君が消えた日
桜が舞い散る春の日。
太陽が私を照らして、まるでスポットライトに当たっているような感覚だった。
大丈夫、あの時のことは忘れて。
知らないもん、私は。
消えたなんて、知らない。
だからね、私はいつの間にか分からなくなった、忘れてしまった日のことを、変わりゆく平和な日常を思い出す。
そうすれば気が紛れるから。ね?
木に立てかけておいたスコップがジャリンと音を立てて仰向けに倒れた。
メモリ 1
「葵君っ、ねぇ聞こえてる!?」
私は急いで家を飛び出して葵君を追いかける。
葵君は私の彼氏で、命と同等の人。
消えたら私も消える、―――なんてね、そんくらい大切なんだ。
葵「聞こえてるよ。…じゃあ行こっか」
「もぉ〜聞こえてるなら言ってよ〜。…まぁいいけど!行こ!!」
楽しかったなぁ。家が偶然近くで、しかもイケメンでさぁ。
少女漫画でしか見ない展開だけど本当にあるとは思わないじゃん……。
大丈夫だよ葵君。
私と君の[漢字]思い出[/漢字][ふりがな]メモリ[/ふりがな]は[漢字]海馬[/漢字][ふりがな]ここ[/ふりがな]に残ってるからね。
一生忘れないからね。
メモリ 2
葵「今日文化祭だね。光希はどんなのやんの?」
ようやっと名前で呼んでくれた。
いつもは呼んでくれないから、だからもっと名前で呼んでね?
光希「えー私?うーん………始まってからのお楽しみ〜(笑)」
葵「意地悪〜〜!」
意地悪じゃないよ葵君。
私を見てほしいから言っただけだよ。
文化祭は楽しかったね。
でもね、私、葵君が女子と話してるところ見ちゃった。
駄目だよ葵君。
私以外と話さないでね。
私以外目も合わせないでね。
私に目を合わせる時は、その奥の、そのまた奥の。
水晶体その奥、硝子体のずーーーーっと奥で。
合わせてね、絶対だよ。
神経ごと、眼が刳り抜かれるくらい。
メモリ 3
葵「体育祭頑張ろうね、一緒のチームだから」
私は葵君の為ならなんでもするよ。
泥だらけになってもいい、笑われたっていい。
それが葵君の為になるんだったら、妨害でもする。
だから一緒に勝とうね、葵君。
体育祭は負けちゃったね。
ごめんね。葵君は悪くないよ。
全部、[漢字]クラスメイト[/漢字][ふりがな]あいつら[/ふりがな]が悪いんだ。
勝てなかった理由も[漢字]クラスメイト[/漢字][ふりがな]あいつら[/ふりがな]にある。
大丈夫だよ、葵君は悪くない。
メモリ 4
卒業式。
私は葵君と過ごせて、嫌いだった学校が好きになったよ。
だからずっと一緒にいようね。
ご飯を食べる時も、話す時も、寝る時も呼吸をする時も死ぬ時も。
あれ?
なんか、私、
避けられてる?
メモリ 999
花を持って君がいる場所へ走った
痛かった
足が千切れそうだった
ようやっと君を見つけた
なのになんで君は
いないの?
探したら、君は家にいた。
なんで私の家にいないの。
他の女が、葵君と話してる―――?
繝。繝「繝ェ縺後≠繧翫∪縺帙s
君が消えた日。
メモリの中にはなんにもなかった。
ただ君の、間違えた、気味の、
気味が悪い死体が残った。
[太字]蜈牙ク「繧?▲縺ィ莨壹∴縺溘?闡オ蜷[/太字]」
あれからどれくらい月日が経ったかな。
私は悪くないよ。
全部、[漢字]葵君[/漢字][ふりがな]お前[/ふりがな]が悪いんだから。
太陽が私を照らして、まるでスポットライトに当たっているような感覚だった。
大丈夫、あの時のことは忘れて。
知らないもん、私は。
消えたなんて、知らない。
だからね、私はいつの間にか分からなくなった、忘れてしまった日のことを、変わりゆく平和な日常を思い出す。
そうすれば気が紛れるから。ね?
木に立てかけておいたスコップがジャリンと音を立てて仰向けに倒れた。
メモリ 1
「葵君っ、ねぇ聞こえてる!?」
私は急いで家を飛び出して葵君を追いかける。
葵君は私の彼氏で、命と同等の人。
消えたら私も消える、―――なんてね、そんくらい大切なんだ。
葵「聞こえてるよ。…じゃあ行こっか」
「もぉ〜聞こえてるなら言ってよ〜。…まぁいいけど!行こ!!」
楽しかったなぁ。家が偶然近くで、しかもイケメンでさぁ。
少女漫画でしか見ない展開だけど本当にあるとは思わないじゃん……。
大丈夫だよ葵君。
私と君の[漢字]思い出[/漢字][ふりがな]メモリ[/ふりがな]は[漢字]海馬[/漢字][ふりがな]ここ[/ふりがな]に残ってるからね。
一生忘れないからね。
メモリ 2
葵「今日文化祭だね。光希はどんなのやんの?」
ようやっと名前で呼んでくれた。
いつもは呼んでくれないから、だからもっと名前で呼んでね?
光希「えー私?うーん………始まってからのお楽しみ〜(笑)」
葵「意地悪〜〜!」
意地悪じゃないよ葵君。
私を見てほしいから言っただけだよ。
文化祭は楽しかったね。
でもね、私、葵君が女子と話してるところ見ちゃった。
駄目だよ葵君。
私以外と話さないでね。
私以外目も合わせないでね。
私に目を合わせる時は、その奥の、そのまた奥の。
水晶体その奥、硝子体のずーーーーっと奥で。
合わせてね、絶対だよ。
神経ごと、眼が刳り抜かれるくらい。
メモリ 3
葵「体育祭頑張ろうね、一緒のチームだから」
私は葵君の為ならなんでもするよ。
泥だらけになってもいい、笑われたっていい。
それが葵君の為になるんだったら、妨害でもする。
だから一緒に勝とうね、葵君。
体育祭は負けちゃったね。
ごめんね。葵君は悪くないよ。
全部、[漢字]クラスメイト[/漢字][ふりがな]あいつら[/ふりがな]が悪いんだ。
勝てなかった理由も[漢字]クラスメイト[/漢字][ふりがな]あいつら[/ふりがな]にある。
大丈夫だよ、葵君は悪くない。
メモリ 4
卒業式。
私は葵君と過ごせて、嫌いだった学校が好きになったよ。
だからずっと一緒にいようね。
ご飯を食べる時も、話す時も、寝る時も呼吸をする時も死ぬ時も。
あれ?
なんか、私、
避けられてる?
メモリ 999
花を持って君がいる場所へ走った
痛かった
足が千切れそうだった
ようやっと君を見つけた
なのになんで君は
いないの?
探したら、君は家にいた。
なんで私の家にいないの。
他の女が、葵君と話してる―――?
繝。繝「繝ェ縺後≠繧翫∪縺帙s
君が消えた日。
メモリの中にはなんにもなかった。
ただ君の、間違えた、気味の、
気味が悪い死体が残った。
[太字]蜈牙ク「繧?▲縺ィ莨壹∴縺溘?闡オ蜷[/太字]」
あれからどれくらい月日が経ったかな。
私は悪くないよ。
全部、[漢字]葵君[/漢字][ふりがな]お前[/ふりがな]が悪いんだから。
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