12月1日朝6時45分、羽田空港第3ターミナルにて。さあやと恋は登校前にそまりを送り出すことにした。
そまり「ついに私の番が来たわね」
さあや「どういうこと?」
恋「鈴木さん、あなたがピアノに向き合うようになって、その次に高橋さんが自身の留学に向き合う番になったということですよ」
するとそまりは言い出した。
そまり「それだけではないわ」
恋「えっ?」
そまり「さあやはこの1年半、3回も夏合宿で世界中を飛び回った。次に世界に羽ばたくのは、私の番、そういうふうに感じたのよ」
恋「そちらでしたか」
そまり「いや差し支えないですから」
そして、出発案内を見ると、「パリ」の文字がいくらかある。
さあや「それで、そまりちゃんはどれに乗るんですか?」
すると恋は掲示板を指さした。
恋「鈴木さん、高橋さんにはあえてエールフランスのAF281便を選びました。翼を休めるのはパリ。そこからは、ブリュッセルまで彼女を運ぶSNCFのタリスが待っています。空から陸へ、そのシームレスな繋ぎ目こそが、今の彼女に必要な『変化』の形ではありませんか?」
さあや「葉月先輩そんな無茶な!!」
そまり「さあや、ステイ。無茶では無いわ。現地ブリュッセルに着いたら待っているのはシーメンス製の電車でしょ?私、それを糧に頑張るから、心配はいらないわ。最後に応援してくれるだけで私はうれしいからね、エールだけに!!」
これでそまりの決意は固まった。
さあや「そまりちゃんもだいぶ強くなったね」
そまり「当たり前でしょ?って、そろそろ出発の時間ね」
恋「それでは2ヶ月間、1人の音楽家として胸を張って行ってきてください」
そまり「はい!!行ってきますさあや、葉月先輩!!」
さあや「行ってらっしゃーい!!」
こうして無事にそまりの送り出しは完了し、見えなくなるまで手を振った。
さあや「まあ、今年の鉄研の年越し冬合宿はベルギーを含むヨーロッパで決まりだね」
恋「ちょっと鈴木さん!!」
さあや「去年もせりな主催で年越し冬合宿にバンクーバー行ったんですよ。それで今回はそまりちゃんのいる先で年越しすれば隣にいられるなって思ったので」
恋「一番張り切っていらっしゃるのが鈴木さんだったとは思いもしませんでした……。まああの玲良様の娘だとそうなるのも無理はありませんね。亡きお母様から伺った話によると休日に行かれる旅先が世界各地で腰を抜かせてばかりだったとのことなので……」
さあや「うちの母もガチの鉄道ファンですから」
さあやの母である玲良も旅行スキルは抜群であり、神宮音楽学校時代は同級生の腰を抜かすほどだったらしい。
恋「とりあえず、そろそろ学校行きましょう」
さあや「そうですね」
2人「朝からお疲れ様でした!!」
こうして2人は解散し、恋は結ヶ丘、さあやは虹ヶ咲に向かっていった。
そしてそまりは無事に予定通りの飛行機に搭乗し、離陸。飛行機は車輪をしまいながら、留学に旅立ったという。
そまり「ついに私の番が来たわね」
さあや「どういうこと?」
恋「鈴木さん、あなたがピアノに向き合うようになって、その次に高橋さんが自身の留学に向き合う番になったということですよ」
するとそまりは言い出した。
そまり「それだけではないわ」
恋「えっ?」
そまり「さあやはこの1年半、3回も夏合宿で世界中を飛び回った。次に世界に羽ばたくのは、私の番、そういうふうに感じたのよ」
恋「そちらでしたか」
そまり「いや差し支えないですから」
そして、出発案内を見ると、「パリ」の文字がいくらかある。
さあや「それで、そまりちゃんはどれに乗るんですか?」
すると恋は掲示板を指さした。
恋「鈴木さん、高橋さんにはあえてエールフランスのAF281便を選びました。翼を休めるのはパリ。そこからは、ブリュッセルまで彼女を運ぶSNCFのタリスが待っています。空から陸へ、そのシームレスな繋ぎ目こそが、今の彼女に必要な『変化』の形ではありませんか?」
さあや「葉月先輩そんな無茶な!!」
そまり「さあや、ステイ。無茶では無いわ。現地ブリュッセルに着いたら待っているのはシーメンス製の電車でしょ?私、それを糧に頑張るから、心配はいらないわ。最後に応援してくれるだけで私はうれしいからね、エールだけに!!」
これでそまりの決意は固まった。
さあや「そまりちゃんもだいぶ強くなったね」
そまり「当たり前でしょ?って、そろそろ出発の時間ね」
恋「それでは2ヶ月間、1人の音楽家として胸を張って行ってきてください」
そまり「はい!!行ってきますさあや、葉月先輩!!」
さあや「行ってらっしゃーい!!」
こうして無事にそまりの送り出しは完了し、見えなくなるまで手を振った。
さあや「まあ、今年の鉄研の年越し冬合宿はベルギーを含むヨーロッパで決まりだね」
恋「ちょっと鈴木さん!!」
さあや「去年もせりな主催で年越し冬合宿にバンクーバー行ったんですよ。それで今回はそまりちゃんのいる先で年越しすれば隣にいられるなって思ったので」
恋「一番張り切っていらっしゃるのが鈴木さんだったとは思いもしませんでした……。まああの玲良様の娘だとそうなるのも無理はありませんね。亡きお母様から伺った話によると休日に行かれる旅先が世界各地で腰を抜かせてばかりだったとのことなので……」
さあや「うちの母もガチの鉄道ファンですから」
さあやの母である玲良も旅行スキルは抜群であり、神宮音楽学校時代は同級生の腰を抜かすほどだったらしい。
恋「とりあえず、そろそろ学校行きましょう」
さあや「そうですね」
2人「朝からお疲れ様でした!!」
こうして2人は解散し、恋は結ヶ丘、さあやは虹ヶ咲に向かっていった。
そしてそまりは無事に予定通りの飛行機に搭乗し、離陸。飛行機は車輪をしまいながら、留学に旅立ったという。