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王国軍の鉄環作戦開始の直前に、共和国が宣戦布告を実施した。
そして、軍部に藍色の場合という作戦が通達される…
戦時大統領令第一号
共和国軍における陸海空三軍及びその他諸軍の精強なる共和国軍兵士に告げる。
我が国の外交における帝国との平和的交渉の時は終わりを迎えた。
陸海空及びその他諸軍の精強なる共和国兵士達に対して戦時大統領令において告げる、我が友邦たる王国は劣勢であるが故に、我が共和国の正当なる中央政権は我が国の各軍に対して王国の支援及び帝国の妥当とそれによる恒久的な諸島内部での平和を確立することを厳命する。
陸海空諸軍はその命令をしかと受け止め、勇猛果敢に戦い、帝国軍を打ち破ることをここに命ずる。
本作戦は藍色の場合と命名する。内容においては、本指令の期限内において、撤回されるまでの間は、王国軍の援助を最優先課題として設けることに決定された。
王国軍が実行する鉄環作戦は劣勢であることを否めない。
しかし、それを失敗させることは王国、ひいては我らが偉大なる共和国の崩壊を誘引しかねないが故に、藍色の場合においては敵戦力に対して陽動作戦を仕掛け、敵機甲師団を作戦区域より引き摺り出すことを厳命する。
勇猛なる我らが共和国軍兵士達よ、最後まで一兵たりとも降伏することなく、果敢に戦い、どれだけの血が流れ落ちようとも戦い続けよ、偉大なる共和国に万歳。
具体的な目標は帝国軍におけるオストランツ、レノグラードに駐屯する機甲師団より南方に対して攻撃をしかけ、両都市の部隊を南部の平地へと引き摺り出し、王国軍第一機械化軍団を中核とする鉄環作戦部隊主力の進軍せしむる地域より戦車部隊を誘い出しすことを命じる。
その日、王国の王立陸軍第一機械化軍団と共和国陸軍第一機甲軍が帝国軍の前線に張っていた歩兵部隊の防衛線を突破し、迅速に戦果を拡張しながら前進していた…本格的に総力戦の火蓋が切って落とされたのである…
その日、帝国軍参謀本部はとても驚いていた…中には発狂している参謀将校すらいる、まさか、共和国軍がここで参戦するのは予想外だったからだ。しかも、想定していたよりも装備も潤沢で、充足割れしている部隊が今の所交戦部隊の報告によるといない…
そして彼らは気づいた、起こしてはいけない化け物だと…1対1なら勝てるが、王国と同時に相手するのはきつい…しかも、明らかに共和国軍はスタードラ南方を前進…典型的な陽動をしているし、王国軍はちょっと後からスタードラへと一直線に突き進んでいる、普通に考えれば王国軍の対戦車戦闘能力は低いから優先順位は低くなる…のだが、敵は共和国からの供与品と思わしき戦車多数とあの対戦車戦闘能力向上型が多数集中運用が確認された。新砲塔型の集中配備も確認されている。強化型に関して言えば、今までは連隊あたり一個小隊とかだったのが、急にそれだけを使う集中配備型の中隊も出てきた…いちおう歩兵師団にも対戦車自走砲として突撃砲を配備しても、キツい…
流石にそれではこちらも貫通される可能性が出てくる…特に、新砲塔型では特に重装甲な突撃砲でも正面から成形炸薬弾で貫かれる可能性がある、とはいえ、いくら主攻勢がズレているとはいえ、共和国軍も無視できない…
しかし、あそこは辺境故に全てを迎撃するのは不可能…特に、現有戦力が平坦の限界にとても近いのである…
それを考えるなら、配置されている10個程度の機甲師団を中心とするが、そのうちの4個を総予備とすることを考えるのであれば…
動かせる機甲師団は6つである。6つの機甲師団をどの程度の割合で振り分けるかも大事だ…
王国の国力で最新鋭をそこら中に配備できるわけがない…
あれは主力であろう。虎の子とすらいえると考えられる。
であれば6個中の2個機甲師団を機械化師団複数の支援のもと、王国軍主力と思わしき部隊に差し向け、残りの4個を共和国軍侵攻部隊の前面に押し出す…脅威度の高い敵を先に叩く…戦術的には悪く無い…筈である…どこまで通じるかがわからない…共和国軍の戦力は未知数である…
となるとやれることは…
帝国軍参謀将校のパールス少将は戦況地図を睨みながら一つの考えを思いつく…
パールス(王国陸軍主力は西方から突進してくるのに対して共和国陸軍侵攻部隊は西南西から突進してきている…であれば、その中間地点に機甲戦力を展開し、包囲殲滅に持ち込むことができるのではないか?)
