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情報提供屋

#2

これが情報提供屋の……力っていうか、なんていうか………

楽市「…新座、これもしかして観光できない感じ?」
新座「もしかしなくてもそうです」
楽市「えぇ……楽しみにしてたのに…」
近くの駅に緊急停止した新幹線内。
蹲っている乗客や、スマホで動画を撮り始める乗客。
ここまで招かれた混乱を、どうにかこうにか乗り切ろうと人々が息を殺して待っている…のか。
そんな中。
呑気に話し合いをしながら犯人が動くのを待っている人物が。
……言わずもがな、新座と楽市である。
新座「どうします?このまま逮捕してもいいんじゃ?」
楽市「…それもそうなんだが………」
楽市「全車両に居ると考えたら、一人に構ってる時間はない。逃げられる可能性がある」
楽市が扉の前に立っている犯人の向こう側を見る。
新座「大人しく警察待ってろってことですか…。――ま、僕逮捕できないんすけどね」
新座が呟いた刹那、隣の車両から悲鳴が聞こえてきた。
それと同時、後ろには刃物を持った男の姿。
楽市「囲まれたっぽいねー………大丈夫だよな?新座」
新座「それプレッシャーっスよ」
新座はそう言うと、小型カメラを胸ポケットに入れ男の方を見た。
新座「…………まぁこのカメラ情報、大体先輩が解析するけど。」
新座はボールペンを取り出す。
そして、『情報提供届』と書かれた書類を楽市から受け取り、ボールペンで何かを書いた。
新座「…はい、これで君たちが不利になりましたよと」
男は感じ取ったのか、二人同時に新座と楽市に襲いかかってくる。
……が。
楽市「人に刃物を向けてはいけません…って習わなかったっ、怖ぁぁ!?」
楽市がめっちゃビビりながら止めていた。
…なんで止められるんだ……?
新座「なんでそんなビビリながら止められるんですか…」
新座が呆れる。
うん、みんなそう思ってる。
楽市「新座!このままどれくらい耐えたらいい!?」
新座「警察来るまで」
楽市「えぇ!?」
楽市は身体を震わせながら男を止めている。
新座「…ていうか、こんなことしてる暇ないんだよな」
その時、新座の後ろ髪を留めていたヘアゴムが切れた。
新座「………、あ」
新座が絶望した様子で後ろ髪に手を回す。
新座「なんでこいつ切れんるんだよ…ぶっ殺してやる」
楽市「ストップ。殺人罪で逮捕されるぞ」
新座がささっと鞄からヘアゴムを取り出し髪を留める。
楽市「切れたヘアゴムにキレた新座だな」
新座「おもんないですよ」
楽市「ええ…」
すると、新座の目が変わった。
新座「この音――」
楽市「よーやっと来たか…」
新座「…けど、」


新座「やっぱり逃げるよねー」


楽市「[太字]野武威[/太字]、情報提供屋がここに居るから後は任せた」
新座「ちょっ、先輩!?置いてかないで!?」
楽市は野武威と呼ばれた男性に新座を預けて新幹線を出る。
野武威「ひでぇ扱いだな」
新座「ですよね」
野武威「ま、こっちもこっちで動いてるから安心しろ。―――情報は俺たちにとっても、相手にとっても有利なことがある。落とすなよ」
野武威が新座の肩を叩いて背中を押し出す。
野武威「――あと、早めに帰れよ」
野武威が心配するように新座に声を掛ける。
新座は振り返らずに鞄を持ってホームへ向かう。



新座「……………早めに帰れってどういうこと?」



作者メッセージ

見るドラマがなければ小説にすればいいという一心で書いてる。
これを見たそこの君、おすすめドラマ教えてください。
最近刺さるドラマなくて栄養失調気味なので()
執筆時聞いていた曲↓
『超主人公』ピノキオピー様
『The story of us』milet様

2026/01/18 17:55


ID:≫ 14ODATaJ5tCFM
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