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灰色の夜空に輝くお星様。

#1

モノクロームの朝


世界は、朝から晩までずっと灰色だ。  


[太字]アリス[/太字]の瞳に映る空は、絵の具を混ぜ合わせたような濁った色をしていて、
太陽の光さえも、使い古された電球のようにぼんやりと霞んでいる。


アリスは窓辺の椅子に座り、静かに外を眺めていた。


膝の上には、一度も開かれたことのない、真っ白な表紙のノート。


カチ、コチ、と部屋に響く時計の音だけが、彼女の残された時間を正確に削り取っていく。


「……また、少しだけ色が消えた」


アリスが小さくこぼした言葉は、誰に届くこともなく、冷たい空気の中に溶けていった。


彼女は知っている。自分の命が少しずつ、夜空に浮かぶ「お星様」へと変わる準備を始めていることを。


 
お医者様も、お母さんも、みんな悲しそうな顔をするけれど、アリスだけは不思議と冷静だった。


この灰色の世界から消えて、あの雲の向こう側にあると言われる
「キラキラしたもの」になれるのなら、それはきっと、そんなに悪いことじゃない。


アリスは細い指で、窓ガラスに触れた。


ガラスの向こう側にある世界は遠い。

 
その時、灰色の視界の隅で、何かが小さく揺れた。

作者メッセージ

あ″ーーーーづがれ″だあ″ぁ″

2026/02/20 18:33

-0°
ID:≫ 19ZQABSFMiPlU
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ファンタジー萌えエモい夜空

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