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異世界のハリボテの王国の戦争記

#1

第一話。「開戦の響と北部戦線の構築」~諸島戦争の始まりの日~

 転移歴78年10月10日、その日の王国と帝国の国境では、王国軍と帝国軍の睨み合いが発生していた…帝国陸軍第十二装甲軍団所属の800両の戦車が王国の北東部の国境線に沿って展開していた…その部隊は楔形の陣形で、後方には105mmクラスの自走砲が綺麗な隊列を組み、空に向け、斜め上空に砲身を向けている…
 [太字][大文字]ガチャン[/大文字][/太字]という砲弾を装填する音が辺りから響く…

 それを見て王国陸軍第九国境機甲師団所属の150両のクルセーダー巡航戦車がエンジンを蒸していつでも動けるように準備する…結果は見え見えでも、一矢報いる覚悟を持ち、兵士一人一人の顔に緊張の表情が浮かんでいた…
 
 そして、時が来る…

 [太字][大文字]ドオォォォォン[/大文字][/太字]という巨大な砲声が北方から響き、[大文字][太字]ゴオォォォオ[/太字][/大文字]と航空機のエンジン音があたり一面に鳴り響く…
 開戦のゴングとなった砲声のした方から[太字][大文字]ドガアァァン[/大文字][/太字]という炸裂音が連続して響く…
 そして、そのすぐ後に無線に連絡が入る…
「帝国ヨリ通達、『宛、帝立帝国議会内閣
         差出人、王国王権政府
         1.これより我が帝国は将来の憂いを断ち切るべく、王国に対して宣戦を布告することをここに決定した。
         2.この連絡をするにあたり、無線機器及び外務省への連絡到着に不備がないことは既に確認が済んでおり、開戦を知らないという言葉は我々には通用しない。
         3.以上を持ち、両国のいずれかが降伏を申し込むまでが本戦争の継続とする。
         4.戦時外交旗は青旗、降伏旗は白旗、戦闘再開は赤旗とする。
         以上を持って本文書の内容は終了する。』トノコト。
 マタ、ソレニ先立チ、北部の軍港が帝国海軍主力ト思ワシキ艦隊カラノ襲撃ヲ受ケ、母港機能ヲ喪失し、補給能力二大打撃ヲ受ク。陸軍各部隊ハ敵ノ攻撃に屈セズニ最後の一兵マデ戦イ抜クコトヲココニ厳命シ、反撃ノ礎トナレ。」

 それを受け、国境第九機甲師団は即座に敵戦車に向けて前進する。敵戦車は20mm機関砲装備の二型戦車と7.92mm機銃装備の一型戦車が主力。一部部隊に42口径75mm砲装備のマルダー自走砲と60口径50mm対戦車砲装備の三型戦車、24口径の75mm戦車砲を装備した四型戦車がいる…
 60口径57mm砲装備のクルセーダーは火力で敵戦車を撃破こそできるものの、機動力のために装甲を犠牲にしたため軽装甲となっている…戦えるか…
 やるしかないんだ、死ぬとしても、祖国のため、故郷のために…家族のために…そんな悲痛な覚悟の元、クルセーダー百五十両が一糸乱れぬ隊形で敵戦車隊に向けて突進する…一秒でも敵の侵攻を遅らせるために…
 
 クルセーダーの主砲が火を吹く前に、帝国軍の105mm軽榴弾砲の榴弾の雨が降り注ぐ…
 クルセーダーは火力と機動力に優れる反面、防御力が低く、ここで六両ほど戦線を脱落する…

作者メッセージ

初のスピンオフです。
僕の作品で1番人気な共和国異世界戦記のスピンオフとなっております。
本編も見てくれると嬉しいです。こちらも一話が短い構成です。
是非今後もよろしく。

2025/12/09 18:26

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R-15 #暴力表現スピンオフ戦争

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