地図にするとこのような形(とてもざっくりした感じだと…)
▷ ◀︎
▷ ◀︎ ◀︎ ‘スタードラ’
▷ ◀︎
◻︎
▷▷
○ ▷ ▷▷
▷…共和国軍、王国軍部隊。◀︎…帝国軍部隊。◻︎パールスの考える中間点。パールスの考える包囲殲滅のための移動する方向。
パールスはこれでおそらく突破できるだろうと考えるが、足りないような気がする…兵力だが、今やれるのはこれが最善だろう。あとはこれを上官に伝えるだけだ…
パールス「参謀総長閣下、機甲師団を2つほど敵戦力の中間点に進出させ、そこから南方へと旋回、突破機動にて共和国軍主力を包囲殲滅するのは如何でしょうか?」
それを聞き、参謀総長…ルートシュト元帥は地図に覗き込むようにして見て思う…現有戦力で十分足りるか?そもそも、敵機甲戦力の数も質もわからない。もしも旋回して即座に中間点で反撃されたらこの作戦は御破算だ…しかし、彼らの前線を前進する速度を抑えるには賭けは必要だろう…彼は1分ほど悩んでから決断する…
ルートシュト「わかった、では、中間点まで機甲師団2つを前進させ、そこで南方へと旋回させよう…」
その指示を受けて第六十二機甲師団と第六十四機甲師団は直ちに突撃準備を始める…両師団合わせて合計四百両の戦車を擁するが故にできるだろうという判断であった…共和国参戦後の一度目の決戦の時は近い…
対する共和国軍も若干の心配があった。
彼らの主力であるシャーマン戦車は新型であった…しかし、それでも既に大量生産され、それが全機甲師団主力になっていたが…実戦経験がなく、なんともいえなかった。というよりも、旧式の王国に供与したグラント中戦車ですら実戦経験がなく心配された…
それでも彼らは前進するしかないのは理解していた…共和国と帝国の1v1で共和国が勝てるわけもなく、物量を用いた黒い波に呑み込まれるのは自明の理であった…
ここで王国軍との共同戦線を張り、帝国軍を倒すのは決定事項である…となると、王国王立陸軍第一機械化軍団の進撃を助ける必要がある…
共和国陸軍において最も高い機動力と打撃力を持つ第一遠征軍団は自分達が敵戦線の突破のための一番槍をしなくてはならないことを理解しているが故に狂気的なまでの精神力で突破作戦に挑むことになる…
そして、彼らは大統領令の発令に合わせて進撃することになる彼らの先頭を立つのは…M4中戦車の装甲改修型…装甲の分厚さを巡洋艦並みに増圧したジャンボ突破戦車を前方に配置し、側面にシャーマン戦車、中央部には主砲を換装して火力と射程を向上させたファイアフライ戦車やプリースト自走砲、対戦車砲搭載のハーフトラックが配置され、さらに後方にはプリースト自走砲と装甲車…機械化歩兵が配置され、敵陣を突破するためのパンツァー・カイルという凶悪な陣形が構築されていた…これはもちろん、彼らの先祖が書物で残した知識と演習結果を上手く融合させて復活させた、第二次世界大戦のドイツの装甲師団の戦術である…
ジャンボは砲塔正面の防楯配置場所は203mmに及ぶ装甲があり、それ以外でも砲塔正面は170mm、車体前面も152mm、砲塔側面152mm、車体側面130mmの重装甲で、時速38kmの速度を発揮し、土煙を巻き上げながら帝国軍陣地へと突進する…
それに対して帝国陸軍も手をこまねいて見ているだけなわけもなく…
「対戦車砲部隊‼︎タングステン芯弾装填‼︎一斉射‼︎」
