偽史の少女の改竄常世物語

「あ…?」
わたしの記憶は殆どない。名前も思い出せない。年齢は?未成年のことしかわからない。性別は女子。
好きなもの、嫌いなもの、趣味に友達に家族に…
なにひとつ、思い出せない。
ただわかるのは、ここが来るべき場所じゃない、ここが家じゃないこと。
「…誰?」
目の前に立つ少女は、見たことがない。
でも、助けてもらわなきゃ。
「…あんた、相当苦労してそうね」
「わたし、帰りたいんです」
そう言うと、少女は微笑んだ。妖しげな深い紫の髪を揺らし、「じゃあ助けてあげる」と語った。

目次

[話数を表示]

ページセレクト(新着順)

コメント

この小説につけられたタグ

クリップボードにコピーしました
この小説の著作権は むらさきざくら さんに帰属します

TOP