絶対距離感バグってる!!sub story 〜この世界は〔創作物〕である。〜
君は“フィクション”…すなわち、〔創作物〕の世界に入りたいと思ったことはないだろうか。
例をあげると「ファンタジー世界の魔法を使ってみたい」や「異世界物のスキルを作ってみたい」などだ
だが、もしこの世界が〔創作物〕だったら君はどう思うだろう。現実では不可能なこと、例えば空を飛んだり、火を吹いたりしたいなど思うかもしれない、また、今までの努力が作られた物だと知り絶望するかもしれない。感じ方は人それぞれである。
この話は文字通り“フィクション”だ。ある日、この世界が〔創作物〕と気づいた少年の短い物語だ。
[水平線]
……中学生の時まではまだ何も“違和感”などは全くなかった。だが、高校に入り生活していく中で、その“違和感”は徐々に大きくなって行った。僕はその正体を突き止めるため、「日々の些細な不自然さ」を集め、そして最終的に一つの結論と辿り着いた。
この世界は、〔創作物〕なのだ。
「なんだ、年頃か」や「厨二病かよ」とか思うだろう。だが断言できるのだ、この世界が〔創作物〕だと。
君も一緒に探してみればわかる、君の世界と僕の世界との決定的な「間違い探し」を。
[水平線]
まずは、「舞台装置」として最もわかりやすい、学校を見てみよう。
まず、屋上だ
僕らの学校の屋上には何もなくひらけており、端には転落防止用の緑色のフェンスがある。そして屋上を出入り口の上には貯水タンクがある。そして生徒が自由に出入りをして、お昼ご飯などを食べている。
じゃあ、僕の世界を踏まえて君の世界の屋上を見てみよう。
屋上には基本、関係者以外立ち入り禁止で封鎖されている。
それに、屋上に出たところで室外機などに埋め尽くされていて全然スペースがないはずだ。そもそも、緑のフェンスなんてドラマのセット以外では見かけないだろう。
他にも校内には、外の廊下にある購買や、やけに広く生徒会長や生徒会役員だけがいつも居るような生徒会室など、現実では滅多のない「物語の背景」が整っている。
[水平線]
今度は町中だ。町中と言ってもそこまで発展していない感じで、青い猫型ロボットと黄色い服を着た眼鏡の男の子が住んでいる町を想像してもらえればわかりやすい。歩道と車道の区切りはなく、通勤時間でも車やバイクは滅多に通っていない。
そして、よく少女漫画などで主人公の女子と転校してきた男子がぶつかる様な塀でできたカーブミラーのない角がある。君の住んでいる町では、あんな「出会いのため装置」と言っても過言ではない角が都合よく用意されているだろうか?
[水平線]
なに?まだ確信づけることがないって? まぁ…そうかも知れない。けどもう一つ言えることがある、多分、ここは「恋愛」系の何かの〔創作物〕だと。
理由はしっかりとはして無いが、主人公と思われるなぜか生徒会役員に入っている特にこれと言って個性のない普通の男子生徒と何もかも完璧な生徒会長をしている美少女が付き合っており、いつも一緒にいて生徒会長がいつもその彼にだけデレデレしている。
現実的に考えてみろ、実際にそんな事は起こりやしない。「夢が無い」とか「もしかしたら可能性はあるかもしれない」なんて言われるかもだが僕は「主人公補正」以外の理由が見当たらない。
[水平線]
ここまで散々、この世界は〔創作物〕だなど何など言って来たが僕やこの世界の人にとってはこの世界が現実であり、この世界が〔創作物〕だったとしても今までの努力や出来事も僕らにとっては本物だ。
別に僕はこの世界を、日常を嫌いでも好きでもない。
だが、もし君が自分の住んでいる世界が嫌いなのなら、他の世界に行きたいや、死にたいなんて思わずに、君の世界での楽しさを見出して生きてほしいと思う。
僕の生きる世界でも君の世界でも一人に一つだけ与えられた人生という事は変わらない。永遠の命もコンティニューも無い。
だから、今ある楽しさを見出していき生きて行きたいし、君には見つけて生きて行ってほしい。これはただのエゴだ。
世の中どうせ理不尽だらけですぐ社会の波に揉まれる。そんな時は逃げていい。逃げて良いけど、必ず戻ってくる。それが大切だ。全てをすぐに終わりにさせるより、落ち着いて一つ一つ対処すれば何とかなる。まぁ、そんなところだ。
[水平線]
そういえば自己紹介がまだだったね。僕の名前は[漢字]宮近 隼人[/漢字][ふりがな]みやちか はやと[/ふりがな]って名前だ。さて、君の名前は…?