一足早く準備ができた帝国陸軍の主力対戦車砲の一つである28mmゲルリッヒ砲が火を噴き、ジャンボの正面装甲を捉えるが…1000mでの貫通力は19mmしかなく、圧倒的に対戦車火力が不足しといた…というよりも、至近距離での対戦車戦闘を想定した砲兵器であり、100mでのは69mmの貫通力があるのだが…それでも足りないのは明白であった…
共和国陸軍はそれに対して…
「ジャンボ中隊榴弾装填‼︎目標、敵対戦車砲‼︎射撃開始‼︎」
「ファイアフライ中隊、成形炸薬弾装填、敵戦車部隊の出現に備えろ‼︎」
「自走砲部隊、榴弾装填、目標は敵防衛線‼︎」
多くの命令が飛び交い、ジャンボ部隊から発射された75mm榴弾は、28mmゲルリッヒ砲を次々と粉砕していく…
しかし、その犠牲は無駄ではなかった…それにより稼がれた時間により、42mmゲルリッヒ砲と…唯一ジャンボを貫通可能ともいえる、7.5cmゲルリッヒ砲が配置についた…1000mを切った距離での砲戦が開始される…500mという超至近距離での戦闘で…7.5cmゲルリッヒ砲の貫通力は171mmにも達し、二両ほどのジャンボがその砲撃を受けて、弾火薬庫までタングステン芯弾で貫徹され、砲塔が爆裂しながら遥か上方へと吹き飛ばされていく…
しかし、怯む事なく、戦車兵達はむしろエンジンの出力を限界まで目一杯上げて吶喊していく…中には安全装置を解除して走る車両もいる…そのまま、距離は400mまで詰められる…しかし、その頃には砲兵達は殆どが死んでいた…しかし、全員ではなかった。主力の座を退いた旧式対戦車砲部隊が残っていた…貫通力不足でドアノッカー砲や戦車ノック砲などという不名誉は呼ばれ方もされるようになり、Mk.2の正面装甲すら貫通できない、37mm対戦車砲である…
「徹甲弾装填、撃てぇ‼︎」
「やったか?」
しかし、敵戦車は綺麗な神経を維持している…
「ダメです、前進してきます」
「撃て、撃て、スクラップにしてやれ」
しかし、努力も虚しく止まらない
「何故だぁ⁉︎」
「止まらないぃ…」
「うぎゃぁ…」
彼らにジャンボやシャーマンの75mm砲弾やプリースト自走砲の105mm砲弾が襲いかかり、次々と対戦車砲が沈黙する…
…ギギィィィ…
そんな音とともに、ジャンボに履帯で踏み潰される37mm対戦車砲達もいた…そして、兵士も踏み潰され、圧縮され、原型を留めぬ肉の塊になりながら血を周辺に撒き散らす…
そのまま敵の4型戦車が10数両現れたが…
「目標、敵戦車、ファイアフライ戦車は高速徹甲弾装填、放てぇ‼︎」
「「了解、高速徹甲弾、射撃‼︎」」
直後に多数の砲声が響き渡り、敵戦車部隊が次々と撃破される…
そのまま、ハノマク装甲車から兵員が降ろされて、敵司令部に突入、オストランツ前面に展開していた敵機械化師団の防衛線を突破することに成功した…
そして、軍部に藍色の場合という作戦が通達される…
戦時大統領令第一号
共和国軍における陸海空三軍及びその他諸軍の精強なる共和国軍兵士に告げる。
我が国の外交における帝国との平和的交渉の時は終わりを迎えた。
陸海空及びその他諸軍の精強なる共和国兵士達に対して戦時大統領令において告げる、我が友邦たる王国は劣勢であるが故に、我が共和国の正当なる中央政権は我が国の各軍に対して王国の支援及び帝国の妥当とそれによる恒久的な諸島内部での平和を確立することを厳命する。
陸海空諸軍はその命令をしかと受け止め、勇猛果敢に戦い、帝国軍を打ち破ることをここに命ずる。
本作戦は藍色の場合と命名する。内容においては、本指令の期限内において、撤回されるまでの間は、王国軍の援助を最優先課題として設けることに決定された。
