのに押し付けて。
数日後Reito……いや、黎人に呼び出されて、直接思いを打ち明けられた。
忘れ物取りに来たら早坂さんがいたって驚いてた。私が自分のこと好きだったって聞いて、冗談かと思ったってw
自分で願った結末なのに、どこか落胆してしまう自分がいる。
もうきっと、今までの関係にも戻れないし。まあゲームくらいはやりそうだけど。
――[漢字]紅[/漢字][ふりがな]あか[/ふりがな]い葉っぱが一枚ひらりと舞う。
なにもない友達に戻るだけ。
同じゲームをやっている以上、同じ学校である以上、縁が切れることは決してない。いつも通りゲームもするかもしれない。
結局、黎人の恋は実ったらしい。
私が思い描いた通りの“ハッピーエンド”。
次にゲームをするとき、最高に煽ってやろうと心に決めた。
一枚 葉が散っても、秋になったばかりの今、木にとっては何も変わらないらしい。
春になって、花が咲きますように。
この噂は、同じクラスの私はもちろん、他学年の人にも知れ渡ったっぽい。
お互い東中だってわかってから、私とReitoは時々学校の話をするようになった。
いつものようにゲームをしながら、恋バナ――それこそ告白代行の話とか。
でも、どうしてもReitoのことが好きだとは言えなくて、そもそも恋じゃないだろうしなんて思って。
でも、私もReitoへの気持ちがどんどん膨らんでいって、いつのまにか自分でも恋って認めてた。本当に、いつからだろ?
時々Reitoに好きな人がいることを思い出して、現在進行形で散々いじり倒してるくせちょっと悲しくなって。私は本当に、馬鹿みたいに恋してたらしい。恋じゃないなんて考えてたのも、結局強がりだったらしい。
それに心のどこかで気づいていたから、私は告白代行を依頼した。
「ちょ、聞いて?」
「3年に音羽黎人って人いるじゃん?」
「その人に好きでしたって伝えて欲しい」
「ホントに、正直に自分の気持ち伝えて諦めさせてって言っといて」
早坂さんは戸惑い渋った様子だったけど、そんなの気にしてられなかった。
初めて想いを口に出して、その場にいたらどうにかなりそうで、何も言われないうちに立ち去っちゃって。きっと彼女なら完璧に終わらせてくれるだなんて、仲良くもないのに押し付けて。
数日後Reito……いや、黎人に呼び出されて、直接思いを打ち明けられた。
忘れ物取りに来たら早坂さんがいたって驚いてた。私が自分のこと好きだったって聞いて、冗談かと思ったってw
自分で願った結末なのに、どこか落胆してしまう自分がいる。
もうきっと、今までの関係にも戻れないし。まあゲームくらいはやりそうだけど。
――[漢字]紅[/漢字][ふりがな]あか[/ふりがな]い葉っぱが一枚ひらりと舞う。
なにもない友達に戻るだけ。
同じゲームをやっている以上、同じ学校である以上、縁が切れることは決してない。いつも通りゲームもするかもしれない。
結局、黎人の恋は実ったらしい。
私が思い描いた通りの“ハッピーエンド”。
次にゲームをするとき、最高に煽ってやろうと心に決めた。
一枚 葉が散っても、秋になったばかりの今、木にとっては何も変わらないらしい。
春になって、花が咲きますように。