(終)
例をあげると「ファンタジー世界の魔法を使ってみたい」や「異世界物のスキルを作ってみたい」などだ
だが、もしこの世界が〔創作物〕だったら君はどう思うだろう。現実では不可能なこと、例えば空を飛んだり、火を吹いたりしたいなど思うかもしれない、また、今までの努力が作られた物だと知り絶望するかもしれない。感じ方は人それぞれである。
この話は文字通り“フィクション”だ。ある日、この世界が〔創作物〕と気づいた少年の短い物語だ。
[水平線]
……中学生の時まではまだ何も“違和感”などは全くなかった。だが、高校に入り生活していく中で、その“違和感”は徐々に大きくなって行った。僕はその正体を突き止めるため、「日々の些細な不自然さ」を集め、そして最終的に一つの結論と辿り着いた。
この世界は、〔創作物〕なのだ。
「なんだ、年頃か」や「厨二病かよ」とか思うだろう。だが断言できるのだ、この世界が〔創作物〕だと。
君も一緒に探してみればわかる、君の世界と僕の世界との決定的な「間違い探し」を。
[水平線]
まずは、「舞台装置」として最もわかりやすい、学校を見てみよう。
まず、屋上だ
僕らの学校の屋上には何もなくひらけており、端には転落防止用の緑色のフェンスがある。そして屋上を出入り口の上には貯水タンクがある。そして生徒が自由に出入りをして、お昼ご飯などを食べている。
じゃあ、僕の世界を踏まえて君の世界の屋上を見てみよう。
屋上には基本、関係者以外立ち入り禁止で封鎖されている。
それに、屋上に出たところで室外機などに埋め尽くされていて全然スペースがないはずだ。そもそも、緑のフェンスなんてドラマのセット以外では見かけないだろう。
他にも校内には、外の廊下にある購買や、やけに広く生徒会長や生徒会役員だけがいつも居るような生徒会室など、現実では滅多のない「物語の背景」が整っている。
[水平線]
今度は町中だ。町中と言ってもそこまで発展していない感じで、青い猫型ロボットと黄色い服を着た眼鏡の男の子が住んでいる町を想像してもらえればわかりやすい。歩道と車道の区切りはなく、通勤時間でも車やバイクは滅多に通っていない。
そして、よく少女漫画などで主人公の女子と転校してきた男子がぶつかる様な塀でできたカーブミラーのない角がある。君の住んでいる町では、あんな「出会いのため装置」と言っても過言ではない角が都合よく用意されているだろうか?
[水平線]
なに?まだ確信づけることがないって? まぁ…そうかも知れない。けどもう一つ言えることがある、多分、ここは「恋愛」系の何かの〔創作物〕だと。
理由はしっかりとはして無いが、主人公と思われるなぜか生徒会役員に入っている特にこれと言って個性のない普通の男子生徒と何もかも完璧な生徒会長をしている美少女が付き合っており、いつも一緒にいて生徒会長がいつもその彼にだけデレデレしている。
現実的に考えてみろ、実際にそんな事は起こりやしない。「夢が無い」とか「もしかしたら可能性はあるかもしれない」なんて言われるかもだが僕は「主人公補正」以外の理由が見当たらない。
[水平線]
ここまで散々、この世界は〔創作物〕だなど何など言って来たが僕やこの世界の人にとってはこの世界が現実であり、この世界が〔創作物〕だったとしても今までの努力や出来事も僕らにとっては本物だ。
別に僕はこの世界を、日常を嫌いでも好きでもない。
だが、もし君が自分の住んでいる世界が嫌いなのなら、他の世界に行きたいや、死にたいなんて思わずに、君の世界での楽しさを見出して生きてほしいと思う。
僕の生きる世界でも君の世界でも一人に一つだけ与えられた人生という事は変わらない。永遠の命もコンティニューも無い。
だから、今ある楽しさを見出していき生きて行きたいし、君には見つけて生きて行ってほしい。これはただのエゴだ。
世の中どうせ理不尽だらけですぐ社会の波に揉まれる。そんな時は逃げていい。逃げて良いけど、必ず戻ってくる。それが大切だ。全てをすぐに終わりにさせるより、落ち着いて一つ一つ対処すれば何とかなる。まぁ、そんなところだ。
[水平線]
そういえば自己紹介がまだだったね。僕の名前は[漢字]宮近 隼人[/漢字][ふりがな]みやちか はやと[/ふりがな]って名前だ。さて、君の名前は…?
(終)
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