留学に対して中立的になったそまりは、中間試験に対していつも通りの試験勉強をこなす。
そまり「でもこういうとき100点目指さなきゃ……」
こういう時に限り、ミスしたら親に怒られると思ってしまうそまりのため、本気を出しがちである。
そして本番当日、緊張しながらもテストを受ける。結果は……
[大文字][太字][中央寄せ]80点以上ばかり・最高点100点[/中央寄せ][/太字][/大文字]
そまり「よし、まあ良かったわね」
ケアレスミスによる間違いはゼロ。自らとしてはよい結果を導き出せたということだ。
その後、留学に関しては本決定した。
恋「行き先に関しては、また11月の半ば頃に発表させていただきます」
そまり「ありがとうございます」
恋「今回の連絡は以上となります」
行き先が直ちに決まるわけではないということだが、これがそまりを再崩壊させる羽目になるのだ。
その日の夜、家でさあやと一緒に留学について語り合う。
さあや「ついに留学が決まったね」
そまり「まあ、日本の鉄道の源流を辿るなら私は平気よ」
さあや「でも行き先はどこになるのかな?」
そまり「音楽留学だから、留学先としては音楽都市になるわね。でもさあやはオーストリアのウィーンとハンガリーのブダペスト、イタリアのミラノとスイスのチューリッヒ、それからカナダのバンクーバーとトロントに行っているでしょ?そこではないと思うわ」
さあや「だよね」
そまり「できればドイツやイギリスの都市がいいなと思うけど……」
さあや「ドイツだったらシーメンスがあるから、日本ともなじみが深いもんね」
そまりは頷いた。京急や常磐線のシーメンス製インバータはそまりが愛する音の1つ。その本場のドイツでもシーメンス製のインバータが多く使用されており、その本場の音を聴けるのでワクワクしている側面があるのだ。
しかし、この予想がそまりの心を打ち砕く羽目になってしまうのである。
[水平線]
11月半ば、行き先決定によりそまりはまた生徒会室に呼び出される。
恋「今回の高橋さんの行き先に関して発表させていただきます」
ゴクリ。
そまりは息を呑む。
恋「高橋さん、行き先はベルギーのブリュッセルです。あそこには世界最高のピアノの歴史があります。鈴木さんが日本でピアノに向き合っていらっしゃる中、あなたが選ぶべき道は、この地で『本物』になること……そうではありませんか?」
そまり「……」
恋「今はどうであれ、高橋さんであれば何らかの糧を見つけられるはずです。出発は12月1日で、羽田およびフランスのパリを経由し、タリスで向かっていただく形となります」
そまりは真っ白になってしまった。
そしてその日の夜。
そまり「行き先、ベルギーだって……」
さあや「そんなぁ……私もすぐには何らかの共通点見つけられないし、そまりちゃんを行かせたくないよ……」
そまり「さあやはわかってくれるのね……」ポロポロ
さあや「うん……」
そまりはまた泣き出してしまったのであった。
そまり「でもこういうとき100点目指さなきゃ……」
こういう時に限り、ミスしたら親に怒られると思ってしまうそまりのため、本気を出しがちである。
そして本番当日、緊張しながらもテストを受ける。結果は……
[大文字][太字][中央寄せ]80点以上ばかり・最高点100点[/中央寄せ][/太字][/大文字]
そまり「よし、まあ良かったわね」
ケアレスミスによる間違いはゼロ。自らとしてはよい結果を導き出せたということだ。
その後、留学に関しては本決定した。
恋「行き先に関しては、また11月の半ば頃に発表させていただきます」
そまり「ありがとうございます」
恋「今回の連絡は以上となります」
行き先が直ちに決まるわけではないということだが、これがそまりを再崩壊させる羽目になるのだ。
その日の夜、家でさあやと一緒に留学について語り合う。
さあや「ついに留学が決まったね」
そまり「まあ、日本の鉄道の源流を辿るなら私は平気よ」
さあや「でも行き先はどこになるのかな?」
そまり「音楽留学だから、留学先としては音楽都市になるわね。でもさあやはオーストリアのウィーンとハンガリーのブダペスト、イタリアのミラノとスイスのチューリッヒ、それからカナダのバンクーバーとトロントに行っているでしょ?そこではないと思うわ」
さあや「だよね」
そまり「できればドイツやイギリスの都市がいいなと思うけど……」
さあや「ドイツだったらシーメンスがあるから、日本ともなじみが深いもんね」
そまりは頷いた。京急や常磐線のシーメンス製インバータはそまりが愛する音の1つ。その本場のドイツでもシーメンス製のインバータが多く使用されており、その本場の音を聴けるのでワクワクしている側面があるのだ。
しかし、この予想がそまりの心を打ち砕く羽目になってしまうのである。
[水平線]
11月半ば、行き先決定によりそまりはまた生徒会室に呼び出される。
恋「今回の高橋さんの行き先に関して発表させていただきます」
ゴクリ。
そまりは息を呑む。
恋「高橋さん、行き先はベルギーのブリュッセルです。あそこには世界最高のピアノの歴史があります。鈴木さんが日本でピアノに向き合っていらっしゃる中、あなたが選ぶべき道は、この地で『本物』になること……そうではありませんか?」
そまり「……」
恋「今はどうであれ、高橋さんであれば何らかの糧を見つけられるはずです。出発は12月1日で、羽田およびフランスのパリを経由し、タリスで向かっていただく形となります」
そまりは真っ白になってしまった。
そしてその日の夜。
そまり「行き先、ベルギーだって……」
さあや「そんなぁ……私もすぐには何らかの共通点見つけられないし、そまりちゃんを行かせたくないよ……」
そまり「さあやはわかってくれるのね……」ポロポロ
さあや「うん……」
そまりはまた泣き出してしまったのであった。