サッカー選手の「俺」は、それはもう鮮やかにシュートを決めていった。
楽しそうにしてて、技術だって誰よりも持っていて。
日本代表として堂々と戦っている「俺」は、かっこよかった。
これが自分とは信じられないほど今の俺とは違って、泣きたくなってくる。
[水平線]
「おかえりなさいませ。無事に帰ってこられましたね。」
あぁ、そういえば死ぬこともあるとか言ってたっけ?ほんとかはわかんないけど。
それより……。
「レン、さっきの夢って本当に現実になるの?」
「必ず。わざと断ったりしなければ、の話ですが。」
「じゃあ、俺はサッカーの日本代表に!?」
「わかりません。一回だけの話かもしれないし、補欠で入れただけかもしれません。でも、あなたが世界大会に出ることができることだけは確かです。」
「俺が…世界大会…?」
「出口はあちらです。気をつけてお帰りください。」
帰れ、とその口調が物語っていた。けっして命令でも冷たくもない声だった。
「はい、、ありがとうございました!」
夢映画館を出ると映画館はどこかへ消え去っていて。
少し歩いていくと、いつの間にか家の前にいた。
ちなみに家出したことは忘れていたが、親にものすごく怒られた。
[太字]10年後――。[/太字]
「夢映画館か。懐かしいな。」
俺の人生を示してくれた場所。お礼を言いに行きたいけど、さすがに無理だろうな。あのとき消えてったし。
あのあと、それまでと変わらず真面目に練習していたら、プレーを褒められることが増え、少しずつクラブの試合で選ばれるようになった。その後も上達していって、気づいたら日本代表になっていた。
夢映画館で現実が改変されてるんじゃないかとか思ったりもする。
まあ当然、プロになったときや日本代表に決まったとき、影響はあったはずだ。
この世界大会の後の未来はわからない。
でも、一試合で終わらせない。自分の実力だって、必ず証明してみせる。
「いってきます!」
空は青く澄んでいた。
[水平線]
「■■はプロサッカー選手ですか。…しかも、夢では補欠だったのにレギュラーになって。」
どこかで、だれかがふっと微笑んだ。
〈客〉 名前不詳の少年
〈年齢〉 11歳
〈見た夢〉自身が日本代表としてサッカーをしている夢
楽しそうにしてて、技術だって誰よりも持っていて。
日本代表として堂々と戦っている「俺」は、かっこよかった。
これが自分とは信じられないほど今の俺とは違って、泣きたくなってくる。
[水平線]
「おかえりなさいませ。無事に帰ってこられましたね。」
あぁ、そういえば死ぬこともあるとか言ってたっけ?ほんとかはわかんないけど。
それより……。
「レン、さっきの夢って本当に現実になるの?」
「必ず。わざと断ったりしなければ、の話ですが。」
「じゃあ、俺はサッカーの日本代表に!?」
「わかりません。一回だけの話かもしれないし、補欠で入れただけかもしれません。でも、あなたが世界大会に出ることができることだけは確かです。」
「俺が…世界大会…?」
「出口はあちらです。気をつけてお帰りください。」
帰れ、とその口調が物語っていた。けっして命令でも冷たくもない声だった。
「はい、、ありがとうございました!」
夢映画館を出ると映画館はどこかへ消え去っていて。
少し歩いていくと、いつの間にか家の前にいた。
ちなみに家出したことは忘れていたが、親にものすごく怒られた。
[太字]10年後――。[/太字]
「夢映画館か。懐かしいな。」
俺の人生を示してくれた場所。お礼を言いに行きたいけど、さすがに無理だろうな。あのとき消えてったし。
あのあと、それまでと変わらず真面目に練習していたら、プレーを褒められることが増え、少しずつクラブの試合で選ばれるようになった。その後も上達していって、気づいたら日本代表になっていた。
夢映画館で現実が改変されてるんじゃないかとか思ったりもする。
まあ当然、プロになったときや日本代表に決まったとき、影響はあったはずだ。
この世界大会の後の未来はわからない。
でも、一試合で終わらせない。自分の実力だって、必ず証明してみせる。
「いってきます!」
空は青く澄んでいた。
[水平線]
「■■はプロサッカー選手ですか。…しかも、夢では補欠だったのにレギュラーになって。」
どこかで、だれかがふっと微笑んだ。
〈客〉 名前不詳の少年
〈年齢〉 11歳
〈見た夢〉自身が日本代表としてサッカーをしている夢