潤えるぼくはヒーロー
「もーお菓子なくなっちゃった!!!!!」
「食べるの早いだけでしょ〜…()」
「そんなことないよ〜!?」
「あれ?なんで残してるの?」
「ん、[漢字]しょーや[/漢字][ふりがな]唱夜[/ふりがな]にあげるの〜」
「あげるならもう少し残しなって!!((」
「食べちゃったんだもん……」
そんなことを言って、少し困り気に金平糖を袋に詰めてくれる。
変わった君の顔も、[漢字]まだ[/漢字][ふりがな]・・[/ふりがな]輝いてる。
「やっぱり切って良かった?」
「うん。横髪邪魔だったしね〜」
そんなこと言って、そこはちょっと切っただけじゃない。
照れ隠しのような何かなんだろう、と呆れて言い返すのをやめる。
「そんな丁寧じゃなくていいって!!((」
「え、大丈夫?」
「僕だってできるしーっ」
「あ、暑いよ?大丈夫?」
「まったく落葉高木の総称ったらおせっかいなんだから」
「いつまでそう呼ぶの〜〜」
……誰に似たんだか。
[水平線]
「ゆいは〜〜〜!!!!ん」
「うわっ((」
何その顔!!((
「いる?」
「えっ」
「食べちゃうよ??」
「そんな顔されたら食べる気しないんだけど〜…」
「えぇ…いらないの?」
「話聞いてる?((」
「…きいてる」
「今の間何…?」
「だーって!!」
お菓子という愛に君を乗せ、
「ねーえ、唱夜は?」
「僕知らないけど」
「嘘だぁ」
「ほんとだよ((」
少しばかり晴れた心に太陽を輝かせ。
[小文字]「あ!!しょーや!!」[/小文字]
[小文字]「ぁ、わ、フィール〜…」[/小文字]
[小文字]「これいる!?いる!?」[/小文字]
[小文字]「えっえっ()」[/小文字]
[水平線]
「おいしい…しあわせ…」
「[小文字]最初から食べさせてあげれば良かったじゃん[/小文字]」
「[小文字]あはは…(?)[/小文字]」
「ありがとうね〜っ」
明るっぽく、それらしく笑って見せる。
それが僕でいることだと思ってるから。
“ 尊敬 ”になれなくても、
“ かっこいい ”わけでもなくても。
「まぁ、そーゆ〜面では…」
「[太字]────僕、ヒーローって感じ?[/太字]」
僕、すーっごくかっこいい。
そう言って、モチベという「僕」を助ける。
支えという「愛」をそれに向ける。
潤しきヒーローみたく、笑ってみるんだよ。
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