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異世界のガリア遠征記録

#3

第三話。リジュール防衛戦Part2

 リジュールへの防衛線にはガリア国境警備隊の2万が配置され、バリスタや投石器に取付き、山城や水城を盾にしていた。
 そこにツァツイ辺境伯率いる20万の中東欧連合軍が正面から進軍する…
 と思われたが、一部の重装歩兵を残して残りは二つに分裂し、南北の山城を正面攻撃する。
…ツァツイ辺境伯は、一箇所での決戦では部が悪いと考えたため、三箇所での攻撃により、攻撃幅を広くして兵力的優位を正面に押し出して押し切る戦術を選んだ。戦略的にも、迂回するのがベストだが、迂回できるだけの兵站網がないためこうした形だ…
 一撃で決めなければ、中東奥連合軍20万は主力の中でも精鋭の6万以外は撤退させなくてはなら、戦争継続は不可能となる…
 これは最初の決戦だ。

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 ジル男爵はわかっていた。確実に敗北する。彼の部下であるガリア王国国境警備隊東部方面第一警備隊の2万人は全滅するであろう。東部方面第二警備隊には住民を避難させるようにという命令を出させた。東部第三警備隊にはリジュールより後方のアルケリア山地に防衛陣地を張らせており、東部第二警備隊の撤退援護をする予定だ。東部方面隊の主力である東部第一警備隊は2万人人いるが、第二と第三はそれぞれ1万2000で、戦力としてはあまり期待できない。中東欧連合軍が補給に苦しむようにゲリラ戦を挑むことも考えたが、それができるほど下がればリジュールの住民が犠牲になる。
 国軍が敵を打ち倒せることを信じて足止めするしかないであろう。
 攻撃側3倍の法則というのがあり、攻撃側が3倍の戦力なら50%の確率で攻撃成功すると数値で証明されているが、それを上回る、10倍の敵を止めなくてはならない。それだけではなく、敵は重装騎兵と重装歩兵。火力と防御力は段違いに敵軍側が上である。
 戦力差は10倍では済まないだろう。14倍はあるかもしれない。
 だからこそ、山城と水城で防衛線を張ったが、それでも、成功するとは思えない。
 どうするべきだろうか。奴隷やホームレスから募り、急いで増強要員を800ほど揃えたが、軽装歩兵でしかないし、意味はないだろう。
 これで戦うしかない。
 
 「[太字][大文字]ぶおぉぉぉぉおん[/大文字][/太字]」
 大きな角笛の音が響く。賽は投げられた。一人でも多くの住民が逃げていることを祈り、各員は祈りを捧げてから各々の武器を握る。
 突き刺すための長い長槍、投げるための軽量の短槍、敵を斬る鋭い剣、敵との取っ組み合いなどで使う短剣、そして、敵を遠くから狙い撃つ弓…
 城には大型バリスタも配置した。あとは神に祈り、死力を尽くして戦うのみである。
 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 
ツァツイ辺境伯「全軍前進。圧倒的な数で正面突破しろ。重装騎兵は待機。軽装騎兵が現れたらそこに突進し、敵騎兵を撃滅せよ。重装歩兵は敵の軽装歩兵部隊を押し切れ‼︎突撃‼︎走れ‼︎」
 それを聞き、20万の連合軍が突撃を開始する。
 「ハイル・ライヒ‼︎ハイル・カイザー‼︎」
 各々の叫び声が聞こえる。
 剣で斬り合う音が聞こえてくる…
 辺境伯は地図を見ている。
伝来「閣下、北部部隊から連絡です‼︎敵騎兵100と歩兵800が山城より現れました‼︎平地まで入ってきております‼︎」
辺境伯は冷静に言う。
ツァツイ辺境伯「敵の主力だな。ここは待機させていた重装騎兵22500と重装歩兵1000を抽出して叩かせよう。放っておいたら厄介だ。直ぐに打撃を加えさせろ。」
火力幕僚「予備騎兵隊でも最精鋭のフセイフン軽装騎兵隊を派遣させます。」
伝来「了解であります。」
 走る音が聞こえる。草が踏まれて折れる悲鳴が聞こえる。まるで、戦場で散っていく兵士達の絶叫を代わりに伝えていくかのように…

