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105mmの成形炸薬弾が比較的長砲身な105mm榴弾砲から煙と共に飛び立ち、それが虎という重戦車に突き刺さり、虎の放った88mm弾を昼飯の角度を取ったジャンボが受け止め、間を縫うようにしてファイアフライの76mmタングステン芯弾が虎の正面に突き刺さり、砲身を支える歯車が狂い、虎の砲身が次々と自重に耐えきれずに垂れ下がる…
群司令「よもやここまでとは…これ以上は耐えきれない…我が群所属の戦車部隊には順次撤退を命じる。」
各車「了解であります。」
いつもの機械的な声が届くが、いつもより声が沈んでいた…
仕方ないであろう。新型戦車に乗っての初陣で、所属戦車の半数を失ったのだから…
撤退支援のために急遽派遣された第四独立装甲連隊の三型戦車50両が悲壮感ある覚悟の元に殿の任を引き受ける。彼らは散開しながら砲身を前に向け、前進を続ける。三型戦車の乗組員達は理解していた。自分達が決死隊だと言うことも。
多数の旗が上がる。緑の布地に盾と槍と骸が描かれ、4の数字が刻まれた、青い星の絵が描かれた第四独立装甲連隊の連隊旗を翻しながら戦車が土埃を巻き上げて前進する様は圧感の一言である。
しかし、それも敵の大規模戦車部隊を前にすると、勝ち目がないように感じられる。共和国のシャーマン50量と、新型の高火力型四十両ほどと、四両の敵重装甲型が迫ってくる。重装甲型を正面に立て、後方からファイアフライがタングステン芯弾で圧倒的な貫通力により、弾薬庫に穴を開けてくる。さらに、両翼からシャーマンが蓋をするかのように展開し、第四独立装甲連隊は四両ずつに別れ、遅滞戦闘の隊形を取り、丘や草むらや近くの木を使い、即席の隠蔽をして、射撃してから撤退を繰り返す。対する共和国は、帝国戦車が隠れていそうな場所に対して榴弾砲による成形炸薬弾での支援射撃をしてから重装甲型を前進させ、一つずつ、隠蔽できる場所をしらみ潰しにしていく。まるで、モグラ叩きのようにキリのない戦闘だが、共和国は重装甲故に損害皆無で、遅滞戦闘を展開するも、圧倒的な質と支援の差により戦力をすり減らす第四独立装甲連隊の各車。しかし、やっと連絡が入る。
『こちら、第501重戦車群、撤退は完了した。第四独立装甲連隊は直ちに撤退せよ。』
その連絡に対して、第四独立装甲連隊が応答する。
『こちら第四独立装甲連隊、了解した。これより撤退戦を開始します。』
ここから、地獄のドン軍集団撤退戦が開始される…
そして、奇跡と称される王国軍の第一機械化軍団の[下線]「[大文字]ドン方面猛突進[/大文字]」[/下線]が始まることとなる
群司令「よもやここまでとは…これ以上は耐えきれない…我が群所属の戦車部隊には順次撤退を命じる。」
各車「了解であります。」
いつもの機械的な声が届くが、いつもより声が沈んでいた…
仕方ないであろう。新型戦車に乗っての初陣で、所属戦車の半数を失ったのだから…
撤退支援のために急遽派遣された第四独立装甲連隊の三型戦車50両が悲壮感ある覚悟の元に殿の任を引き受ける。彼らは散開しながら砲身を前に向け、前進を続ける。三型戦車の乗組員達は理解していた。自分達が決死隊だと言うことも。
多数の旗が上がる。緑の布地に盾と槍と骸が描かれ、4の数字が刻まれた、青い星の絵が描かれた第四独立装甲連隊の連隊旗を翻しながら戦車が土埃を巻き上げて前進する様は圧感の一言である。