王国軍が実行する鉄環作戦は劣勢であることを否めない。
しかし、それを失敗させることは王国、ひいては我らが偉大なる共和国の崩壊を誘引しかねないが故に、藍色の場合においては敵戦力に対して陽動作戦を仕掛け、敵機甲師団を作戦区域より引き摺り出すことを厳命する。
勇猛なる我らが共和国軍兵士達よ、最後まで一兵たりとも降伏することなく、果敢に戦い、どれだけの血が流れ落ちようとも戦い続けよ、偉大なる共和国に万歳。
具体的な目標は帝国軍におけるオストランツ、レノグラードに駐屯する機甲師団より南方に対して攻撃をしかけ、両都市の部隊を南部の平地へと引き摺り出し、王国軍第一機械化軍団を中核とする鉄環作戦部隊主力の進軍せしむる地域より戦車部隊を誘い出しすことを命じる。
その日、王国の王立陸軍第一機械化軍団と共和国陸軍第一機甲軍が帝国軍の前線に張っていた歩兵部隊の防衛線を突破し、迅速に戦果を拡張しながら前進していた…本格的に総力戦の火蓋が切って落とされたのである…
その日、帝国軍参謀本部はとても驚いていた…中には発狂している参謀将校すらいる、まさか、共和国軍がここで参戦するのは予想外だったからだ。しかも、想定していたよりも装備も潤沢で、充足割れしている部隊が今の所交戦部隊の報告によるといない…
そして彼らは気づいた、起こしてはいけない化け物だと…1対1なら勝てるが、王国と同時に相手するのはきつい…しかも、明らかに共和国軍はスタードラ南方を前進…典型的な陽動をしているし、王国軍はちょっと後からスタードラへと一直線に突き進んでいる、普通に考えれば王国軍の対戦車戦闘能力は低いから優先順位は低くなる…のだが、敵は共和国からの供与品と思わしき戦車多数とあの対戦車戦闘能力向上型が多数集中運用が確認された。新砲塔型の集中配備も確認されている。強化型に関して言えば、今までは連隊あたり一個小隊とかだったのが、急にそれだけを使う集中配備型の中隊も出てきた…いちおう歩兵師団にも対戦車自走砲として突撃砲を配備しても、キツい…
流石にそれではこちらも貫通される可能性が出てくる…特に、新砲塔型では特に重装甲な突撃砲でも正面から成形炸薬弾で貫かれる可能性がある、とはいえ、いくら主攻勢がズレているとはいえ、共和国軍も無視できない…
しかし、あそこは辺境故に全てを迎撃するのは不可能…特に、現有戦力が平坦の限界にとても近いのである…
それを考えるなら、配置されている10個程度の機甲師団を中心とするが、そのうちの4個を総予備とすることを考えるのであれば…
動かせる機甲師団は6つである。6つの機甲師団をどの程度の割合で振り分けるかも大事だ…
王国の国力で最新鋭をそこら中に配備できるわけがない…
あれは主力であろう。虎の子とすらいえると考えられる。
であれば6個中の2個機甲師団を機械化師団複数の支援のもと、王国軍主力と思わしき部隊に差し向け、残りの4個を共和国軍侵攻部隊の前面に押し出す…脅威度の高い敵を先に叩く…戦術的には悪く無い…筈である…どこまで通じるかがわからない…共和国軍の戦力は未知数である…
となるとやれることは…
帝国軍参謀将校のパールス少将は戦況地図を睨みながら一つの考えを思いつく…
パールス(王国陸軍主力は西方から突進してくるのに対して共和国陸軍侵攻部隊は西南西から突進してきている…であれば、その中間地点に機甲戦力を展開し、包囲殲滅に持ち込むことができるのではないか?)
