文字サイズ変更

読切小説総集編① 第一章『人間観察』

#4

ドレスコード

あぁもう駄目だ
言えないよ
言えないよ
相手から言われるだけだから
ごめんね
ごめんね
嫌いにならないで
どうか、
どうか、
どうか無視だけはしないで
そうだよね。
知ってる、知ってる。
だけど、まだ胸の奥にある希望を諦めたくない。
君が振り向くまで。



汚いドレスを纏った私は、
綺麗な服を着た君の隣には並べないね。
自分に付けてくれた傷さえも愛と語って、
本当のことに気が付かなかった。
泥まみれのドレスを纏った私は、
傷がついていても綺麗な服を着た君の隣には並べないね。
目を合わせなくても、
自分は遠目で見てるだけだから、
こっちを見ないでくれ。



君の目が自分を突き刺しているみたいで、
別に食べたくもないケーキにフォークを刺しているようで、
不味かったから捨てた訳でもなく、
君の記憶から消されたみたいに、
忘れ去られた。



君は誰と話しているのか
でも突き放したのは君でしょって
そう思っても
あの時そのまま受け止めてしまった自分が
気持ち悪くて仕方がない。
少しでも抵抗していれば
いや、でも
もしあの時抵抗していて
変な噂が回っていたとしたら
それはそれで
…(笑)
笑えば、バレないから。



同じ人間なはずなのに、
君は神なのか?
それくらい次元が違いすぎた。
次元が違うから
無理だって分かっても
諦めきれないのは
自分の諦めの悪さのせい?



ようやっと来たチャンスなのに、
私は選択を間違えた
次何を言われるか
怖くて寝れない
夜が異常に長い日だった
結局寝れなくて
授業もまともに受けてないし、
上の空になった気持ちが
吐き出しそうになって
深く考えるのを止めた。



話しかけてくれたのに
無理でした。
声が出ないし
君だけじゃなく
友達にも声が出なかった。
もしもあのまま声を出していたら
自分が自分じゃなくなって
死んでしまいそうになる。



諦めようか。
もう終わりなんだ。
釣り合ったとて
合わないことは確実で
君が苦しむよりかはいいから、
紐が切れる音がした。
何の紐かは知らない。
知っても意味がないんだ。



まっさらなドレスを着た私は
いつしか汚く見えるようになった服を纏っているお前とは
並べなくなっていた。
正解がどうなのかは知らないけど
まぁ、どうでもいいでしょ。
お前はそれほどの罪を犯した。
そりゃ、汚く見えますね。(笑)
綺麗な傷が付いている服を着た私は、
私と同じような綺麗な傷を付いている服を着た人を探すとします。

2026/02/10 21:36


ID:≫ 14ODATaJ5tCFM
コメント

この小説につけられたタグ

通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

どういった部分が元作品と類似しているかを具体的に記入して下さい。

※できるだけ具体的に記入してください。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
タイトル
URL

この小説の著作権はさんに帰属します

TOP