フセイフン「了解だ。全騎兵、我に続け。おい、増強部隊‼︎訓練もお前らはまともにできなかったろうが、撤退とかするんじゃねえぞ‼︎」
タラン「わかってますよ。私だって訓練こそできてなくとも、愛国心くらいはありますよ。死守してみせますよ、この故郷を。」
フセイフン「頑張れよ、新人達全軍突撃‼︎この戦いで敵と戦って散って、住民が避難するまで我らがリジュールを守り抜くぞ‼︎勝つか二階級特進かの2択だぞ‼︎喜べ‼︎」
軽騎兵達「「「「「[太字][大文字]おおぉーーーー‼︎王国万歳‼︎王国ばんざあぁぁぁい‼︎[/大文字][/太字]
 騎兵達は馬に駆けさせる。矢のように早く進んで征く軽装騎兵達1000と増強要員の軽装歩兵800…
 意外かもしれないが、これは全力で騎兵を突進させたわけではない。理由はもちろんある。まず、国境警備隊は騎兵の割合が比較的多いのだ。伝来や、違法入国者の追跡などの任務もあるから仕方ないことではある。また、郵便の任務も請け負うこともあるから需要は一定数ある。残りは1000が南方から攻撃していて、本部に1500、後方に500そして、事前に開戦前に騎兵1000と歩兵4000が撤退している。
 開戦前は国境警備隊の東部方面警備隊の東部第一警備隊は2万5000人いたのだ。しかし、全滅することは王都から見ても明らかであったから、殲滅された後に再建する基盤を残すために撤退していたのだ。軍は部隊は再建は難しい。指揮系統の構築からする必要があるし、訓練も教官は不足する。だが、もしも部隊単位で生き残りがいれば、指揮系統はそれを流用すればいいし、その部隊に訓練も補助をさせれば多少は訓練も楽になる。だからこその処置である。
フセイフン「そろそろ会敵して可笑しくないんだが…」
前哨騎兵「敵発見。重装騎兵‼︎数は2000以上‼︎また、さらに奥にタイレン騎兵将のリジュール南方騎兵隊1000を確認‼︎挟撃できます‼︎また、予定通り、タラン臨時歩兵将率いる800も敵の側面に展開する重装歩兵1000と敵重装騎兵の間隙に突っ込んでいます‼︎」
フセイフン「わかった。全軍交戦開始‼︎突撃‼︎2騎1組のペアで挑め。一対一に持ち込ませるな。この広さで敵は大部隊を展開している。同時に全員くるわけではない。確実に各個撃破せよ‼︎」
 フセイフンは馬の側面に用意していたジャベリン(投擲用の短槍)を一本投げてかららランスを手にして敵騎兵に突っ込む。前傾姿勢に少しなりそうな形で進み、一人の敵騎兵を突き刺す。
フセイフン「意外と弱いな。まさか、長距離の走行でバテているのか?」
 フセイフンはまた1人突き刺しながら呟いていた…
 実はフセイフンの予想は正しい。連合軍は長距離を重い甲冑を着て走っていた。そのため、熱中症も少なくないし、多数の重装騎兵が疲弊していた…
 重装歩兵も同じだった。多数が疲弊していたので、急増の軽装歩兵相手に連合軍は甚大な被害を出しつつあった。しかし、他勢に無勢…やはり、タランの急増歩兵800は戦力が擦り減らされつつあった。元住民から追加300の徴収があり、順次戦力として送られているが焼石に水だろう。
フセイフン「軽装騎兵でも意外と戦えるもんだな。まあ、敵は2000…そろそろ潮時だな。下がれ‼︎」
 フセイフン隊とタラン隊は戦力の補充を受けるべく撤退していく…
 結果、1日目と二日目はやや連合軍有利で進む…
 さらに、東部第二警備隊と第三警備隊

作者メッセージ

 私としては初めての中世みたいな小説…難しいですね…

2026/04/04 10:03

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暴力表現戦争中世

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