地図にするとこのような形(とてもざっくりした感じだと…)
▷ ◀︎
▷ ◀︎ ◀︎ ‘スタードラ’
▷ ◀︎
◻︎
▷▷
○ ▷ ▷▷
▷…共和国軍、王国軍部隊。◀︎…帝国軍部隊。◻︎パールスの考える中間点。パールスの考える包囲殲滅のための移動する方向。
パールスはこれでおそらく突破できるだろうと考えるが、足りないような気がする…兵力だが、今やれるのはこれが最善だろう。あとはこれを上官に伝えるだけだ…
パールス「参謀総長閣下、機甲師団を2つほど敵戦力の中間点に進出させ、そこから南方へと旋回、突破機動にて共和国軍主力を包囲殲滅するのは如何でしょうか?」
それを聞き、参謀総長…ルートシュト元帥は地図に覗き込むようにして見て思う…現有戦力で十分足りるか?そもそも、敵機甲戦力の数も質もわからない。もしも旋回して即座に中間点で反撃されたらこの作戦は御破算だ…しかし、彼らの前線を前進する速度を抑えるには賭けは必要だろう…彼は1分ほど悩んでから決断する…
ルートシュト「わかった、では、中間点まで機甲師団2つを前進させ、そこで南方へと旋回させよう…」
その指示を受けて第六十二機甲師団と第六十四機甲師団は直ちに突撃準備を始める…両師団合わせて合計四百両の戦車を擁するが故にできるだろうという判断であった…共和国参戦後の一度目の決戦の時は近い…
対する共和国軍も若干の心配があった。
彼らの主力であるシャーマン戦車は新型であった…しかし、それでも既に大量生産され、それが全機甲師団主力になっていたが…実戦経験がなく、なんともいえなかった。というよりも、旧式の王国に供与したグラント中戦車ですら実戦経験がなく心配された…
それでも彼らは前進するしかないのは理解していた…共和国と帝国の1v1で共和国が勝てるわけもなく、物量を用いた黒い波に呑み込まれるのは自明の理であった…
ここで王国軍との共同戦線を張り、帝国軍を倒すのは決定事項である…となると、王国王立陸軍第一機械化軍団の進撃を助ける必要がある…
共和国陸軍において最も高い機動力と打撃力を持つ第一遠征軍団は自分達が敵戦線の突破のための一番槍をしなくてはならないことを理解しているが故に狂気的なまでの精神力で突破作戦に挑むことになる…
そして、彼らは大統領令の発令に合わせて進撃することになる彼らの先頭を立つのは…M4中戦車の装甲改修型…装甲の分厚さを巡洋艦並みに増圧したジャンボ突破戦車を前方に配置し、側面にシャーマン戦車、中央部には主砲を換装して火力と射程を向上させたファイアフライ戦車やプリースト自走砲、対戦車砲搭載のハーフトラックが配置され、さらに後方にはプリースト自走砲と装甲車…機械化歩兵が配置され、敵陣を突破するためのパンツァー・カイルという凶悪な陣形が構築されていた…これはもちろん、彼らの先祖が書物で残した知識と演習結果を上手く融合させて復活させた、第二次世界大戦のドイツの装甲師団の戦術である…
ジャンボは砲塔正面の防楯配置場所は203mmに及ぶ装甲があり、それ以外でも砲塔正面は170mm、車体前面も152mm、砲塔側面152mm、車体側面130mmの重装甲で、時速38kmの速度を発揮し、土煙を巻き上げながら帝国軍陣地へと突進する…
それに対して帝国陸軍も手をこまねいて見ているだけなわけもなく…
「対戦車砲部隊‼︎タングステン芯弾装填‼︎一斉射‼︎」
一足早く準備ができた帝国陸軍の主力対戦車砲の一つである28mmゲルリッヒ砲が火を噴き、ジャンボの正面装甲を捉えるが…1000mでの貫通力は19mmしかなく、圧倒的に対戦車火力が不足しといた…というよりも、至近距離での対戦車戦闘を想定した砲兵器であり、100mでのは69mmの貫通力があるのだが…それでも足りないのは明白であった…
共和国陸軍はそれに対して…
「ジャンボ中隊榴弾装填‼︎目標、敵対戦車砲‼︎射撃開始‼︎」
「ファイアフライ中隊、成形炸薬弾装填、敵戦車部隊の出現に備えろ‼︎」
「自走砲部隊、榴弾装填、目標は敵防衛線‼︎」
多くの命令が飛び交い、ジャンボ部隊から発射された75mm榴弾は、28mmゲルリッヒ砲を次々と粉砕していく…