しかし、それも敵の大規模戦車部隊を前にすると、勝ち目がないように感じられる。共和国のシャーマン50量と、新型の高火力型四十両ほどと、四両の敵重装甲型が迫ってくる。重装甲型を正面に立て、後方からファイアフライがタングステン芯弾で圧倒的な貫通力により、弾薬庫に穴を開けてくる。さらに、両翼からシャーマンが蓋をするかのように展開し、第四独立装甲連隊は四両ずつに別れ、遅滞戦闘の隊形を取り、丘や草むらや近くの木を使い、即席の隠蔽をして、射撃してから撤退を繰り返す。対する共和国は、帝国戦車が隠れていそうな場所に対して榴弾砲による成形炸薬弾での支援射撃をしてから重装甲型を前進させ、一つずつ、隠蔽できる場所をしらみ潰しにしていく。まるで、モグラ叩きのようにキリのない戦闘だが、共和国は重装甲故に損害皆無で、遅滞戦闘を展開するも、圧倒的な質と支援の差により戦力をすり減らす第四独立装甲連隊の各車。しかし、やっと連絡が入る。
『こちら、第501重戦車群、撤退は完了した。第四独立装甲連隊は直ちに撤退せよ。』
その連絡に対して、第四独立装甲連隊が応答する。
『こちら第四独立装甲連隊、了解した。これより撤退戦を開始します。』
ここから、地獄のドン軍集団撤退戦が開始される…
そして、奇跡と称される王国軍の第一機械化軍団の[下線]「[大文字]ドン方面猛突進[/大文字]」[/下線]が始まることとなる
- 1.プロローグ。この世界の共和国視点。
- 2.プロローグ。この世界の共和国視点。
- 3.技術力についての設定集
- 4.第一話。偽りの平和と暗い参謀本部
- 5.共和国海軍艦艇主力艦設定
- 6.第二話。宣戦布告なき戦争
- 7.第三話。第一次オラクル・ウェイ海戦…そして、第一回、この小説の設定に理解を深めてもらうコーナー、この世界の歪な発展編
- 8.第四話、第一次アストリア沖海戦前編…そして、第二回、この小説の設定に理解を深めてもらうコーナー、この世界の艦種の定義と地球での艦種定義の差、軍艦の戦闘時の用語について
- 9.第五話…第一次アストリア沖海戦後半…
- 10.第六話、船団到着
- 11.第七話。中央島戦線、開戦の時
- 12.第八話、開戦と藍色の鉄環
- 13.第九話、レノグラード攻防戦①。王国軍第一機械化軍団
- 14.各国の陸戦兵器設定集①
- 15.第十話、レノグラード攻防戦③ 包囲
- 16.第十一話。レノグラード攻防戦④ 自壊する攻撃part1
- 17.第十二話。レノグラード攻防戦⑤。自壊する攻撃Part2。巨人達の最初の激闘
- 18.第十三話、レノグラード攻防戦⑥。自壊する攻撃Part3。血みどろの決戦、ママイ会戦、帝国軍の崩壊の始まり
- 19.自壊する攻撃第十四話。レノグラード攻防戦⑦。自壊する攻撃Part④戦場の女神と小さな花形
- 20.各国師団編成紹介
- 21.15話。レノグラード攻防戦⑧。自壊する攻撃Part⑤。ママイ平地攻勢の挫折‥航空戦編
- 22.第十六話。レノグラード攻防戦⑨。自壊する攻撃Part⑥。ママイ平地攻勢の挫折…戦線中央崩壊
- 23.第十七話。レノグラード追撃戦①。継続連続攻勢の悪夢Part1。追撃の始まり。
- 24.第十八話。レノグラード追撃戦②。連続攻勢の悪夢part2。逆転の発想。
- 25.第十九話。レノグラード追撃戦の悪夢③。後手からの一撃①。天才の一手。
- 26.第二十話。レノグラード追撃戦④。後手からの一撃②。寄せ集めの決戦Part1。止まる快進撃
- 27.第二十一話。レノグラード追撃戦⑤。後手からの一撃。寄せ集めの決戦②。壊滅する精鋭達
- 28.第二十二話。停滞期。
- 29.第二十三話。停滞期Part2。
- 30.第二十四話。動き出す状況。
- 31.二十五話。ドン軍集団大反抗Part1。動き出す状況
- 32.第二十六話。ドン軍集団大反抗Part2。虎の始動。
- 33.第二十七話。ドン軍集団の大反抗part3。ドン戦車戦①
- 34.第二十八話。ドン軍集団の大反抗Part4。ドン戦車戦②。
- 35.第二十九話。ドン軍集団の大反抗。ドン戦車戦Part③,
- 36.第30話、ドン軍集団撤退戦Part1。