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・めめ村二次創作
・CP(mmchk / mmntmr×chk)
・死ネタ
・捏造願望120%
いてくれてありがとう
ハピエン(というかメリバ)にも、バドエンにも見えるように書いたつもりです。
読了後の内容についての批判は受け付けておりません。
pixivから加筆修正して転載しています。
[水平線]
──今日は、別に何てことない日のはずだった。
から、だから、目の前の何てことなくなんてない、これは全部嘘だと、誰かそう言ってはくれませんか。
ねぇ、茶子さん?
あなたも、私の転んだ時の痛みも、周りの赤々と光る様子も、全部。
なんで、本物じゃないって、否定してくれないんですか。なんで、本当だって、言うんですか。
エイプリルフールは少し前に終わってしまったけど、でも、でも!……ねぇ、まだ嘘を吐くのは許されはしませんか?
「──めめさん、生きてる……良かった」
[水平線]
今日は、たまたま何にもすることなくて、久々に隣町にでも一緒に外出しようって、そうやって昨日決めて、それで。
それで……どうしたんだっけ。
朝何するか決めて、荷物準備して……あぁ、そういえば今はバス停に向かっていたんだっけ?
でも、でも、叶わなかった。
突然来た車に飲み込まれていく様子。思い出したくなんてないけど、全部綺麗に思い出せてしまう。
茶子さんは、何にも悪いことしてなかったのに。
……やっぱり、この世界に、慈悲なんてなかった。
[水平線]
「めめさん!?」
急に聞こえてきた見知った声。
今の思考力でも、iemonさんの声だと判断するのにそう時間はかからなかった。
反射的に声の方を向くと、ぐさおさんの姿も見えた。
「大丈夫ですか?何があったの……?」
きっと私に対しての問いかけだろうけど、答えることはできなかった。
2人は後ろの光景を見て全部察したみたいだったから良かったけれど。
ようやくやって来た救急車に同伴して欲しいと言われたけど、今の私にそんな気力はない。
iemonさんが引き受けてくれたのを見届けた後、されるがままにぐさおさんに連れられて家に帰る。
横で2人が何か色々やり取りしていたのが見えたけれど、内容は終始上手く聞き取れないままだった。
[水平線]
…………あれから数日。
時間はただ悪戯にすぎるだけで、何も解決はしてくれなかった。
毎日ずっとめめ村メンバーが気にかけてはくれるけれど、それが逆に茶子さんのことを気にしてる人がいないみたいに見えて嫌だった。
他のメンバーは何度か話しかけようとしていたみたいだけど、聞くことはできなかった。
……どうせ彼女の訃報か何かでしょう?聞きたくなんてない。
DiscordもLINEも、ずっとログインしていないから、どうせ沢山通知も来ているんだろうけど……そんなこと、知らない。
あれからずっと更新のない彼女のTwitterを、奇跡を願って読み込み直し続けて。でも奇跡なんて起きず表示制限に達してしまう。
結局何もすることなどなくなり、スマホを横に放ってベッドに伏せる。
何もしていないと、嫌でもあの時のことを考えてしまうから、嫌。
…………ずっとこのままで過ごすなんて嫌だ。
何が楽しくて、このまま生きないといけないの?
……ふと、今脳裏に浮かんだ考えが、酷く魅力的だと、そう……思ってしまった。
[水平線]
──多分初めて来たはずの、近くの高層ビルの屋上。
結局流れのまま、ここまで来てしまった。
……もう多分、未来は変わらない。
見下ろせば、この街の全てが一気に眺められる。
もう戻らないであろう私の家も、沢山遊びに行ったみんなの家も…………それから、あの時の交差点も。
ふと振動を感じてスマホを見ると、ロック画面には数日間消えていない通知の山。
その中にはめめ村メンバーからの連絡も少なからずあるけれど……私にそれを返す余裕は、気力はないから、なかったから。
ごめんなさい。
……あぁ、そういえば。
別に持っている意味もないし、これは置いておいてもいいか。……持っていてもどうせ、壊れるだけなのだから。
さて、もう全部終わりにしましょう?
……茶子さん、今そっちに行きますからね。
「めめさん!」
最期に、茶子さんの声が聞こえた気がした。
[水平線]
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