しかし、その犠牲は無駄ではなかった…それにより稼がれた時間により、42mmゲルリッヒ砲と…唯一ジャンボを貫通可能ともいえる、7.5cmゲルリッヒ砲が配置についた…1000mを切った距離での砲戦が開始される…500mという超至近距離での戦闘で…7.5cmゲルリッヒ砲の貫通力は171mmにも達し、二両ほどのジャンボがその砲撃を受けて、弾火薬庫までタングステン芯弾で貫徹され、砲塔が爆裂しながら遥か上方へと吹き飛ばされていく…
しかし、怯む事なく、戦車兵達はむしろエンジンの出力を限界まで目一杯上げて吶喊していく…中には安全装置を解除して走る車両もいる…そのまま、距離は400mまで詰められる…しかし、その頃には砲兵達は殆どが死んでいた…しかし、全員ではなかった。主力の座を退いた旧式対戦車砲部隊が残っていた…貫通力不足でドアノッカー砲や戦車ノック砲などという不名誉は呼ばれ方もされるようになり、Mk.2の正面装甲すら貫通できない、37mm対戦車砲である…
「徹甲弾装填、撃てぇ‼︎」
「やったか?」
しかし、敵戦車は綺麗な神経を維持している…
「ダメです、前進してきます」
「撃て、撃て、スクラップにしてやれ」
しかし、努力も虚しく止まらない
「何故だぁ⁉︎」
「止まらないぃ…」
「うぎゃぁ…」
彼らにジャンボやシャーマンの75mm砲弾やプリースト自走砲の105mm砲弾が襲いかかり、次々と対戦車砲が沈黙する…
…ギギィィィ…
そんな音とともに、ジャンボに履帯で踏み潰される37mm対戦車砲達もいた…そして、兵士も踏み潰され、圧縮され、原型を留めぬ肉の塊になりながら血を周辺に撒き散らす…
そのまま敵の4型戦車が10数両現れたが…
「目標、敵戦車、ファイアフライ戦車は高速徹甲弾装填、放てぇ‼︎」
「「了解、高速徹甲弾、射撃‼︎」」
直後に多数の砲声が響き渡り、敵戦車部隊が次々と撃破される…
そのまま、ハノマク装甲車から兵員が降ろされて、敵司令部に突入、オストランツ前面に展開していた敵機械化師団の防衛線を突破することに成功した…
- 1.プロローグ。この世界の共和国視点。
- 2.プロローグ。この世界の共和国視点。
- 3.技術力についての設定集
- 4.第一話。偽りの平和と暗い参謀本部
- 5.共和国海軍艦艇主力艦設定
- 6.第二話。宣戦布告なき戦争
- 7.第三話。第一次オラクル・ウェイ海戦…そして、第一回、この小説の設定に理解を深めてもらうコーナー、この世界の歪な発展編
- 8.第四話、第一次アストリア沖海戦前編…そして、第二回、この小説の設定に理解を深めてもらうコーナー、この世界の艦種の定義と地球での艦種定義の差、軍艦の戦闘時の用語について
- 9.第五話…第一次アストリア沖海戦後半…
- 10.第六話、船団到着
- 11.第七話。中央島戦線、開戦の時
- 12.第八話、開戦と藍色の鉄環
- 13.第九話、レノグラード攻防戦①。王国軍第一機械化軍団
- 14.各国の陸戦兵器設定集①
- 15.第十話、レノグラード攻防戦③ 包囲
- 16.第十一話。レノグラード攻防戦④ 自壊する攻撃part1
- 17.第十二話。レノグラード攻防戦⑤。自壊する攻撃Part2。巨人達の最初の激闘
- 18.第十三話、レノグラード攻防戦⑥。自壊する攻撃Part3。血みどろの決戦、ママイ会戦、帝国軍の崩壊の始まり
- 19.自壊する攻撃第十四話。レノグラード攻防戦⑦。自壊する攻撃Part④戦場の女神と小さな花形
- 20.各国師団編成紹介
- 21.15話。レノグラード攻防戦⑧。自壊する攻撃Part⑤。ママイ平地攻勢の挫折‥航空戦編
- 22.第十六話。レノグラード攻防戦⑨。自壊する攻撃Part⑥。ママイ平地攻勢の挫折…戦線中央崩壊
- 23.第十七話。レノグラード追撃戦①。継続連続攻勢の悪夢Part1。追撃の始まり。
- 24.第十八話。レノグラード追撃戦②。連続攻勢の悪夢part2。逆転の発想。
- 25.第十九話。レノグラード追撃戦の悪夢③。後手からの一撃①。天才の一手。
- 26.第二十話。レノグラード追撃戦④。後手からの一撃②。寄せ集めの決戦Part1。止まる快進撃
- 27.第二十一話。レノグラード追撃戦⑤。後手からの一撃。寄せ集めの決戦②。壊滅する精鋭達
- 28.第二十二話。停滞期。