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異世界共和国戦記

#34

第二十八話。ドン軍集団の大反抗Part4。ドン戦車戦②。

 ドン軍集団は新型の虎と呼ばれる重戦車を前面に押し出し、攻勢に転じていた…確かに、通常部隊の戦車は有数が定数を大きく割り込んでいるが、旧式とはいえ、攻勢作戦の最中に戦車の補充がある予定であることから、問題ないとされているが、初期が肝心だった。どれだけ多くの敵を撃破できるのかが…
 そんな中、圧倒的な質を誇ると思われていた虎と言う重戦車も損害を出し始めていた。ジャンボとファイアフライという2種類の戦車が原因だ。
 拮抗するであろう戦いが幕を開けた。
 共和国陸軍第一遠征軍団はジャンボという、装甲が厚い部分では200mmにも及ぶ重装甲戦車を盾にし、火力最強を誇るファイアフライをジャンボより後方の草むらに隠して射撃させていた。
 流石の虎であっても、ジャンボを正面から倒すのは至難の業だ。正面は薄くとも170mmに及ぶ装甲があり、簡単には貫通できない。
 しかし、ジャンボの主砲は現地改造型でもなければ38口径砲なため、貫通力は低く、ファイアフライは装甲が通常型シャーマンと同じなので、一撃でも喰らえば撃破されてしまう。
 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 第一ss装甲軍団に臨時配置される第501重戦車群は早くも損害を出していた…
 虎は52両の部隊であったが、初手を取られ、4両を戦列から失った。
 対するファイアフライは草むらが敵の榴弾と機関銃により消滅、52両のファイアフライが無防備となった。そこに、時速38kmで突っ走る姿が8つ…ジャンボ重戦車が間に入り、ファイアフライへと向かっていた88mmの鉄甲弾が全て防がれる…
群司令「ちっ、新手がまた来やがった。こいつは主砲を受け止めるのか…厄介だな。」
 そう言いながら彼は指で頬をつねる。
群司令「しかし、あちらさんは数が少ないらしい。1個中隊を回り込ませろ。」
 その言葉と共に、十六両の虎が側面を取るべく走り出す。
 しかし、走り込む所に、どこからともなく、大口径砲弾が降り注ぐ。それにより一両が火を吹き上げ、一両が爆発、一両は履帯を損傷する。
群司令「くそ、榴弾砲の砲撃支援かよ。早く敵戦車部隊を撃破して砲兵陣地を攻撃しないと、ジリ貧だぞ‼︎」
 群司令の声が届いたのかはわからないが、応戦するぞと言わんばかりに105mm榴弾が一両に直撃する。
14号車『榴弾だと⁉︎舐めやがって』
通常は対戦車攻撃では貫通力重視の徹甲弾を使う。爆発するのは対歩兵の榴弾が多いが、彼らは例外を忘れていた。
9号車「18号車被弾、通信途絶‼︎応答しません‼︎」
 そして、18号車は黒煙を噴き上げる。それを見て群司令は絶望的なことを察してしまう。
群司令「違う‼︎あれは榴弾ではない…成形炸薬弾だ‼︎」
群全体に恐怖が電波する。成形炸薬弾は、距離で貫通力が変わらない。つまり、重装甲を誇る虎が1発で抜かれたなら、帝国の全ての戦車が撃破可能だ。そして、この場にいる虎も当たればワンパンされる。最早、105mm榴弾砲は遠距離なら無力たった過去とは違うと示されてしまった…
 群全体が悲壮感漂う雰囲気になりつつあったが、彼らはまだ諦めない。
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作者メッセージ

次の話で決着ですかね。長いなぁ。

2026/05/07 19:04

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